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汗をかいたらドライシャンプー? 夏の頭皮を清潔に保つ正しい使い方と注意点

夏の外出後に髪のべたつきを気にする日本人男女
暑い季節は、通勤や買い物で少し外を歩いただけでも頭皮が汗ばみます。「すぐにシャワーを浴びられない」「髪のべたつきやニオイを一時的に整えたい」というときに便利なのがドライシャンプーです。
一方で、ドライシャンプーだけで頭皮を洗ったつもりになったり、何度も重ねて使ったりすると、粉末や皮脂が残って不快感につながることがあります。夏の頭皮を健やかに保つため、役割と正しい使い方を確認しましょう。

ドライシャンプーは「洗髪の代わり」ではない

ドライシャンプーは、水を使わずに髪や頭皮の余分な皮脂を吸着し、べたつきを目立ちにくくするアイテムです。スプレー、ミスト、シート、パウダーなどさまざまなタイプがあります。
ただし、通常のシャンプーのように皮脂、汗、古い角質、整髪料などを水で洗い流すものではありません。米国皮膚科学会も、ドライシャンプーは皮脂を吸収するものであり、通常のシャンプーと水による洗浄の代わりにはならないと案内しています。
外出先や運動後の応急ケアとして取り入れ、帰宅後は無理のない範囲で通常の洗髪を行う、という使い分けが基本です。

洗面所でドライシャンプーを使用する日本人女性

夏のドライシャンプーを上手に使うポイント

■その1:汗が多いときは先に押さえる
頭皮や髪が汗で濡れたまま大量にスプレーすると、製品が均一になじまず、粉っぽさやべたつきが残ることがあります。まず清潔なタオルやハンカチで、こすらず軽く押さえるように汗を取ります。

■その2:必要な場所へ少量ずつ使う
前髪の生え際、分け目、襟足など、べたつきが気になる部分を中心に使いましょう。一度に多く使うと髪が乾燥して硬くなったり、頭皮に刺激を感じたりすることがあります。製品に記載された距離や使用量を守ることが大切です。

■その3:なじませてから余分な粉を落とす
使用後は説明書に記載された時間を置き、指の腹でやさしくなじませます。その後、ブラシやくしを使える製品では、余分な粉を落として髪を整えます。爪を立てて頭皮を強くこすらないようにしましょう。

■その4:頭皮との相性を確認する
香料やアルコールなどが刺激になる人もいます。初めて使う製品は少量から試し、赤み、かゆみ、ヒリつき、乾燥が出た場合は使用を中止してください。敏感肌の方は、香料の少ないタイプなども選択肢になります。

使いすぎると頭皮や髪に何が起こる?

ドライシャンプーを何度も重ねると、吸着成分、皮脂、汗、整髪料などが頭皮や髪に蓄積しやすくなります。その結果、かゆみ、フケのような粉っぽさ、乾燥、ニオイなどが気になることがあります。髪がごわついた状態で強くブラッシングすれば、切れ毛につながる可能性もあります。
ドライシャンプーを使ったからといって、それだけで薄毛になるわけではありません。しかし、刺激や炎症が続く頭皮環境は放置しない方がよいでしょう。通常の洗髪を行っても赤みやかゆみが改善しない場合は、皮膚科などの医療機関へ相談してください。

入浴後に髪をやさしく乾かす日本人男性

帰宅後はやさしく洗って、しっかり乾かす

■ぬるま湯で十分に予洗いする
いきなりシャンプーをつけず、まずはぬるま湯で髪と頭皮をよく流します。汗や表面の汚れを落としておくと、少量のシャンプーでもなじみやすくなります。

■指の腹で頭皮を洗う
シャンプーは手のひらで泡立て、爪を立てずに洗います。汗をかいたからといって、1日に何度も強い洗浄を行うと、乾燥や刺激につながることがあります。頭皮の状態に合わせ、やさしく洗いましょう。

■すすぎ残しを防ぐ
生え際、耳の後ろ、後頭部は、ドライシャンプーやシャンプー剤が残りやすい場所です。洗う時間だけでなく、すすぎにも時間をかけます。

■濡れたまま眠らない
タオルで水分を押さえ、ドライヤーは頭皮から適度に離して使います。同じ場所へ熱風を当て続けず、根元から乾かしましょう。

こんなときはセルフケアだけで済ませないで

夏は汗や皮脂によって抜け毛が増えたように感じることがありますが、薄毛の原因は頭皮環境だけとは限りません。分け目が広がってきた、生え際が後退した、髪全体のボリュームが減った、細い毛が増えたと感じる場合は、早めに専門家へ相談しましょう。
急に円形状に髪が抜けた場合や、痛み、強い赤み、湿疹、かさぶたなどがある場合も、自己流のケアを続けず皮膚科を受診してください。

毛髪の悩みをクリニックで相談する日本人男女

夏の頭皮ケアを見直し、健やかな髪を育てましょう

ドライシャンプーは、外出先や災害時など、水を使えない場面で役立つ便利なアイテムです。ただし、汚れを洗い流すものではないため、少量を必要な場所へ使い、通常の洗髪と組み合わせることが大切です。
毎日のケアを見直しても薄毛や抜け毛が続く場合は、原因に合った対応が必要です。名古屋中央クリニックでは、男女それぞれの毛髪のお悩みを伺い、状態に応じた治療をご案内しています。セルフケアだけでは改善しにくい薄毛には、HARG+療法も選択肢の一つです。まずはお気軽にご相談ください。

参考資料

American Academy of Dermatology Association「Dry shampoo: Dermatologists’ tips for getting your best results」

夏バテは髪にも出る。食欲が落ちる季節の「髪の栄養不足」対策

夏の食卓で栄養バランスを意識する日本人男女
暑い日が続くと、「食欲がないから、そうめんだけ」「冷たい飲み物でお腹がいっぱい」という日が増えていませんか。夏バテで食事量や品数が減ると、体だけでなく髪を育てるために必要な栄養も不足しやすくなります。
髪は生命維持の優先順位が高い組織ではないため、極端な食事制限や体調不良が続くと、その影響が時間を置いて抜け毛として現れることがあります。男女を問わず、夏の食生活を整えることは健やかな髪を守る基本です。
今回は、食欲が落ちる季節でも無理なく続けられる「髪の栄養不足」対策をご紹介します。

夏バテと髪の変化は、すぐに結びつくとは限りません

髪には、成長する「成長期」、成長が止まる「退行期」、抜け落ちる準備をする「休止期」という周期があります。そのため、夏に食事量が減ったからといって翌日に急に薄毛になるわけではありません。栄養不足や急激な体重減少、発熱などをきっかけに、数か月後に抜け毛が増える場合があります。
一方で、抜け毛の原因は食生活だけではありません。加齢、遺伝的な脱毛症、出産、甲状腺疾患、貧血、服薬、強いストレスなど、さまざまな要因が関係します。「栄養を取れば必ず生える」と考えず、日々の食事は髪と体の土台を整えるものとして取り組みましょう。

夏に不足しやすい、髪と体を支える栄養

特定の食品やサプリメントだけで発毛できるわけではありません。主食、主菜、副菜をそろえ、複数の食品から栄養を取ることが基本です。そのうえで、夏の食事で意識したい栄養を確認しましょう。

■その1:たんぱく質
髪の主成分はケラチンというたんぱく質です。食欲が落ちて麺類やおにぎりだけの食事が続くと、たんぱく源が不足しやすくなります。肉や魚が重く感じるときは、卵、豆腐、納豆、ヨーグルト、牛乳など、食べやすい食品を一品足してみましょう。

■その2:鉄
鉄は赤血球をつくるために必要な栄養素です。特に月経のある女性は不足しやすく、疲れやすさ、息切れ、動悸などを伴う場合は貧血が隠れていることもあります。赤身の肉や魚、貝類、大豆製品、青菜などを組み合わせましょう。症状がある方はサプリメントだけで済ませず、医療機関で検査を受けてください。

■その3:亜鉛
亜鉛は体内のさまざまな酵素の働きに関わるミネラルで、たんぱく質の代謝にも必要です。牡蠣、肉、魚、卵、乳製品などに含まれます。ただし、多量の亜鉛サプリメントを長期間取ると、銅の吸収を妨げるなどの問題が起こることがあります。まずは食事から過不足なく取ることを心がけましょう。

■その4:ビタミン類
ビタミンB群はエネルギーやたんぱく質の代謝を助け、ビタミンCは植物性食品に含まれる鉄の吸収を助けます。豚肉、魚、卵、大豆製品、野菜、果物など、色や種類の異なる食品を組み合わせると、幅広い栄養を取りやすくなります。

魚や卵や豆腐と夏野菜を使った栄養バランスのよい食事

食欲がない日に使える「一品プラス」の工夫

暑い日に完璧な献立を毎回用意するのは大変です。まずは、いつもの食事に不足しているものを一品加える方法から始めましょう。

■そうめんには、卵・ツナ・鶏肉・豆腐をプラス
そうめんだけでは主食に偏ります。ゆで卵、ツナ、蒸し鶏、冷ややっこなどのたんぱく源と、トマト、オクラ、きゅうり、わかめなどを添えると、食事のバランスを整えやすくなります。

■おにぎりには、具だくさんのみそ汁をプラス
豚肉や豆腐、きのこ、野菜を入れたみそ汁は、一杯で複数の食品を取れます。汗を多くかく季節でも塩分の取りすぎには注意し、持病がある方は医師の指示に従ってください。

■冷たい飲み物だけで済ませず、間食を小さな食事に
一度に量を食べられないときは、ヨーグルト、チーズ、ゆで卵、無調整豆乳、果物などを間食に取り入れます。甘い飲料やアイスだけでは必要な栄養が偏りやすいため、食べられる範囲で食品を選びましょう。

■市販品も組み合わせ方で整える
コンビニを利用するなら、おにぎりとサラダチキン、そばと卵、サンドイッチとヨーグルトなど、主食とたんぱく源を組み合わせます。カット野菜や海藻サラダを加えるのも手軽です。

そうめんに卵や夏野菜を添える日本人男女

水分補給と睡眠も「髪の夏バテ対策」の一部

食事だけでなく、暑さで乱れやすい生活リズムも見直しましょう。のどの渇きを感じる前にこまめに水分を取り、屋外での活動や発汗量に応じて調整します。アルコールは水分補給の代わりにはなりません。持病などで水分量に制限がある方は、医師の指示を優先してください。
寝苦しさによる睡眠不足が続くと、疲労が抜けず、食欲もさらに落ちやすくなります。冷房を我慢せず、風が体に直接当たらないよう調整し、眠りやすい室温と寝具を整えましょう。朝食を少量でも取ると生活リズムを戻すきっかけになります。

サプリメントは「多いほどよい」ものではありません

髪によいと宣伝される成分でも、不足していない人が多量に取れば発毛するとは限りません。複数のサプリメントを併用すると、同じ成分の重複や過剰摂取が起こることがあります。持病がある方、薬を服用している方、妊娠中や授乳中の方は、自己判断で始める前に医師や薬剤師へ相談しましょう。
食欲不振や体重減少が続く場合は、夏バテと決めつけないことも大切です。強いだるさ、めまい、動悸、下痢などがあるときは、早めに医療機関を受診してください。

抜け毛が続くときは、栄養以外の原因も確認を

食生活を整えても抜け毛が減らない、生え際や頭頂部を中心に薄くなる、分け目が広がる、円形に抜ける、頭皮に赤みや痛みがあるといった場合は、セルフケアだけで判断せず専門家へ相談しましょう。男性型・女性型脱毛症など、早めの診断と治療が大切な脱毛症もあります。
診察では、抜け方や頭皮の状態に加え、体調、食生活、急な減量、出産歴、服薬状況などを総合的に確認します。必要に応じて検査を行い、原因に合った対応を検討します。

毛髪の悩みをクリニックで相談する日本人男女

夏の食事を整え、秋以降の髪を守りましょう

夏は、冷たい主食だけの食事や欠食が続きやすい季節です。完璧を目指す必要はありません。卵や豆腐を一品足す、果物を間食にするなど、できる工夫を積み重ねましょう。バランスのよい食事、適切な水分補給、十分な睡眠は、髪だけでなく夏を元気に乗り切るための基本です。
それでも薄毛や抜け毛が気になる場合は、原因に合ったケアを選ぶことが大切です。当院では、毛髪と頭皮の状態を確認したうえで、必要に応じてHARG+療法を含む治療方法をご案内しています。男女を問わず、気になる変化があればお気軽にご相談ください。

夏に向けて差がつく。髪の”成長期”を長く保つための生活習慣

夏に向けて差がつく。髪の
髪は、ただ生えてただ抜ける、というシンプルなものではありません。一本一本に「成長期」「退行期」「休止期」というサイクル(ヘアサイクル)があり、このサイクルの中で「どれだけ長く成長期を続けられるか」が、髪のボリュームと太さを大きく左右します。
そして実はこの成長期、生活習慣によって長くも短くもなることがわかっています。夏に向けて頭皮にも負担が増えるこれからの時期、髪の成長期を意識した過ごし方をしている人と、そうでない人とでは、数ヶ月後の髪に明らかな差が出てくるのです。
今回は、髪の”成長期”を長く保つために今日からできる生活習慣を、男女問わず実践できる形でご紹介します。

髪の”成長期”って?  ヘアサイクルの基本

私たちの髪は、平均すると2〜6年かけてゆっくりと太く長く成長し(成長期)、その後2〜3週間で成長を止め(退行期)、3〜4ヶ月の休止期を経て自然に抜け落ち、また新しい髪が生えてきます。
1日に50〜100本程度の自然な抜け毛があるのはこのサイクルが回っているからで、それ自体は問題ではありません。
問題なのは、何らかの原因で成長期が短くなってしまうこと。成長期が縮むと、髪は十分に太く長く育つ前に抜けてしまい、全体としてボリュームが減ったように見えるようになります。薄毛の多くは、この「成長期の短縮」が大きな原因のひとつです。

成長期を縮めてしまう4つのNG習慣

ヘアサイクルは生活習慣の影響をダイレクトに受けます。次のような毎日が続いていると、成長期はじわじわと短くなっていきます。
■その1:睡眠不足
髪を育てる成長ホルモンは、深い睡眠中にもっとも多く分泌されます。睡眠時間が短い、眠りが浅い日々が続くと、毛母細胞の働きそのものが落ちてしまいます。
■その2:栄養の偏り
髪の主成分はタンパク質。タンパク質が不足したり、亜鉛・鉄・ビタミン類が足りない食生活が続くと、髪をつくる材料そのものが不足してしまいます。
■その3:頭皮の血行不良
運動不足、長時間のデスクワーク、首肩のこり――これらは頭皮の血流を滞らせ、毛母細胞に必要な栄養と酸素を届きにくくします。
■その4:慢性的なストレス
強いストレスは自律神経を乱し、血管を収縮させて頭皮の血流を悪化させます。さらにホルモンバランスにも影響し、成長期を短縮させる方向に働きます。

ヘアサイクルが乱れている頭皮のイメージ

成長期を長く保つために、今日からできること

逆に、毎日の小さな積み重ねでヘアサイクルは整えていけます。難しいことはひとつもありません。
■その1:質のよい睡眠を6〜7時間
夜の0時前後に深い眠りに入れるよう、就寝の1時間前にはスマートフォンを置いて、部屋を暗くしましょう。寝室の湿度・室温を整えるだけでも睡眠の質は変わります。
■その2:髪の材料をしっかり食べる
肉・魚・卵・大豆製品でタンパク質を確保し、牡蠣やナッツ、緑黄色野菜で亜鉛・鉄・ビタミンを補います。極端な食事制限は髪の成長期を一気に短縮させるため、ダイエット中の方は特に注意が必要です。
■その3:1日5分の頭皮マッサージと有酸素運動
入浴中や入浴後に、指の腹で頭皮全体を軽く動かすようにマッサージしましょう。週に2〜3回のウォーキングやストレッチも、全身の血流を改善し、頭皮への栄養供給を後押しします。
■その4:自分なりのストレスリセット習慣を
完璧を目指す必要はありません。ぬるめのお風呂、深呼吸、軽い運動、好きな音楽――短時間でも自律神経を整える時間を毎日のどこかに置きましょう。

髪に良い食事と生活習慣のイメージ

それでも気になるなら、発毛を底上げするという選択肢

生活習慣の見直しは、髪の成長期を保つもっとも基本的なアプローチです。しかし、すでにヘアサイクルが大きく乱れてしまっている場合や、加齢・ホルモンバランスの影響で発毛力そのものが落ちている場合は、生活習慣の改善だけで取り戻すのは難しいケースもあります。
当院が提供するHARG+療法(ハーグ療法)は、毛髪再生の有効成分を頭皮に直接届けることで、弱ってしまった毛母細胞を活性化させ、髪の成長期そのものを再び長く保てるよう働きかける治療です。男性のAGAだけでなく、女性のびまん性脱毛、髪のボリュームダウンにも対応します。
「セルフケアではもう限界かもしれない」と感じたら、一度ご相談ください。

クリニックでカウンセリングを受ける男女のイメージ

まとめ

髪のボリュームと太さを決めているのは、ヘアサイクルの「成長期」をどれだけ長く保てるか。睡眠・栄養・血行・ストレスという4つの基本を整えるだけで、数ヶ月後の髪は確実に変わってきます。
頭皮にも体にも負担がかかる夏に向けて、今このタイミングで生活を見直しておくことが、半年後・1年後の髪に大きな差をつけます。
気になる薄毛・抜け毛がある方、髪のボリュームを根本から取り戻したい方は、お気軽に名古屋中央クリニックへご相談ください。お一人おひとりの状態に合わせたアドバイスと治療をご提供します。

梅雨入り前が勝負! ジメジメ季節の頭皮トラブルを防ぐ頭皮環境リセット術


まもなくやってくる梅雨。雨で湿度が高くなるこの季節は、洗濯物だけでなく、実は「頭皮」にとっても要注意の時期だということをご存じでしょうか。
湿気・汗・皮脂が重なる梅雨どきは、頭皮がベタついたり、かゆみやにおいが出たりと、トラブルが起こりやすくなります。そしてその頭皮環境の乱れは、髪の健やかな成長や発毛にも影響します。
今回は、梅雨が頭皮環境を乱す理由と、ジメジメ本番を迎える前にやっておきたい「頭皮環境リセット」の習慣を、男女問わず実践できる形でご紹介します。

なぜ梅雨は頭皮環境を乱すの?

梅雨どきは気温と湿度がともに高くなり、頭皮はとても蒸れやすい状態になります。汗と皮脂が分泌されても乾きにくく、毛穴の周りに汚れがとどまりやすくなるのです。
さらに、頭皮には「常在菌」と呼ばれる菌がバランスを保ちながら存在しています。湿度が高く皮脂が増える環境では、皮脂をエサにする菌が増えやすくなり、このバランスが崩れてしまいます。その結果、かゆみ・におい・フケ・炎症といった頭皮トラブルが起こりやすくなるのです。

放っておくと? 梅雨に起こりやすい頭皮トラブル

湿気による頭皮環境の悪化を放置すると、次のようなトラブルにつながることがあります。
■ベタつき・におい
皮脂や汗が酸化し、独特のにおいやベタつきの原因になります。
■かゆみ・フケ
菌のバランスの乱れや乾燥との混在で、かゆみや細かいフケが出やすくなります。
■毛穴づまりによる発毛環境の低下
毛穴に皮脂や汚れが詰まると、健やかな髪が育ちにくい土台になってしまいます。
こうした状態が続くと、抜け毛が増えたり、髪のハリ・コシが失われたりする原因にもなりかねません。

梅雨入り前にやっておきたい「頭皮環境リセット」4つの習慣

ジメジメ本番を迎える前に頭皮環境を整えておくことが、トラブル予防のいちばんの近道です。今日から始められる4つの習慣をご紹介します。
■その1:シャンプー後は“しっかり乾かす”
濡れたまま放置した頭皮は、菌が繁殖する絶好の環境です。タオルでやさしく水分を取ったあと、ドライヤーで根元から手早く乾かしましょう。自然乾燥はにおい・かゆみのもとになります。
■その2:洗いすぎず、やさしく洗う
皮脂が気になるからと強く洗いすぎると、かえって皮脂の過剰分泌を招きます。アミノ酸系などのやさしいシャンプーで、指の腹を使って1日1回ていねいに洗いましょう。
■その3:室内の湿度をコントロールする
除湿機やエアコンの除湿機能を活用し、室内の湿度は50〜60%を目安に。寝具やまくらカバーをこまめに替えることも、頭皮を清潔に保つうえで効果的です。
■その4:栄養と睡眠で内側から整える
皮脂のバランスを保つビタミンB群やタンパク質を意識し、睡眠をしっかりとること。頭皮環境は体の内側からの影響も大きく受けます。

根本から発毛力を整えたい方へ

毎日のセルフケアはとても大切ですが、「すでに抜け毛や薄毛が気になっている」「ケアをしても髪のボリュームが戻らない」という方には、発毛力そのものを底上げするアプローチも選択肢になります。
当院が提供するHARG+療法(ハーグ療法)は、毛根に直接働きかけ、弱ってしまった毛母細胞を活性化させることで発毛を促す治療です。季節による頭皮環境の乱れや、加齢・生活習慣によって発毛力が落ちてきた頭皮に対してもアプローチが可能です。
男性だけでなく女性の薄毛にも対応しており、ホルモン系の副作用がないことも大きな特長のひとつ。「セルフケアだけでは限界を感じている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

梅雨は、湿気・汗・皮脂が重なり、頭皮の常在菌バランスが乱れやすい季節です。ベタつき・におい・かゆみ・毛穴づまりといったトラブルは、髪の健やかな成長を妨げる原因にもなります。
「しっかり乾かす」「洗いすぎない」「室内の湿度を整える」「栄養と睡眠で内側から整える」――この4つの習慣で、ジメジメ本番を迎える前に頭皮環境をリセットしておきましょう。
すでに薄毛が気になる方、発毛力を根本から整えたい方は、お気軽に名古屋中央クリニックへご相談ください。お一人おひとりの頭皮の状態に合わせたアドバイスと治療をご提供します。

春の紫外線が頭皮を直撃! UVダメージと薄毛を防ぐ正しいケアとは?

4月はすでに「紫外線ピーク前夜」! 頭皮へのダメージが始まっている

桜の季節が終わり、日差しが一気に強くなるこの時期。「なんとなく頭皮がかゆい」「髪のパサつきが気になる」「いつもより抜け毛が多い気がする」――そんな変化を感じていませんか?
実は4月から紫外線量は急激に増加し始め、頭皮や髪にとって見過ごせないダメージをもたらします。顔や体の日焼け対策に気を配る方は多くても、頭皮のUVケアまで意識している方はまだ少ないのが現状です。
今回は、春から本格化する紫外線が頭皮や発毛にどんな影響を与えるのか、そして今すぐ始められる正しい対策についてお伝えしていきます。

紫外線が頭皮に与える3つのダメージ

紫外線(UV)は1年中降り注いでいますが、その量は春から急増します。環境省のデータによると、紫外線量は3月から増え始め、5月〜8月にかけてピークを迎えます。特に4月はまだ「暑くない」ため日焼け対策を怠りがちですが、実際には真夏の約7〜8割もの紫外線が降り注いでいます。
そして頭皮は、顔や腕と違って衣服で覆えない部位。特に頭頂部は空から降り注ぐ紫外線を真上から受け続けるため、体の中でも最もUVダメージを受けやすい場所のひとつともいえます。

■ 頭皮の炎症とバリア機能の低下
紫外線を受けると頭皮の細胞がダメージを受け、炎症反応が引き起こされます。いわゆる「頭皮の日焼け」です。赤みやヒリヒリ感、かゆみとして現れることもありますが、自覚症状がないまま進行していることも少なくありません。炎症が繰り返されると、頭皮のバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になって、乾燥・フケ・かゆみといったトラブルが起こりやすくなります。

■ 毛根・毛母細胞へのダメージ
紫外線は皮膚表面だけでなく、より深い組織にも影響を及ぼします。毛根の奥にある毛母細胞は、髪を生み出す源ですが、紫外線による酸化ストレスがこの毛母細胞の働きを低下させることが知られています。毛母細胞の活動が弱まると、ヘアサイクルの成長期が短縮され、髪が十分に育たないまま抜け落ちる状態になってしまいます。これが続くと、徐々に薄毛として現れてくるのです。

■ 頭皮の皮脂酸化と毛穴詰まり
紫外線を受けると、頭皮の皮脂が酸化しやすくなります。酸化した皮脂は毛穴に詰まりやすく、それが毛根への栄養補給を妨げたり、炎症を悪化させたりする原因になります。また、過酸化脂質は頭皮の常在菌のバランスを乱し、脂漏性皮膚炎のリスクを高める可能性もあります。

今日から実践! 頭皮のUVダメージを防ぐ4つの対策

■ 帽子・日傘で物理的にガードする
最もシンプルで確実な対策が、帽子や日傘による物理的な遮断です。つばの広い帽子は頭頂部だけでなく、顔・首・耳まわりもカバーできるため、トータルのUV対策として優秀です。ただし帽子をかぶると蒸れやすくなるため、通気性の良い素材を選ぶことが大切です。また、長時間同じ帽子をかぶり続けることで頭皮が蒸れ、雑菌が繁殖しやすくなることもあるため、こまめな洗濯も忘れずに。

■ 頭皮用UVスプレーを活用する
最近は頭皮・髪専用の日焼け止めスプレーも多く市販されています。髪をかき分けながら頭皮に直接スプレーするタイプで、ベタつきにくく使いやすいものが増えています。外出前にさっとひと吹きする習慣をつけましょう。SPF30以上・PA++以上を目安に選ぶと、日常使いとして十分な効果が期待できます。



■ 帰宅後は早めにシャンプーで頭皮をリセット
一日外で過ごした後の頭皮には、紫外線によるダメージに加え、汗・皮脂・ほこりが蓄積しています。これらを放置すると酸化が進み、さらに頭皮環境が悪化してしまいます。帰宅後はなるべく早めに、38〜40℃のぬるま湯でしっかりシャンプーしましょう。洗浄力が強すぎるシャンプーは必要な皮脂まで落としてしまうため、アミノ酸系のマイルドなタイプを選ぶのがおすすめです。洗った後は頭皮用の保湿ローションで潤いを補給することも忘れずに。

■ 抗酸化栄養素を意識して摂る
紫外線ダメージは体内の「酸化」を促進します。これに対抗するために、抗酸化作用のある栄養素を食事から積極的に取り入れましょう。ビタミンC(柑橘類・パプリカ・ブロッコリー)、ビタミンE(ナッツ類・アボカド・植物油)、βカロテン(ニンジン・ほうれん草・かぼちゃ)などが特に有効です。また、髪の材料となるタンパク質と亜鉛(牡蠣・牛肉・大豆)も合わせて意識しましょう。

紫外線ダメージが蓄積する前に、発毛力そのものをケアする



日々の紫外線対策や頭皮ケアはとても大切ですが、すでに薄毛が気になっている方や、ヘアサイクルが乱れてきたと感じている方には、発毛力を根本から底上げするアプローチも有効です。
当院が提供するHARG療法(ハーグ療法)は、毛根に直接働きかけ、眠っている毛母細胞を活性化させることで発毛を促す治療です。紫外線ダメージや加齢・生活習慣によって弱ってしまった毛根に対しても、発毛再生のアプローチが可能です。
男性だけでなく女性の薄毛にも対応しており、ホルモン系の副作用がないことも大きな特長のひとつ。「市販のケアだけでは限界を感じている」「春から本格的に対策を始めたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

春の紫外線は、気づかないうちに頭皮にじわじわとダメージを蓄積させています。頭皮の炎症・毛母細胞へのダメージ・皮脂の酸化という3つのルートで薄毛リスクを高めるため、日焼け対策は顔だけでなく頭皮にも必要です。
帽子やUVスプレー、帰宅後のシャンプー、抗酸化栄養素の摂取など、できることから今日始めてみましょう。春のうちに対策を整えておくことが、夏以降の頭皮と髪の健康を守ることにつながります。
薄毛がすでに進んでいる、または進行が心配という方は、お気軽に名古屋中央クリニックへご相談ください。お一人おひとりの頭皮の状態に合わせたアドバイスと治療をご提供します。

髪が細くなった、ボリュームが出ない」は老化ではありません。50代女性の薄毛にHARG療法が選ばれる理由

 

「髪が細くなった気がする」――その変化、見て見ぬふりをしていませんか?

昔、母が鏡に向かって不思議な顔をしていたことありましたよね。
ある日、洗面台の鏡に映る自分の髪に、ふと違和感を覚えた。以前より何となく頭頂部が明るい。分け目のあたりが、なんとなく広くなってきた気がする。シャンプーをしているとき、指の間を抜けていく毛の量が、どこか多いように思える……。

そんな「気のせいかもしれないけれど、やっぱり気になる」という感覚を、ひとりで抱えている50代の女性はとても多いのです。

「もう年だから仕方ない」「これが老化というものだろう」と自分に言い聞かせて、誰にも相談できないまま月日が過ぎていく。あるいは、ドラッグストアで育毛剤を試してみたものの、いまひとつ手応えが感じられず、あきらめてしまった——そういった方が、当院のカウンセリングには多く訪れます。

でも、ここではっきりとお伝えしたいのです。50代以降の女性に起こる髪のボリューム低下は、「老化」ではありません。それは、体のなかで起きているホルモンバランスの変化が引き起こす、医学的にアプローチできる「治療すべき変化」なのです。

 

更年期の薄毛は、なぜ起きるのか? 髪とエストロゲンの深い関係


女性の髪の毛は、エストロゲンという女性ホルモンによって守られています。エストロゲンには、毛周期(ヘアサイクル)の「成長期」を長く保つ働きがあります。つまり、エストロゲンが十分に分泌されている間は、一本一本の髪がじっくりと時間をかけて育ち、太く・長く・コシのある状態を維持しやすいのです。

ところが、40代後半から50代にかけて閉経を迎えると、卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量が急激に減少します。すると、これまでエストロゲンに守られていた毛周期のバランスが一気に崩れてしまいます。成長期が短くなり、十分に育たないまま髪が抜けてしまう。生えてきても細くて弱々しい。全体的にボリュームが失われていく。これが、更年期以降の女性に特有の薄毛——「びまん性脱毛」のメカニズムです。

男性のAGAが額の生え際や頭頂部にスポット的に現れるのとは異なり、びまん性脱毛は頭全体にわたって均一に薄くなるのが特徴です。「特定の部分だけが抜ける」のではなく、「全体のボリュームがじわじわと失われていく」ため、気づいたときにはかなり進行していた、というケースも少なくありません。

さらに、更年期のほてり・不眠・気分の落ち込みといった諸症状と薄毛が重なることで、「体全体がボロボロになっていくようだ」という精神的なダメージも大きくなりがちです。髪の悩みは、見た目だけの問題ではなく、自己肯定感や日常の活力に直結する問題でもあるのです。

 

「ホルモンを補えば解決する」は、半分しか正しくない


更年期の薄毛について調べると、「ホルモン補充療法(HRT)が有効」という情報を目にすることがあります。確かに、エストロゲンを補充することで毛周期が安定し、薄毛の進行を抑えることが期待できる場合はあります。しかし、ここに大きな「落とし穴」があることをご存知でしょうか。

ホルモン補充療法は、あくまでもホルモンの「不足を補う」治療です。それは、体の土台となる環境を整える意味で非常に重要な選択肢のひとつですが、すでにダメージを受けた毛包そのものを回復させる力はありません。

分かりやすくたとえるなら、水不足で枯れかけた畑に「水を引いてくる」のがホルモン補充療法だとすれば、「その畑の土を根本から再生させる」のがHARG療法です。

また、ホルモン補充療法には、乳がんや子宮体がんとの関連を心配される方も多く、すべての方に適用できる治療ではありません。持病や家族歴によっては使用が難しいケースもあります。そうした方にとって、ホルモンに依存しないアプローチであるHARG療法は、特に安心して取り組んでいただける選択肢となります。

市販の育毛剤についても、同じことが言えます。頭皮の血行を促進したり、頭皮環境を整えたりする効果は期待できますが、ホルモン変化によってミニチュア化してしまった毛包の再生には、それだけでは力不足なのです。

 

放置すると、毛包は「眠ったまま」になる

ここで、ひとつ知っておいていただきたい事実があります。

毛包(髪の毛を作る器官)は、ダメージを受け続けると少しずつ萎縮し、最終的には「休眠状態」に入ってしまいます。休眠状態の毛包は、外から栄養を与えたり、血流を促したりするだけではなかなか目覚めてくれません。そしてその眠りがあまりに長く続くと、やがて再生が非常に難しくなる段階へと進んでしまいます。

「忙しいから、もう少し落ち着いたら相談しよう」「まだそこまでひどくないから、もう少し様子を見よう」——その「もう少し」の積み重ねが、毛包の眠りを深めてしまうことがあるのです。

薄毛治療において、時間は最も重要な要素のひとつです。どんなに優れた治療法でも、毛包がまだ生きていて、活性化できる状態にあることが前提になります。早く始めるほど、回復できる範囲は広くなります。これは、男性のAGAと全く同じ原則です。

 

HARG療法が、更年期女性の薄毛に選ばれる理由


では、なぜ更年期女性の薄毛にHARG療法が選ばれるのか。その理由を、改めて整理してお伝えします。

HARG療法の核心は、「AAPE(エイプ)」と呼ばれる150種類以上の成長因子を含むタンパク質を、頭皮に直接注入することにあります。成長因子とは、細胞の増殖や分化を促す生体内のシグナル物質。これを毛包に直接届けることで、眠っていた毛包幹細胞に「目を覚ます」よう働きかけます。

ホルモンバランスに左右されない、細胞レベルからのアプローチ。これがHARG療法の最大の強みです。エストロゲンの減少という「根本原因」は変えられなくても、毛包そのものを直接活性化させることで、発毛の力を呼び起こすことができるのです。

また、HARG療法は薬剤の内服を伴わないため、他の治療や薬との相性を心配する必要がほとんどありません。更年期症状でさまざまなお薬を服用されている方にも、比較的取り組みやすい治療です。施術は専用の細い針を使って行いますが、当院では痛みへの配慮を大切にしており、はじめての方でも安心して受けていただけるよう丁寧に対応しています。

 

治療の流れと、効果が出るまでの目安

HARG療法は通常、2〜4週間に1回のペースで複数回行います。先にお伝えした毛周期の観点から、効果を実感し始めるまでには最低でも3〜4ヶ月かかることをご理解ください。最初の数回は「変化がない」と感じることもありますが、それは毛包が目覚める準備をしている時期です。

多くの方が、3〜6ヶ月の間に「なんとなく髪が増えた気がする」「ボリュームが出てきた」「細かった毛が太くなってきた」という変化を実感されています。効果の現れ方には個人差がありますが、毛包が活性化できる状態にあるうちに治療を開始した方ほど、変化を感じやすい傾向があります。

 

「もう遅い」はない。でも「早いほどいい」は本当のこと

「もう50代だから、手遅れかもしれない」。そんなふうに思って、相談をためらっている方に、はっきりとお伝えしたいことがあります。

HARG療法に「遅すぎる」という年齢はありません。60代、70代の方が治療によって髪のコンディションを改善されたケースも、当院では多く経験しています。毛包がまだ生きている限り、アプローチする価値は必ずあります。

ただ、正直に言えば「早いほどいい」のは確かです。毛包の萎縮が進む前に、細胞がまだ元気なうちに、成長因子という燃料を注ぎ込むことで、治療の反応は大きくなります。

「まだそこまでひどくない」と感じている今こそ、最もチャンスが大きい段階かもしれません。薄毛の悩みを抱えたまま鏡の前で立ちすくむのではなく、「治療できる問題として、専門家に相談する」という選択を、どうか自分に許してあげてください。

髪は、自信と直結しています。ヘアスタイルを楽しむ余裕、好きな服を着て外に出る喜び、家族や友人と向き合うときの晴れやかな気持ち——それらを取り戻すための第一歩が、今日のこのページを読んでいるあなたの目の前に開かれています。

 

まとめ――更年期の薄毛は、あなたのせいでも老化のせいでもない

最近は若年層でもあるようですが、更年期に起こる髪の変化は、エストロゲンの急激な減少が引き起こす、身体的・生理的な反応です。あなたのケアが足りなかったわけでも、年齢を重ねた当然の結果でもありません。

ホルモンの変化という根本原因に抗うことはできませんが、その影響を受けて眠りかけた毛包を再び目覚めさせることは、HARG療法によって可能です。細胞レベルから発毛力を呼び起こすこのアプローチは、ホルモン補充に頼らず、内服薬にも依存しない、50代以降の女性のための現実的な選択肢です。

「髪のことで悩んでいるなんて、贅沢な悩みかもしれない」と思う必要はありません。髪の悩みは、生活の質に深く関わる、立派な医療的課題です。

まずは、あなたの頭皮の現状を、専門医の目で診てみましょう。名古屋中央クリニックでは、女性の薄毛に豊富な経験を持つ医師が、一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しています。カウンセリングだけでも、ぜひお気軽にお越しください。

発毛治療を始めるなら春が最適|毛周期から考えるベストタイミング

 

なぜ「春」が発毛のチャンスなのか?

冬の厳しい寒さが和らぎ、街に柔らかな日差しが戻ってくる頃。植物が芽吹き始めるこの季節は、実は私たちの体にとっても「再生」のスイッチが入るタイミングです。発毛治療を検討されている方にとって、春は単なる季節の変わり目ではなく、医学的にも環境的にも、最も追い風が吹くベストシーズンと言えます。
その最大の理由は、冬の間に冬眠状態だった「頭皮の血流」が劇的に改善することにあります。寒さで収縮し、凝り固まっていた頭皮の血管が、気温の上昇とともに緩やかに拡張し始めます。すると、髪の成長に不可欠な酸素や栄養素が、毛根の奥深くにある毛母細胞へとスムーズに運ばれるようになるのです。
さらに、春は自律神経が活発になり、新陳代謝が加速する時期でもあります。野生動物が冬毛から夏毛へと生え変わるように、人間もまた、古いものを脱ぎ捨てて新しい細胞を作ろうとするバイオリズムの中にいます。この「体が自然に外へ向かおうとする力」を利用することで、治療の効果をより引き出しやすい土壌が整うのです。
新しい年度の始まりという心理的なフレッシュさも相まって、頭皮環境をリセットするには、これ以上ない「スタートライン」が春なのです。

 

毛周期の仕組みと、今始めるべき「逆算」の理由


「治療を始めたら、すぐにフサフサになる」……残念ながら、髪の毛の成長にはどうしても物理的な時間が必要です。ここで鍵となるのが、髪の生え変わりのサイクルである「毛周期(ヘアサイクル)」です。
私たちの髪は、元気に伸び続ける「成長期」、成長が止まる「退行期」、そして抜け落ちて次の準備に入る「休止期」を繰り返しています。薄毛の状態というのは、この成長期が極端に短くなり、十分に育つ前に休止期へと入ってしまう現象を指します。
ここで重要なお話があります。HARG療法などの優れた治療を行っても、休止期にある毛根が再び活動を再開し、新しい産毛が頭皮の表面に顔を出すまでには、最低でも3ヶ月から4ヶ月の月日がかかるということです。さらに、その産毛が太く育ち、鏡を見て「変わった!」と実感できるまでには、さらに数ヶ月を要します。
つまり、今(春)治療をスタートさせるということは、この毛周期のタイムラグを逆算していることになります。春に種をまけば、ちょうど薄着になり外出が増える夏から秋にかけて、確かな手応えを感じ始めることができる。反対に、「夏になってから」始めていては、実感を隠しきれない冬まで待つことになってしまいます。
「半年後の自分」が笑っていられるかどうか。その分かれ道は、毛周期のサイクルを味方につけて、今この瞬間に最初の一歩を踏み出せるかにかかっています。

HARG療法が「春」の頭皮にもたらす相乗効果


春という季節の恩恵を最大限に引き出すのが、当院が推奨するHARG療法です。冬の乾燥や冷えでダメージを受け、いわば「冬眠状態」にあった頭皮の細胞。そこへ、150種類以上の成長因子を含む「AAPE」という特殊なタンパク質を直接注入するのがこの治療の真髄です。
春の訪れとともに血流が改善し始めた頭皮は、栄養を吸収しようとする力が非常に高まっています。この絶好のタイミングで細胞を活性化させるスイッチを入れることで、自己再生能力が劇的にブースト(促進)されます。
「自然な季節の移り変わり」という追い風に、HARGという「強力なエンジン」を載せるイメージです。ただ薬を飲むだけの治療とは異なり、毛母細胞そのものに直接働きかけるからこそ、眠っていた発毛の力が目を覚まし、力強い髪の毛を育む準備が整うのです。

紫外線が強くなる「夏」への備えとして


意外と盲点なのが、春の次にやってくる「夏」への対策です。実は、頭皮にとって夏は一年で最も過酷な季節。5月を過ぎると急増する強力な紫外線、そして真夏の猛暑による過剰な汗や皮脂は、せっかく育ち始めた髪の毛に大きなストレスを与えます。

「秋になると抜け毛が増える」という悩みが多いのは、夏に受けたダメージが時間差で現れるからです。
だからこそ、春のうちにHARG療法で頭皮環境を根底から整えておくことが重要になります。治療によって頭皮のバリア機能を高め、健康な髪を育てておくことは、いわば「夏を乗り切るための予防医学」でもあります。夏が来る前に土壌を固めておくことで、季節性の抜け毛を最小限に抑え、一年を通して安定したコンディションを維持できるようになるのです。

新しい自分への第一歩を、この春から


「いつか相談しよう」と思いながら、鏡の前で悩む日々を過ごしてはいませんか。発毛治療において、時間は何よりも貴重な資産です。
春は、街中が新しいエネルギーに満ちあふれ、誰もが「変わりたい」と願うポジティブな季節です。このフレッシュな心理状態は、治療を前向きに継続するための大きな支えになります。仕事やプライベートで新しい出会いが増えるこの時期に、一歩を踏み出す決意をすることは、単に髪を増やすこと以上の自信をあなたに与えてくれるはずです。
今、この春に種をまけば、数ヶ月後には鏡を見るのが楽しみな毎日が待っています。毛周期という自然のリズムを味方につけ、来たる夏や秋を笑顔で迎えるために。
まずは、あなたの現在の頭皮の状態をプロの目で診断させてください。その最初の一歩が、未来のあなたを変える最大の分岐点になるはずです。

年末年始で薄毛が進む? 冬の薄毛対策で今、摂るべき4つの栄養素とは?

 

12月から1月は、クリスマスや忘年会、お正月、新年会などイベントが盛り沢山。食事会や飲み会続きで暴飲暴食ぎみという方も多いのではないでしょうか。
冬は、運動不足になりがちの上、短期間での高カロリー、高脂肪、高塩分な食事を摂る機会が増えることで、血圧、血糖値、脂質がすべて悪化しやすいといわれています。
こうした食生活は、もちろん薄毛を進ませる要因になってきますので、今、薄毛予防に必要な栄養素を効果的に摂ることはとても重要です。
何をどのように食べれば良いのか、どれくらいで効果が現れるのかといったことに触れながら、特にポイントとなる栄養素や食べ物について解説します。
この時期に摂取した栄養は、数か月後の髪の健康に影響してきますので、できることから実践してみましょう。

 

年末年始の食傾向が薄毛を助長?

塩分や脂質、糖質が多く含まれる食べ物や飲み物は、髪と頭皮に悪影響を与え、薄毛を進ませることがあります。
冬は寒さや湿度の低下で口の中が乾燥し、唾液が出づらくなり、味覚感度も下がるため脂っこい物や濃い味を求める傾向にあります。
冬には温かい鍋やおでん、スープ、脂質の多い揚げ物などを食べる機会が増えますが、鍋類には塩分が多く含まれ、揚げ物は脂質が多く中性脂肪を溜め込みやすくなります。
そういった食傾向に加えて、寒い環境で体の熱を維持するために血管が収縮するので、血圧も高くなりがちで、寒さで交感神経が刺激されると血糖値を上げるホルモンが分泌されやすくなるため、血糖値も上がりやすくなります。

どんな食べ物が髪にとって悪いのか

今摂ってほしい栄養素についてお伝えする前に、冬になりがちな塩分や糖質、脂質、カロリー過多の食傾向が、一体どう髪に影響するのかについてご説明しましょう。

塩分を多く含む物

体内では水分と塩分が一定の濃度に保たれていますが、塩分を摂り過ぎると、濃度を保とうとして水分を溜め込むことになり、血管にかかる圧力が増し高血圧になってしまいます。血圧の上昇は血液循環を悪化させて、頭皮へ血液が届きにくくなりますので、毛根に必要な栄養が行き渡らなくなり、抜け毛や薄毛のリスクを高める要因になるのです。
鍋類のほかに加工食品、スナック菓子、漬物など、塩分が多く含まれる食品の摂取には注意しましょう。

 

糖質が多く含まれる物

お餅やご飯、麺類、スイーツ、清涼飲料など糖質を多く含む食べ物や飲み物は、髪の健康に悪影響を与える可能性があります。
糖分の過剰摂取は、血糖値を急激に上昇させ、それに伴いインスリンの分泌も促進されることになります。その状態がホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌を引き起こし、頭皮の毛穴が詰まりやすくなり、抜け毛が増えることにつながります。

 

高カロリーな食べ物

ファストフードや揚げ物、スナック菓子など高カロリーな食べ物は、中性脂肪が溜まり肥満を引き起こしやすく、これが薄毛につながる原因となることがあります。
太り過ぎの状態は、血流の悪化やホルモンバランスの乱れを招いて、毛根細胞にダメージが伝わり、薄毛が進行する可能性があります。
また、高カロリーな食事は皮脂の分泌を増やして、毛穴の詰まりや炎症を引き起こすリスクも高まります。

 

高脂質な食品

脂身の多い肉、バターやチーズなどの乳製品、揚げ物などの高脂質な食べ物も、薄毛を助長することがあります。脂肪が多い食事は、皮脂の分泌が過剰になって、頭皮の毛穴に詰まって細菌の繁殖につながる原因となります。
特にマーガリンやクッキー、菓子パンなど飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品は、炎症を引き起こしやすく、毛根に悪影響を与える可能性があ

 

お酒の飲み過ぎ

年末年始はアルコール類の摂取も増えがちですが、過度な飲酒も髪の健康にとっては良くありません。アルコールは肝臓でアセトアルデヒドに分解され、これが髪に必要な栄養素の吸収を妨げることがあります。
さらに肝臓に負担をかけ、解毒機能が低下することで、全身の健康状態も悪化することにもなりますので、その結果、髪に必要な栄養が行き届かなくなり、髪が細くなり、抜け毛の増加につながります。

 

薄毛予防のために今、摂りたい4つの栄養素とは?

これまでお伝えしてきたようなこの時期に陥りがちな食生活を改善して、薄毛を進ませないためには、ビタミンⅭ、タンパク質(アミノ酸)、ミネラル(亜鉛)、イソフラボンを意識して摂取してみて下さい。

 

髪の毛に不安を抱える方におすすめは、ビタミンⅭ

ビタミンCを摂取することで頭皮の血行が良くなり、髪の毛がしっかりとした状態で成長し、切れ毛や抜け毛の予防にもつながります。髪のボリュームもアップ、薄毛の予防にも効果が期待できます。
ビタミンCが不足していると、新陳代謝や細胞の働きが鈍くなり、毛細血管の流れが悪くなります。毛細血管は頭皮に栄養を送る役目があるため、ビタミンCが不足して毛細血管の流れが悪くなれば、髪の成長を妨げ抜け毛を増やしてしまうのです。
またビタミンCは、髪の土台となる毛根を強化して、薄毛対策につながる栄養素です。
疲労やストレスが溜まっていると、血管の流れが滞りがち。ビタミンCには疲労回復効果があるため、積極的に摂取することで、疲労やストレスが原因の血流悪化を防いでくれるのです。
ビタミンCが多く含まれる食品は、赤パプリカや果肉が黄色いキウイフルーツ、ブロッコリー、じゃがいも、さつまいもなどです。
イベント続きでお疲れモードの場合もビタミンⅭは疲労回復の効果が期待できるので、意識して摂取しましょう。

 

髪の成長に不可欠な、タンパク質(アミノ酸)

年末年始は高タンパクな食事になりがちと思われますが、タンパク質は髪の主成分であるケラチンを構成する基礎的な栄養素ですので、バランス良く摂るようにしましょう。
タンパク質は体内で分解されるとアミノ酸となり、ケラチンの構築を強め髪の毛を丈夫に保つ働きがあって、髪の成長に必要不可欠です。
肉類、魚類、卵、大豆製品などの複数の食品からタンパク質を摂取することを心がけましょう。

 

毛母細胞を活性化する、ミネラル(亜鉛)

亜鉛は他の栄養素を支える役割を持ち、髪の成長にとって重要なミネラルです。
細胞の新陳代謝を促進し、毛母細胞の分裂を活発にすることで、髪の成長をサポートし、またその抗酸化作用によって頭皮の老化を防ぐ働きも期待できます。
亜鉛が不足すると、抜け毛が増えたり、髪が生まれ変わるヘアサイクルが遅くなったり、髪の成長が滞ることがあります。
亜鉛は、牡蠣、赤身の肉、かぼちゃの種、アーモンド、カシューナッツ、くるみなどのナッツ類、全粒穀物などに多く含まれています。
特に牡蠣には100gあたり14.5mgと多い他、うなぎの蒲焼100g(1串)には2.7mg、豚100gあたり6.9mgと多く含まれています。

 

DHTを阻害するイソフラボン

大豆イソフラボンは、体内でエストロゲンのように作用し、ホルモンバランスを整えることで、髪の健康と維持を保つ助けになります。
イソフラボンは、AGA(男性型脱毛症)の原因となる物質の一つ、5αリダクターゼを阻害する作用があり、薄毛予防に効果が期待できます。
5αリダクターゼは、男性ホルモンのテストステロンと結合すると強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。DHTは抜け毛の原因となる脱毛因子を生み出すため、薄毛を気にされる方は注意しなくてはなりません。
そして体内においてエストロゲンは加齢とともに減っていくので、食事で継続的に補うことが必要です。納豆や豆腐、豆乳などを日常的に摂るようにしましょう。

 

薄毛改善の食生活はどれくらいで効果が現れる?

抜け毛や薄毛が生じるのには、遺伝やホルモンの関係だけでなく、毎日の食生活に左右されてきます。
髪や頭皮の健康は、栄養状態から影響を受けるものですが、食事改善した場合、その効果が現れるまでには個人差があり、一般的に始めてから数カ月から半年ほどを目安に考えると良いでしょう。
それは髪の成長サイクルが、だいたい3カ月から6カ月とされており、この間にわたって栄養バランスの取れた食事を続ければ、髪の質や量に変化が見られることがあります。

 

食事だけで薄毛を改善できる?

食事は薄毛予防において大切な役割を果たしますが、それだけで薄毛を改善することは難しい場合があります。薄毛の原因は一つではなく、遺伝的要因やホルモンバランスの乱れ、ストレス、生活習慣などが様々に影響してきます。
特に進行している薄毛に対しては、医療的な治療が必要になるでしょう。
薄毛予防において食生活の改善は有効な手段ですが、それとともに生活習慣も見直し、最適な医療機関での治療も併せて行うことで、より確かな薄毛予防が可能になります。

 

まとめ

薄毛対策には、日々の食生活が大きな影響を与えます。ここまで、年末年始に偏りがちな栄養傾向に触れながら、今、薄毛を予防するために摂取すべき栄養素や気を付けた方が良い食品、さらに効果が現れるまでの期間などについて解説しました。
抜け毛や薄毛の予防のためには、バランスの取れた食事や正しい生活習慣が基本でありますが、同時に必要に応じて適切な医療機関の診察などを取り入れることも大切です。
食事の改善は、長期的に行うことで効果を実感できるため、できるところから実践して、将来的な髪の維持に努めましょう。

冬サウナは髪にとって良い?悪い? 薄毛対策になる効果的な入り方は?

 

2024年に全国20歳~69歳の男女に行ったある調査で、男性の約45%、女性の約33%が「サウナが好き」と回答したということです。
リラックスできる、体が温まる、調子が「ととのう」、よく眠れるなどから20〜30代男性の利用頻度が高く、特に冬は、体が温まり血行が促進されて、リフレッシュできる、筋肉がほぐれるなど、薄毛対策にとってもおすすめできそうです。
一方で、「サウナに入ると抜け毛が増える」という話も耳にします。中には、サウナ後に髪を洗うと、抜け毛が多いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、サウナは薄毛の原因になるのか、また逆に薄毛対策に効果的なのか、どのような入り方が髪にとってメリットがあるのかについて解説します。

 

サウナ人気の理由を考える

男性にサウナ好きが多いのは、メンタル面のリフレッシュが得られるからという点が挙げられるようです。ほかに血行促進、疲労回復、心身のメンテナンスといった目的で利用している方が多いと考えられます。
健康に良いイメージで広まったサウナは、携帯などを持ち込むことができず、何もしないでボーッと過ごすことになります。忙しい毎日を過ごしている方にとって、サウナは心身を癒すことのできる場所として流行るようになったといえるでしょう。

サウナ効果には何がある?

サウナ人気の背景を説明しましたが、では具体的にどのような効果があるのでしょうか。ブームになったのは、次のようなサウナの効果に惹かれて起こったともいえます。

「ととのう」感覚を得られる

「ととのう」とはサウナ室から出た後で水風呂に入り、その後、外気浴を浴びながら休憩することで得られる至福の瞬間のことです。
サウナに入ると心拍数が上がり通常の2倍程になる頃に、体の物質交換も進むため体内の老廃物が汗とともに排出されています。
その後に水風呂に入ると、直後は血管が急に収縮し交感神経が優位に働きますが、その後、外気浴して休息すると副交感神経が優位に働き出し、血管が急に広がることで血流が良くなります。
交感神経優位から副交感神経優位に移ることで、リラックス状態が訪れる、それを「ととのう」というのです。

リラックスできる

低温や中温のサウナもありますが、一般にサウナの室内温度は、80〜100℃です。
この80℃〜100℃の状況は人間にとって危険とされる温度とされ、途中でボーッとする瞬間が訪れ、思考を停止させなければならない状態に陥ります。
逆説的ではありますが、この状態でリラックス効果がもたらされるというのが、サウナの効果といえます。
サウナに入ることで様々な思考がシャットダウンされる状態になつため、膨大な案件を抱えているような忙しい方にとって、こうしたサウナは半ば強制的にリラックスした状態になれる場所といえるのです。

よく眠れるようになる

サウナに入った日に深い睡眠状態が得られたという方も多くいらっしゃいます。
体がリラックスし、血行が良くなり、深い睡眠が得られるようになります。
特に冬の寒い夜にサウナで体を温めることで寝付きが良くなり、質の高い睡眠をとれるようになります。
つい睡眠時間が短くなりがちな方も、サウナに入ることで深い睡眠時間を増やし、効率的に体を休めることが可能です。

ほかにもある!冬サウナのメリット

先に述べたような効果の他にも、冬におすすめできるメリットが挙げられます。
サウナに入ると体温が上昇して免疫細胞が活性化されますので、風邪やインフルエンザなどの感染予防効果が期待できます。
また冬に気分が落ち込みやすいという方もいらっしゃいますが、そうした場合にサウナは体を温め血行促進し、筋肉の緊張がほぐれ、ストレスの原因となる体内のコルチゾールという物質量が減ったという研究結果も報告されています。
冬特有の気分の落ち込みを軽減する助けとなり、発想力や柔軟な考え方が向上するということです。
さらに乾燥しやすい冬にサウナで発汗すると、毛穴が開き老廃物が排出され、適度な保湿効果も高め、しっとりした皮膚を保つのに役立つでしょう。

サウナは抜け毛を引き起こすって本当?

体を温め、リラックス効果やストレス解消効果があり、質の良い睡眠が得られるなどサウナの効果は、薄毛対策にも多くのメリットがあるといえます。
でも多くの方が気にしていることに、サウナ後には抜け毛が多いと感じる点があり、「サウナに入ると抜け毛が増えるかも?」という疑問があるのも事実です。
サウナが直接的に抜け毛を招いているわけではありませんが、間違った入り方でサウナを利用すると薄毛リスクは増してしまう可能性があります。

サウナと薄毛に関係があるといわれる理由

サウナに入ると抜け毛が増えるといわれるのには、次のようなことが原因になっています。サウナ利用する際にあらかじめ理解しておくと、抜け毛対策になる効果的な入り方ができるでしょう。

高温の室内

サウナ室の温度は、日常生活では体験できない高温となっています。髪の毛は高温に弱く、長時間さらされることで薄毛の原因となってしまうのです。
頭皮や毛髪が耐えられる温度は、濡れた状態で60℃、乾燥状態で80℃が目安となっています。その温度を超えた室内に長時間いることで、頭皮やその奥の毛根周辺の細胞にダメージを与えてしまうこともあり、薄毛を招く要因になりかねません。

超乾燥の状態

サウナ室は、非常に乾燥しています。頭皮や髪の毛に含まれている水分がどんどん蒸発してしまいます。
水分が蒸発すると頭皮が乾燥してバリア機能が失われます。バリア機能が失われると、様々な刺激の影響を受けやすくなってしまい、抜け毛のリスクが高まります。

皮脂汚れが毛穴に詰まる

サウナに入ると全身に大量の汗をかきます。頭皮からも相当の汗が出ており、その後にきれに洗い流さないと、汗と一緒に排出された汚れや老廃物などが毛穴に詰まってしまい、薄毛を進ませる原因になってしまいます。
洗い流さないままでいると、汚れや老廃物が毛穴に詰まったまま酸化し、炎症して、抜け毛が増える原因なるといえます。

サウナ利用で薄毛を招かないようにするには?

サウナの入り方を間違えると抜け毛を増してしまう可能性もありますが、次のことに気を付けて利用すれば、頭皮環境を向上させ、発毛や育毛をサポートすることも期待できます。

髪や頭皮を保護する

サウナで髪と頭皮に熱のダメージが伝わらないようにするために、サウナハットや濡れタオルを使い、利用前にヘアオイルをつけておくと良いでしょう。
サウナハットや濡れタオルは直接熱を浴びるのを防ぎ、ヘアオイルは水分の蒸発を少なくする効果が期待できます。

サウナ後はシャンプー剤で洗髪する

サウナに入った後は、髪や頭皮に汚れが浮き出ていますので、洗浄力の控えめなシャンプー剤を使って清潔に洗い流しましょう。
シャワー水だけで流すだけでは皮脂や老廃物を落としきれません。細菌繁殖にもつながり、頭皮が炎症を起こす場合もあります。

水分補給を忘れない

サウナに入った後の髪の毛や頭皮は、水分が失われて乾燥している状態です。
髪や頭皮へは専用の化粧水を用い、体の中への水分補給も忘れないようにしましょう。
水分補給をしないと血管の血液濃度が高まり、頭皮に栄養が届けにくくなり、結果的に髪の毛の成長が止まり、抜け毛や薄毛につながってしまうのです。

サウナの種類によっても髪や頭皮へのダメージが違う

サウナの種類は、大きく分けてミストサウナとドライサウナがあります。それぞれ髪や頭皮へ与える影響も変わるため、違いを知って利用すると良いでしょう。

ミストサウナ

ミストサウナは、蒸気によって湿気を与えるサウナです。ミストサウナの温度は、40~50℃前後に設定されており、温度が低く湿度が高いため髪や頭皮への負担は少ないとされています。また、湿度もあるため皮膚や頭皮の乾燥が少ないのもメリットです。
体感温度はドライサウナと比べても大きな差がないため、体への負担を減らすことが優先にしたい場合におすすめです。

ドライサウナ

ドライサウナは体を温めることが目的であるため、室内を70℃以上に設定されていることが多くなります。
髪の毛の主成分であるタンパク質は、80℃前後で構造変化するといわれるため、抜け毛につながるリスクも増えるといえるでしょう。
さらに髪の毛や頭皮の水分が蒸発して急激な乾燥を招くこともありますので、ドライサウナに入った後は、髪や頭皮とともに全身の保湿ケアするようにして下さい。

冬サウナを利用する際に注意したいこと

気温が低い冬にサウナに入る場合には、他の季節とは違う注意点があります。ご自身の体調などを考え、以下の点も意識して利用することをおすすめします。
サウナ後のリラックスタイムとして外気浴がありますが、冬の場合は寒さで体が冷えすぎてしまうことがあります。バスタオルを巻いたりやサウナポンチョを着用したりして防寒対策をしましょう。
また水風呂に入ると体が冷えすぎてリラックス効果が得られにくくなってしまうこともあるため、省いてそのまま休息に入るのも良いといえます。
冬にはサウナ室と外気の温度の差が激しいため、寒暖差が生じます。
血圧の変動が大きくなり心臓に負担がかかることもあり、サウナ施設への行き帰りで冷えて風邪をひくリスクも高まります。防寒対策をして体温を保つように心がけましょう。

まとめ

冬のサウナは体を温め、リラックス効果も得られるなど髪の毛にもメリットがたくさんある一方で、抜け毛が増えるのはないかという疑問があることをふまえながら、効果的なサウナ利用についてお伝えしました。
髪や頭皮へ負担がかからないよう、サウナハットやヘアオイルを使って保護するほか、浮き上がった汚れを洗い流すことも大切になります。
また、水分補給も忘れないように注意しましょう。正しくサウナを利用できれば、育毛効果を期待できます。血行促進や老廃物の除去効果が髪の毛の成長に良い影響を与えることを理解しておきましょう。

秋から冬に急増する脂漏性皮膚炎! 頭皮のフケや臭いを防ぐ方法は?

 

冬を迎える頃になると頭皮の乾燥を感じやすくなります。
皮膚は乾燥すると失った潤いを補おうとしてさらに皮脂が分泌されるため、それを栄養にカビの一種であるマラセチア菌が増殖しやすくなり、かゆみ、フケ、臭い、湿疹などの脂漏性皮膚炎の症状が生じてきます。
こうした季節的なことに加え、ストレスや睡眠不足なども原因となるため注意が必要です。
様々なアンケートなどでも、秋冬の肌トラブルの第一位は乾燥とされており、皮膚のバリア機能が揺らぎやすいこの時期には頭皮ケアが大切になってきます。
そこで今回は、これから増える乾燥肌や脂漏性皮膚炎について解説しながら、頭皮トラブルや乾燥を防ぐための対策について解説していきます。

 

乾燥した頭皮を放置するとどうなる?

秋冬にかけて気温や湿度が急に下がってくると、自然と汗や皮脂の分泌量も減ってきますので、乾燥にさらされた皮膚の水分が奪われます。
加えて室内では暖房も使用するようになり、こうした環境下で肌や頭皮はカサつきがちになります。
頭皮が乾燥していると、通常外部からの刺激物や汚染物の侵入を防いでいるバリア機能が低下することになるため、ちょっとした刺激にも敏感になり、かゆみ、湿疹、ニキビのほか脂漏性皮膚炎などが生じやすくなります。
このような状態で頭皮環境の悪化が起こり、抜け毛が増え薄毛が進んでしまうこともあります。

 

秋から冬にかけて急増する脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とは、頭皮や生え際、鼻のまわりなど皮脂分泌の多い箇所に炎症が起きて、フケのような皮膚のはがれやかゆみを伴う皮膚の病気です。
乳幼児から高齢者まで見られる疾患で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
この脂漏性皮膚炎は、季節の変わり目に症状が悪化しやすく、特に空気が乾燥する秋から冬にかけては増える傾向があります。
頭皮が乾燥すると、不足した潤いを補おうとして皮脂を過剰に分泌することになります。この皮脂に常在菌のカビの一種であるマラセチア菌が増殖しやすくなり、炎症がぶり返してしまうのです。

 

脂漏性皮膚炎のフケの原因

 

マラセチア菌

常在菌であるマラセチアという菌が、頭皮の皮脂をエサに増殖すると炎症を起こし、脂漏性皮膚炎のフケ症やかゆみ、臭いにつながると考えられています。
マラセチアが異常な増殖を見せるその他の要因となるのは、ビタミンB2やB6の不足、睡眠不足、生活リズムの乱れ、ストレス、頭皮ケアの不足などがあるといわれています。

 

男性ホルモンのアンドロゲン

アンドロゲンという男性ホルモンの増加も、皮脂分泌を促進し、脂漏性皮膚炎およびフケ症に影響するものと考えられています。
治療して脂漏性皮膚炎がおさまっても、しばらくして起こることもありますが、その都度適切な生活習慣などでコントロールは可能でしょう。

 

具体的にどんな症状がでるのか

フケは、頭皮が新陳代謝する際に、不要となった角質細胞が角質として剥がれたものを指しますが、あまりに多いフケが出る場合は、脂漏性皮膚炎であるケースが多いといえます。
以下のようなことがある方は、脂漏性皮膚炎である可能性があるでしょう。

・ブラシで髪をとかすとフケが落ちる
・頭を掻くたびにフケが落ちる
・服の肩にフケが積もる
・朝起きて枕を見ると、フケが散らばっている
・室内のカーペットの上にフケが目立つ

 

脂漏性皮膚炎の治し方は?

脂漏性皮膚炎を抑えるためには、生活習慣を改善し皮脂の分泌を安定させるのが大切です。薬治療をする前に、まずは毎日の生活の中から習慣化していきましょう。再発を予防するため、基本的に気を付けていきたい点についてお話します。

 

洗髪は優しく丁寧に

皮脂の分泌を抑えようと、ゴシゴシ強い刺激を与えて洗髪すると乾燥を招き、かえって皮脂の過剰分泌を引き起こすことになります。
そのため、低刺激性のアミノ酸系シャンプーか油分を落とし過ぎないシャンプー剤を使用し、良く泡立ててから地肌を傷つけないように洗いましょう。
また、マラセチア菌の繁殖を抑える効果があるシャンプーを試すこともおすすめです。

 

炎症を起こしていたらこすらない

もし、頭皮が炎症を起こしていた場合には、できるだけ、掻く、擦るなどの刺激を加えないようにしましょう。さらに炎症を引き起こし、頭皮状態が悪化する可能性が高まります。

 

紫外線を避ける

紫外線を浴びると皮脂が脂肪酸に変換して、脂漏性皮膚炎が悪化する原因となります。
これからの季節は紫外線が弱まるものの、一定程度は降り注いていますので直射日光を遮る工夫をしましょう。

 

食生活に注意する

脂漏性皮膚炎の予防として、炭水化物の摂取を減らす、魚介類や野菜、オリーブオイルなどを使った地中海食を摂る、酵母の増殖を促進するような食品のパン、チーズ、ワイン、ビールなどを控えるなどが挙げられます。
そして、サバやマグロ、サーモンから取れる油や、植物から取れる亜麻仁油、オリーブオイルに含まれる不飽和脂肪酸の摂取や、ビタミンB2やビタミンB6、ビオチンを摂りましょう。

 

生活のリズムを整え、ストレスをためない

ストレスは皮脂分泌を増加させる要因になります。完全にストレスのない生活を送るのは難しいですが、自分自身の時間を確保して、リラクセーションや趣味などでストレスを軽減するなど、できる範囲で取り組みましょう。
さらに、生活リズムを整えることも重要です。特に、質の良い睡眠に努めましょう。
毎日同じ時間帯に寝て起きる習慣をつけ、入浴は熱すぎないお湯に浸かり深部体温を温めてから、二三時間後に寝ると寝付きやすくなります。
そして寝る一時間前にはスマホやテレビなどを見ないようにし、リラックスできる状態で眠りにつくようにしましょう。

 

脂漏性皮膚炎の治療法について

繰り返すことが多いですが、定期的に治療薬を使うことで良い状態を保つことができます。例えば、脂漏性皮膚炎の治療薬としては下記があります。

 

抗真菌薬(ニゾラール®)

脂漏性皮膚炎によく使用されるニゾラール®は、マラセチア菌の殺菌効果があります。
副作用はほとんどないので、炎症が強い場合には十分な効果が期待できないこともあります。

 

ステロイドの塗り薬(ステロイド外用薬)

炎症がある場合は、ステロイドの塗り薬が効果的です。薬の使用の際は、必ず皮膚科で定期的にチェックしてもらいながら使用するようにしましょう。

 

プロトピック(タクロリムス)、コレクチム

プロトピックやコレクチムといったアトピー性皮膚炎に使用される薬を使うことがあります。炎症を抑える効果があり副作用は少ないですが、使用の際は皮膚科で処方してもらうようにしましょう。

 

ビタミン剤

脂漏性皮膚炎には、ビタミンB2やB6・ビタミンH・ビタミンD不足が考えられます。
普段の食事で補いながら、再発予防の目的でサプリの服用も考えてみても良いかもしれません。

 

頭皮の乾燥が引き起こすこんな症状

乾燥することによって頭皮のバリア機能が弱まると、脂漏性皮膚炎のほかにも以下のようなことが起こっています。この時期にはこの点にも注意しましょう。

 

頭皮のターンオーバーが乱れる

ターンオーバーとは、皮膚が生まれ変わる一定のサイクルのことをいいます。
通常、頭皮や皮膚の角質細胞は約28日かけて新しく生まれ変わり、古い角質が自然に剥がれ落ちます。ただ冬の乾燥によって頭皮がダメージを受けると、このサイクルが乱れ、角質細胞が早い段階で剥がれ落ちるようになります。
それがフケとなり、放置すると頭皮の健康状態がさらに悪化し、かゆみや炎症などが生じ、抜け毛が増える原因になることがあります。

 

バリア機能が低下する

頭皮のバリア機能は、外部の刺激から守り、水分が蒸発するのを防ぐ役割を果たしています。しかし、冬の乾燥や低温の影響で頭皮の水分量が減り、皮脂の分泌も低下すると、このバリア機能が弱まります。
こうした頭皮は、空気中のホコリや汚染物質、シャンプーやスタイリング剤の刺激を感じやすくなり、かゆみや赤み、抜け毛といったことを引き起こし、さらには細菌や雑菌が侵入しやすくなります。

 

頭皮がつっぱる

水分と皮脂とがバランスを保ち、頭皮の表面に薄い膜を作りバリア機能が成り立っています。しかし低湿度と低温によって水分が蒸発してしまうと、その結果、皮膚のつっぱり感を覚えたり、カサカサしてかゆみが発生したりすることがあります。
掻くと皮膚が傷つき、乾燥が悪化しフケや炎症が発生し、抜け毛を増やす原因となります。
また、水分不足の状態では弾力が失われ、髪を支える力が弱まることで抜け毛やパサつきにつながることもあります。

 

乾燥シーズンに行いたいおすすめの頭皮ケア

頭皮の乾燥対策の基本は、保湿、適切な洗髪、生活習慣を見直しです。

 

保湿に努める

乾燥した頭皮には、高保湿のシャンプー剤や頭皮用ローションを使用することで、潤いを補い、バリア機能を整えることができます。
保湿成分としては、ヒアルロン酸やセラミド、アミノ酸などが配合されたものや、敏感肌用や低刺激の表示があるものを選ぶことで、乾燥でデリケートになった頭皮にも安心して使えます。

 

洗髪の頻度を調整する

乾燥が気になる冬の時期には、朝晩2回髪を洗ったりするのは避けましょう。
洗髪のしすぎは、頭皮を守るために必要な皮脂まで洗い流して、乾燥をさらに悪化させる原因となります。
洗髪は1日1回、汗をかかない日や汚れが気にならない場合は、シャンプーを使わずぬるま湯で流すだけでも良いでしょう。

 

シャワーの温度は38~40℃に設定

高温のシャワーは頭皮の水分を奪いやすいため、シャワーの温度は38~40℃に調整しましょう。頭皮に必要な潤いを守りつつ、汚れをしっかり落とすことができます。
適温で髪を洗うことにより、頭皮に優しく、乾燥を防ぐことができます。

 

まとめ

秋から冬にかけて乾燥が進む季節には、脂漏性皮膚炎の患者が増えることが知られています。脂漏性皮膚炎は抜け毛や薄毛を招くことにもなりますので、この時期の対策をお伝えしました。
こうした症状が起きるのは、日頃のビタミン不足や睡眠不足、運動不足など生活習慣にも原因があると考えられています。
特に頭皮の乾燥はバリア機能を低下させるほか、乾燥から皮膚を守ろうとして皮脂分泌が増えて、それが脂漏性皮膚炎の原因になると考えられますので、ご紹介したような方法を参考に、この時期の抜け毛や薄毛対策に役立ててみて下さい。