髪の毛や頭皮に付着している白い『フケ』。フケは見る相手に不潔な印象を与えてしまいます。
それだけではなく、フケが多いと薄毛の原因に繋がってしまうこともあるのです。
今回はなぜフケが薄毛の原因となるかの、そのメカニズムをご紹介してきます。
脂性フケと薄毛
フケには「脂性フケ」と「乾性フケ」の大きく2種類があります。まずは脂性フケと薄毛の関係からご紹介します。
脂性フケというのは、脂っ気のある大きくギトギトしたフケです。
この脂性フケは、頭皮の皮脂が過剰分泌されることで発生します。
厳密に言いますと、過剰分泌された皮脂を餌とする「マラセチア菌」が増殖し、脂性フケに成り代わるのです。
脂性フケが増えると、頭皮の炎症を起こしたり、毛穴を詰まらせる原因となります。
頭皮の炎症や毛穴の詰まりが起こると、髪の毛に栄養分が十分に行き渡らなくなり、結果的に薄毛の原因となってしまうのです。
脂性フケの予防
この脂性フケを予防するには、まずは食生活を見直すことが大切です。
高カロリーな食事を続けることで皮脂の分泌が増え、脂性フケの原因となっていることがあります。
高カロリーな食事を控え、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
そしてもう1つ、シャンプーの洗い方が間違っているとそれが原因で脂性フケが発生してしまいます。
正しいシャンプーの方法も覚えておきましょう。
脂性フケを予防するためのシャンプー方法は以下の通りです。
•シャンプーで洗う前にお湯で洗う
•髪の毛ではなく地肌を洗う
•爪をたてずに、指の腹で擦る
•丁寧にしっかりとすすぐ
以上4点をポイントにシャンプーをしていくことで脂性フケを予防できるでしょう。
乾性フケと薄毛
続いて、「乾性フケ」と薄毛の関係をご紹介します。
乾性フケというのは、その名の通り乾燥したフケのことです。
サラサラとした粉末状となっており、1つ1つが小さいのが特徴的です。
乾性フケは脂性フケと逆で、頭皮の皮脂が不足した場合に発生します。
乾燥フケが発生するというのは、頭皮を守るためのバリアである皮脂が無い状態を指します。
皮脂が少ないと頭皮を紫外線や雑菌などのダメージから守る力が弱まり、薄毛の原因に繋がるのです。
また、乾性フケは強いかゆみを放つことがあります。
『掻く』ことで頭皮を傷め、それが二次的な薄毛の原因となってしまいます。
乾燥フケの予防
乾性フケを予防するには、まず頭皮を乾燥から守ることが大切です。
特に冬場などは頭皮が乾燥し、乾性フケが出やすくなります。
加湿器などを設置するなどして部屋の湿度を上げましょう。
加えてもう1つ、洗浄力の強いシャンプーを使っていると乾性フケの原因となることがありあます。
洗浄力の強いシャンプーは、頭皮から必要な皮脂までをも落としてしまうのです。
このため、シャンプーの銘柄を変えてみる、またシャンプーを優しく丁寧に行うことも乾性フケの対策となります。
フケを防げば薄毛も防げる?
この様に頭皮のフケは薄毛の原因に繋がることがあります。
特に長期間フケが発生している場合、または大量のフケが発生している場合などは早めに対策予防をしましょう。
頭皮をフケのない健康的な状態に戻せば、自然と薄毛予防にも繋がるのです。