頭頂部が薄くなると20代半ばでも「40代の方向けアンケートを行っています」と声をかけられたり、子供から「おじちゃん」なんて言われたりしてしまうほど老けて見えることがあります。
年々おでこが広くなってくると、オールバックのような大胆な髪形だけでなく今まで通りの髪型にセットできなくなることも……。
薄毛は、女性が例愛対象として見られない外見的特徴として、デブについで2位にランクインしているという調査もあります。
育毛、増毛、植毛と対策はさまざまありますが、いつからどのような対策を始めたら良いかは人によって異なるので、薄毛対策にどれが適切かという問題の答えは、自分一人では簡単に見つけられないかもしれません。
ここでは、病院や施設で受ける薄毛治療についてご紹介します。
その薄毛の対策は効果有り? 無し?
薬局やスーパーに育毛トニックや育毛シャンプーなど薄毛対策商品は非常にたくさんの商品が並ぶようになって随分と経ちます。
薄毛に悩んでいる人はもちろんですが、親族が薄毛なので遺伝で薄くなるのではないかと心配になっている人、剛毛は剥げるという話を聞いて不安になったという人など、現段階で薄毛の症状があらわれていない人でも、薄毛対策商品を使用した人は多くいるでしょう。
ただ、育毛トニックもシャンプーも、実のところ育毛にも増毛にも効果があると確認されていません。
医学的に証明されているのは発毛剤と呼ばれている第一類医薬品だけではないでしょうか。
つまり、市販薬ではなかなか効果は実感しにくいのが現状でしょう。
病院や施設での治療法とは?
AGA治療という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これは薄毛の原因となっているDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンを抑える治療です。
DHTは毛が太く長く育つのを阻害してしまうので、DHTが濃ければ濃いほど薄毛になる可能性が高くなります。
そこで病院などでは、DHTを抑制する治療が開始されます。
AGAの治療にはいくつか方法がありますが、代表的なのはクリニックで診断を受けて薬を処方してもらう場合と個人で薬を仕入れて使用する場合です。
料金は、病院などで受診する場合、1年間で50万円~200万円と個人差があります。
高くなる場合もありますが、薄毛の原因や治療法についてその都度検証し、常に効果を得るためにさまざまな方法を提案してくれます。
個人で薬を購入する場合は1年間で10万円~20万円と価格は抑えることができます。
しかし、料金できるだけ抑えようとして個人で薬を購入すると、「薄毛の原因がAGAなのか生まれつきなのか」「薬の効果を得られているのかどうか」を個人で判断するのは難しいでしょう。
原因を知って適切な治療を受けたいと思ったら、病院などで専門医に相談することをおすすめします。
市販のものを試したけど効果が出なかった場合でも、AGA治療によって発毛する可能性はあります。
植毛やかつらも薄毛の対策の1つとして有効ですが、せっかくなら早い段階のうちに自分の髪の毛を維持したいものです。
カウンセリングを無料で行っているところもあるので、「薄くなってきたな」と感じたら、早い段階で相談してみましょう。
後になって後悔することが無いように積極的に行動することが重要です。