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冬の運動不足を解消したいなら、薄毛予防にも効果的な有酸素運動を!

長い冬もようやく終わりに近づき、春の気配を感じながら運動でも始めようかと思っている方も多いと思います。
毎日の運動によってAGAや薄毛を防ぐことができれば、さらに嬉しいですよね! そんな時は、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運運動がおすすめです。
なぜならAGAの原因となるホルモン、ジヒドロテストステロンの過剰生産を抑え、なおかつ排出することが期待できるから。
ほかにもおすすめしたい理由は色々あるので、それはどんなことなのか、薄毛やAGA予防になる運動には何が良いのかを解説していきます。冬こもりしがちだった方が始める運動の参考にしてみて下さい。

 

 

運動には「有酸素運動」と「無酸素運動」がある!

まず有酸素運動と無酸素運動の違いを解説します。それぞれの特徴やメリットを理解しておきましょう。

 

有酸素運動とは?

酸素を使ってエネルギーを得る運動のことをいいます。
じっくり時間をかけながら、筋肉に軽めの負荷をかける有酸素運動は、ある一定の時間を過ぎるとエネルギーが脂肪の燃焼に使われます。
さらに薄毛の原因ともなる男性ホルモンを消費してくれます。
年齢によって異なりますが、軽く汗ばむ程度で心拍数が1分間に110回ぐらいの負荷をかけ続けると良いとされています。
基礎代謝がアップし、ダイエットやメタボ解消、心肺機能の向上、血圧の安定も期待できる有酸素運動には、ジョギング、ウォーキング、水泳、エアロビクス、サイクリング、ボクササイズなどがあります。

 

無酸素運動とは?


筋肉の中の糖質をエネルギー源として使う運動です。
酸素を使わず短時間で筋肉に大きな負荷をかけて行う無酸素運動は、消費エネルギーこそ有酸素運動より多いのですが、息が上がって長時間続けられない点があります。
また無酸素運動は筋肉を疲労させ、それを回復するために成長ホルモンの分泌が活発になります。成長ホルモンは育毛促進のため良い作用を及ぼすともいえるのですが、無酸素運動のやり過ぎは要注意です。
筋肉量が増えると、AGAを誘発する要因の男性ホルモンの分泌量が増えて、薄毛の進行を早める恐があります。
無酸素運動は短距離走や筋トレですが、男性ホルモンを消費する有酸素運動を組み合わせて行ってみることをおすすめします。

 

こんなにある!有酸素運動が薄毛対策に良い理由

有酸素運動をすることで得られる様々な効果が、抜け毛や薄毛の予防や抑止にも有効的といわれます。それはなぜなのか。その理由を見ていきましょう。
 

 

血行を促進する

体を動かさなければ、血流が滞りやすくなります。
適度な運動は血行不良を改善することができますが、その際、無酸素運動よりも有酸素運動の方が効率良いと考えられます。
なぜなら有酸素運動には新陳代謝を高めて、血流を促す作用があるからです。髪に十分な栄養を届けるためには、頭皮はもとより体全体の血行が良くなくてはいけません。
有酸素運動では全身へ血が巡りますので、それが頭皮や毛根へも行き渡り、酸素や栄養が届きやすくなるので育毛につながりやすいのです。

 

代謝が良くなる

無酸素運動とは違い、少ない負荷をかけ続け時間をかけて行う有酸素運動は、体が動いている時間が長くなるので基礎代謝のアップにも効果的です。
代謝が良くなると、血行の改善にもなり体全体に栄養が巡ることができます。皮膚のターンオーバーも整えられ、頭皮環境も改善されるでしょう。
髪の毛や肌、爪などは新陳代謝によって生まれ変わりますので、有酸素運動によって新陳代謝をアップさせれば抜け毛や薄毛予防にもつながってくるのです。

 

ストレス発散と自律神経を整える

ストレスは、自律神経を乱しホルモンバランスを崩し、代謝も悪くなるので血行不良から髪の毛の成長には悪影響を与えます。
ストレス発散して自律神経のバランスを整えることは、薄毛予防の大切な要素です。こうした点からも、有酸素運動はおすすめです。
適度な運動で汗をかき、爽快感や達成感から自律神経が正常に働き、血行不良や皮脂の過剰分泌の改善にもつながっていきます。
さらに汗は、毛穴につまった汚れや老廃物を除去する作用もあります。

 

 

ジヒドロテストステロン(DHT)を排出できる

ジヒドロテストステロンは、AGAや薄毛の発症の原因となるホルモンです。
ジヒドロテストステロンが増加する原因として、ホルモンバランスの乱れが挙げられます。有酸素運動には、自律神経やホルモンバランスを整える効果が期待できるので、AGAの進行を防ぐことも期待できます。
またこのホルモンは汗や尿とともに排出されますので、汗を継続的にかくほどジヒドロテストステロンの排出量が多くなります。
直接的な効果はないものの、適度に有酸素運動を取り入れることは少なからず良い影響をもたらすでしょう。

 

運動が苦手でも続けやすい! 有酸素運動とは?

ジム通いや体を動かすこと自体が苦手という方も、有酸素運動なら軽い負担で続けやすいです。冬の間に硬くなってしまった体におすすめの有酸素運動を紹介します。いずれもジムに行かずにできるので気軽に取り組めます。

 

 

ウォーキング

「歩く」という動作は、誰でも始められ、さらにしっかり腕を振って、大きく足を踏み出すというポイントを加えると、使われる筋肉が多くなり運動量も増え効果もアップします。
忙しくてウォーキングする時間を取るのが難しいという方でも、日常のちょっとした場面で有酸素運動を取り入れることは可能です。
エスカレーターやエレベーターではなく階段を使う、隣駅まで1駅歩く、買い物は隣町まで行くなど、歩くを意識してみましょう。

 

ストレッチやヨガ

呼吸を意識して行うストレッチやヨガは有酸素運動とされています。頭皮環境の悪化や髪の成長を妨げる原因になるのは、主に上半身の血行不良です。
肩回しなどの簡単なストレッチでもOKですので、緊張をほぐし頭皮の血行不良を改善しましょう。
さらに呼吸しながらゆっくり全身の筋肉をほぐしていけば、滞っていた血液が隅々まで流れ始めるでしょう。
筋肉や関節の動きがスムーズになった後、ウォーキングなどを組み合わせるとより運動効果が得られます。無理のない程度で他の運動を組み合わせてみてもいいでしょう。
やり方はYouTubeなどからも調べられますし、ご自宅でできる器具もネットで購入できます。継続することが大切なので、まずは週3回程度を目標に続けてみましょう!

 

ボクササイズ

ボクササイズは、ボクシングの動きを取り入れたエクササイズです。キックやパンチなどの動作を含むものですが、試合のように殴り合うことはしません。
全身を使うので発汗作用が高く、消費カロリーも多いのでダイエットとしても注目される運動です。
また屋内でできますので、紫外線による頭皮ダメージの心配もありません。汗をかいて発散したい方、動くのが好きな方におすすめです。

 

薄毛対策には運動負荷はかけすぎないこと

筋トレなどの運動でも薄毛対策につながるのですが、注意したいのは負荷をかければ良いということではありません。
筋肉に強すぎる負担をかけるのは、髪の毛の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
その原因は活性酸素。活性酸素は、激しい運動をすることによってより発生し、体の細胞を酸化させ傷つけてしまう特徴を持ちます。
活性酸素は、抗酸化物質の働きで取り除かれますが、あまりに大量だと体内で細胞を傷つけてしまうのです。
これをきっかけに頭皮の奥の毛根にもダメージを与え、髪が生えるのを阻害してしまうこともあります。
日頃あまり運動する習慣のない方は、適度な負荷ですむ有酸素運動から実践するようにしてみましょう。
まとめ
有酸素運動には薄毛対策にもつながる効果が様々あることをお伝えしてきました。適度な運動が、頭皮や髪の健康につながることをご理解いただけたと思います。
日頃あまり運動する習慣のない方は、きつい筋トレなどより軽い負荷ですむ有酸素運動を実践すると良いでしょう。ただし屋外に出る際には、花粉対策や紫外線対策をした上で、颯爽とウォーキングやジョギングを楽しんでみて下さい。