ここ最近頭髪治療の技術も進んで効果が出やすい治療法も増えてきました。
その中で注目されているものは「HARG療法」です。このHARG療法とはどういったものなのでしょうか。そのメリットとデメリットを紹介していきます。
HARG療法のメリット
・汎用性が高い(どんな原因でも効果が出やすい)
HARG療法は細胞に働きかける治療法となるため、どんな原因であっても治療効果があると考えられています。
例えば飲み薬などで効果がなかった方でも、こちらのHARG療法を活用することで効果が現れるようになったという方もいらっしゃいます。他の治療法でうまくいかなかった方にもお勧めできるのがこの治療法です。
・女性でも問題ない
頭髪の成長を阻害させるものが男性ホルモンであるため、発毛の治療法の一部は「男性ホルモンの活動を弱める」といったアプローチ方法で治療をしていくものもあります。
したがってもともと男性ホルモンの少ない女性に効果はないため、男性のみの治療法というのも少なくないのが現状です。
その点、このHARG療法はシンプルに「髪の毛を生やす細胞」に働きかけていくものであるため、女性にも効果が期待できる点が特徴といえるでしょう。
・副作用の心配がほとんどない
HARG療法は2006年から臨床実験が続けられてきましたが、現時点までで目立った副作用は確認されておらず、アレルギーなどが発生することなく安全な治療法だと期待されています。
比較的安全に治療できる点も好まれているポイントと言えます。
・短時間で治療できる
施術そのものは薬の注入だけとなるため、10〜20分ほどで完了します。
オフィス近くの医院を利用している方が、仕事の休憩中に立ち寄ることができるなど、その「手軽さ」が評価されている点も特徴と言えるでしょう。
もちろん複数回通院しなければならない点はその他の発毛治療と変わりませんが、1回の通院にかかる時間の短さは魅力的なポイントです。
HARG療法のデメリット
・複数回の通院が必要になる
前述の通り1回にかかる治療時間はそこまで長くありませんが、効果が出るまでに時間がかかるケースもあります。
HARG療法を利用している場合、髪が生えてくるまでに早くても2ヶ月、遅い方だと4ヶ月前後はかかると考えておいたほうがいいでしょう。
すぐに結果を出したい方は他の治療法を選ぶ方がいい場合もありますが、それでも1回の治療時間が短いため、他の治療法よりも時間を見つけやすいことからじっくり気長に、それでいて確実に髪を増やしたい方にお勧めの治療法と言えます。
・医院によって効果は様々
治療法が確立されたのは2006年となっており、他の治療法と比べるとそこまで歴史があるわけではありません。そのため治療の進め方がまだ完全には浸透していないのがHARG療法の現状であり、デメリットと言えるでしょう。
そのためHARG療法の形式で治療を受ける際には医院の症例数にも目を向けておく必要があります。
カウンセリングをしている際などに症例数に関してもしっかりと調べておくようにし、経験を積んだ医院を探すことが大切です。
HARG療法はいわゆる「これからの治療法」なので、まだデメリットとなる部分が存在しているのも事実です。今回紹介したメリットやデメリットを踏まえた上で、HARG療法を検討してみてはいかがでしょうか。