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ハゲる原因はパソコンにあった!? 薄毛とパソコンの関係

ハゲる原因はパソコンにあった!? 薄毛とパソコンの関係
 
男性にとって薄毛は深刻な悩みです。薄毛は体質もありますが、生活環境も大きく影響しています。
薄毛予防のためには、薄毛になりやすい生活習慣は改めることが大切です。
その薄毛の原因の1つとされているのが、仕事に欠かせない「パソコン」です。
毎日何時間もパソコンを見続けることが、実は薄毛の原因となっていることもあるのです。
そこで、ここでは薄毛とパソコンの関係についてご紹介します。
 

パソコンを長時間使うと血流が悪くなる

髪の毛が薄い男性と薄くない男性とでは、スマホやパソコンの平均使用時間が5~8時間も長かったという調査結果があります。
パソコンやスマホを長時間使用するだけで髪の毛が薄くなっていくのかというと、そうではなく、パソコンやスマホを使用する時間は体をほとんど動かさないため、血流が悪くなるのが原因の1つと言われています。
 
髪の毛が育つための栄養は、毛細血管によって運ばれますが、パソコンの前でじっとすることで首や肩だけではなく、頭皮までもが凝り固まってしまい、血管を圧迫して血流を悪くするのです。血流が滞ると髪の毛に栄養が行かなくなるため、髪の毛が育たず、細く、短くなっていき、結果として地肌が透けて見える原因になるのです。
 

眼精疲労は大きなストレス

薄毛の原因の1つにストレスがあります。
精神的なストレスはもちろん、食生活の乱れや冷暖房など体の外側から受ける負担も、体にとっては大きなストレスとなるのです。
パソコンの使いすぎによる眼精疲労も、実は体に大きな負担をかけています。
 
精神的、肉体的にストレスを感じると体のバランスをつかさどる自律神経が乱れ、交感神経が優位になって血管が収縮し、血流が悪くなります。
眼精疲労によるストレスは首、肩、目の周りの血液やリンパの流れが悪くし、筋肉を固くします。そうなってしまうと頭皮に行くはずの血液が流れず、髪の毛が育たなくなるのです。
 
また、老廃物を運ぶリンパ液が頭皮に行かなくなると、毛穴の詰まりを招き、頭皮や髪の毛の新陳代謝が行われなくなるという悪循環も招いてしまいます。
 

網膜の回復に髪の毛の材料が使われる

網膜の回復に髪の毛の材料が使われる
 
髪の毛はケラチンというタンパク質でできていますが、ケラチンを合成するためにはアミノ酸の一種「システイン」が必要です。
パソコンを使ってダメージを受けた網膜を修復するためには、このシステインが使われます。
 
システインは網膜以外にも、肌や髪の毛の修復にも使われる栄養素ですが、肌や髪の毛より網膜のほうが大切な器官なので、優先的に網膜の修復に回されます。
網膜のダメージが大きければ大きいほど、システインは網膜修復のために大量に消費され、髪の毛に栄養が回らなくなるのです。
結果として、髪の毛が貧弱になっていきます。
 
薄毛になる理由には不規則な生活や乱れた食生活なども関係がありますが、パソコンの長期使用も原因の1つであることは、もはや疑いようもないでしょう。
地肌が気になり始めたら、生活習慣の見直しとともに、パソコンやスマホの使用時間の短縮も心がけることが大切です。
 

食べて増やす! 薄毛予防が期待できる食べ物とは

食べて増やす! 薄毛予防が期待できる食べ物とは
 
薄毛の原因の1つに食生活の乱れがあります。
例えば脂っこいものを食べすぎると、血液がドロドロになり血流が悪化して抜け毛を増やしてしまいます。
 
では、抜け毛を予防するため効果的な食べ物とは何でしょうか?
ここでは薄毛予防が期待できる食べ物をご紹介します。
 

抜け毛を予防する食べ物とは

抜け毛の直接的な原因はジヒドロテストステロンという男性ホルモンです。
これはテストステロンが5αリダクターゼと結合することで生成されます。
 
抜け毛を予防するには5αリダクターゼの働きを抑制することがポイントです。
5αリダクターゼを抑制する成分は亜鉛と大豆イソフラボンだと言われています。
この2つを含む食品を以下にご紹介します。
 

亜鉛を含む食べ物

・ナッツ類
ナッツには亜鉛だけでなくビタミンB群やビタミンEも多く含まれています。
ビタミンBは亜鉛と同じくストレス耐性を向上させますし、ビタミンEは毛細血管を広げる働きがあります。
薄毛予防にオススメの食品です。
 
しかし、お酒のおつまみとして売られるナッツには塩がたくさんかかっているものがあります。
塩分の過剰摂取は肝機能を低下させて血流を悪化させてしまうので注意しましょう。
 
・シジミ
シジミはオルニチンという成分を豊富に含んでいる食べ物です。
オルニチンには成長ホルモンの分泌を促進する効果があると言われています。
シジミを食べることで、髪の毛の成長をサポートし、途中で抜けてしまうのを防いでくれる効果が期待できます。
 
・豚レバー
豚レバーは亜鉛だけではなく、ビタミンAやビタミンB群、葉酸に鉄分などを含む栄養価の高い食べ物です。
レバーが好きな方にはオススメの食材です。
 

大豆イソフラボンを含む食べ物

・納豆
納豆は大豆イソフラボンと亜鉛の両方を含んでいます。
また、納豆最大の特徴である「発酵」は腸内の細菌の活動を活発にします。
このため身体に必要な栄養素を作ることができるのです。
毎日完璧なバランスで食事をすることは困難ですが、毎朝納豆を食べることで栄養の偏りをフォローできますよ。
 
・豆腐のお味噌汁
大豆のイソフラボンは、発酵させた後さらに熟成することで増加します。
このため、味噌にはより多くの大豆イソフラボンが含まれているため、抜け毛予防が期待できます。
他にも、味噌には髪の育成に必要なインスリン様成長因子(IGF-I)を体内で多く分泌させる働きがあります。
1日に1回は必ず食べたい料理と言えるでしょう。
 

胃腸の改善で薄毛予防

食べて増やす! 薄毛予防が期待できる食べ物とは
薄毛の方は胃腸が弱い傾向にあります。
胃腸が弱っていると、どんなに発毛効果のある食品を食べてもその有効成分を吸収することはできません。
次のポイントに注意して食事をしましょう。
 
・肉類を食べすぎない
肉は体内で腐敗を起こし毒素を出すため、食べすぎは胃腸の負担になります。
・胃腸によい食事バランスを考える
胃腸が弱い人は、胃腸を回復させることをポイントとしてバランスを整えてみましょう。
朝にフルーツを食べ、昼・夜は「野菜と穀物」「野菜とたんぱく質」という組み合わせにすることで胃腸の改善が期待できますよ。
 
アルコールやコーヒーの飲み過ぎは薄毛につながるので注意が必要です。
飲み物はミネラルウォーターに切り替えて、1日2リットル程度補給することが大切です。
薬でしか対策できないイメージがある薄毛ですが、食事でも改善が期待できます。
毎日の食事から薄毛対策を行いましょう。