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最も薄毛が気になる季節は夏!? 髪を守るヘアケア商品は何を選べば良い?

夏は汗で髪がべたついたり、プールや海に行く機会が増えたりで髪の毛が濡れる機会も多く、薄毛が目立ちやすくなると心配する方もいらっしゃるでしょう。
実際に、育毛シャンプー「スカルプⅮ」を扱うアンファー株式会社が20代から50代の男女800人に調査を行ったところ、「薄毛が最も気になる季節はいつ?」という問いに約7割の方が「夏」と答えたということです。
最近は、紫外線の刺激や冷房、蒸し暑さによる疲労や寝不足、ストレスが蓄積したせいで、春や秋より抜け毛が増える傾向にあるのかもしれません。
そんな薄毛を意識する季節の到来ということで、今回は夏の薄毛ケアにおすすめのシャンプー、トリートメント、育毛剤などの選び方を紹介していきます。
 

 

夏の薄毛対策はヘアケア商品を見直すことから

外側からする頭皮ケアは、髪や地肌にダイレクトに働きかけられます。
だからこそ、高温多湿や冷房の使用で抜け毛が増える夏に合うシャンプーや育毛剤を選びたいものですね。この時期には次のような点からヘアケアを考えてみましょう。

 

 

今の頭皮に合うシャンプー剤を選ぶ

季節によって変化する状態に合わせてヘアケア商品を使うことが大切です。
汗をよくかき、皮脂の分泌も盛んな頭皮は、洗浄力が足りなかったりすると薄毛の原因になり得ますので、正常な頭皮環境を維持できるシャンプーを選びましょう。
その際に、「洗浄力が強い=汚れが落ちる」というわけではないという点も注意します。

 

チェックしたいのは洗浄成分の種類

シャンプー選びで確認したいのは、汚れを落とす洗浄成分(界面活性剤)です。
その種類は主に、「せっけん系」「アミノ酸系」「高級アルコール系」があります。
高級アルコール系のシャンプーには、合成界面活性剤が使用されていることが多く、アミノ酸系と石鹸系は天然由来の界面活性剤が主成分としています。
これらはシャンプー剤容器に表示される際は、だいたい水の次に記載されていますので、次の特徴を知って選ぶ際の参考にしてみて下さい。

 

【せっけん系】

せっけん系洗浄成分は、シャンプー容器の表示に石けん素地、石けん分、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなどと記載されます。
動物性の脂肪酸とアルカリを反応させた石けんが原料ですので、天然由来の界面活性剤でとてもシンプルで化学物質が無添加の製品もあります。
余分なものが含まれていないので、頭皮や髪への刺激が弱く、環境にも優しいのが特徴です。
洗浄力は強めで、頭皮や毛穴、髪に付いた汚れやホコリもしっかり落とすことができ、使い続けることで頭皮や髪を健康な状態にもたらす作用があります。
注意点として頭皮が乾燥しやすく、髪にパサつき感やきしみ感が出やすいので、洗髪後はコンディショナーなどで髪を弱酸性に戻す必要があります。せっけんカスが残りやすいため、よくすすぐ必要があります。

 

●洗浄力…強め
●刺 激…頭皮への刺激は弱い
●特 徴…皮脂汚れや毛穴汚れをしっかり落とせ、環境に優しい

 

【高級アルコール系】

高級という言葉が使われますが、高価な原料を使っていることではなく、炭素などの強い洗浄成分が配合されているという意味です。
石油などの鉱物油や動植物油を化学合成して作られる合成界面活性剤を使い、原価が安く、泡立ちが良く、洗浄力もあって市販のシャンプーに多く見られます。
シャンプー剤の表示には、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス塩酸アンモニウム、ラウリル硫酸塩などと記載されています。
強いものだと、浸透力も高く体の保湿成分も分解し落としてしまいます。

 

●洗浄力…高い
●刺 激…頭皮や髪に対する刺激が幾分強い
●特 徴…シリコン配合のものが多く、泡立ちやすく、洗い上がりにさっぱり感がある

 

【アミノ酸系】

人の皮膚や髪のタンパク質を構成しているアミノ酸と同じ系列の洗浄成分を配合しているシャンプーです。原料が高いため比較的高価なものが多いといえます。
肌と同じ弱酸性で、特に植物由来の原料を配合したものは髪や頭皮への刺激は少なく、敏感肌や小さなお子様でも使えます。
また、分解されて自然に戻るため地球環境にも優しいタイプです。
髪や頭皮の保湿成分や脂分を残しながら、余分な皮脂だけを落としてくれるので、髪に元気がない方、乾燥で髪がパサつく方、フケやかゆみなどの頭皮トラブルの予防をしたい方におすすめです。
シャンプーの成分表示には、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ココイルグリシンK、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルサルコシンNaなどと記載されます。

 

●洗浄力…やや弱め
●刺 激…泡立ちや洗浄力はマイルドで、髪や頭皮に低刺激
●特 徴…頭皮に潤いを保ったしっとりした洗い上がり

 

 

夏におすすめしたいのは、アミノ酸系シャンプー

やはり頭皮トラブルを防止したい夏に使って頂きたいのは、アミノ酸系の洗浄成分を使ったシャンプーです。
前述のとおり、洗浄力がマイルドなので、頭皮の皮脂をほどよく残した状態で洗い上げることができます。頭皮に優しいのが最大の特徴で、地肌や髪の保湿に長けています。
主に乾燥肌や敏感肌や頭皮悩みを持つ方や、パサつきやゴワつきなど、髪のダメージが気になる方にもおすすめです。

 

頭皮用トリートメントを使うメリット

男性の中には、コンディショナーやトリートメントを使っていない方も多いでしょう。
しかしながら、摩擦や熱、紫外線を浴び、冷房の効いた部屋で過ごすことで奪われた水分と油分、栄養を補ってくれるため積極的に使いたいアイテムです。
さらに夏の頭皮の臭いや、乾燥、抜け毛などの頭皮トラブルを予防するのに効果的なのが、頭皮用のトリートメントです。そのメリットについてご紹介していきます。

 

臭いの軽減効果

トリートメントには乾燥による皮脂の過剰分泌を抑える、保湿力の高いものが多くあります。皮脂の分泌を抑えられれば、頭皮のニオイも予防できますし、消臭の効果も期待できます。

 

抜け毛対策

頭皮用トリートメントには、スカルプケアを期待できるものもあります。
抜け毛が気になってきた方や、未然に抜け毛予防策をとりたい方は、積極的に頭皮用トリートメントの使用を考えてみるのがおすすめです。

 

乾燥予防

頭皮用トリートメントは保湿効果がありますので、頭皮を乾燥から守って、炎症やフケ、かゆみといった頭皮トラブルの予防にもつながります。

 

 

【育毛に働きかける成分をチェック!】

トリートメントを選ぶ際には、育毛効果や抜け毛の防止、血行促進効果が期待できる成分が配合されているかも確認してみることをおすすめします。
例えば、髪の毛が紫外線や熱によってダメージを受けている場合は、グリセリンやセラミド配合や植物油を使ったトリートメントで保湿すると乾燥とパサつきを抑える効果が期待できます。
育毛成分とは、男性ホルモンを抑え、毛母細胞の再生を促し抜け毛防止が期待できるキャピキシルや、血行促進作用があり毛母細胞を活性化させるピディオキシジル、男性ホルモンを抑え、血流促進してうるおいも補給するアカヤジオウ根エキス。
高い保湿効果と抗炎症があるビワ葉エキスのほか、抗炎症作用や保湿効果のあるグリチルリチン酸2K、保湿効果の高いセラミドなどがあります。
また頭皮につけてマッサージできるものもありますので、地肌を軽く押しながら頭皮の血行を良くしてくれるマッサージタイプもおすすめです。

 

育毛剤でさらなる頭皮ケアを

髪が薄くなって地肌が見えるのが気になるというお悩みには、育毛剤を使うのもおすすめです。
生えていない場所に髪を生やすことは期待できませんが、血行を良くし、毛穴の汚れを取り除き、頭皮環境を整え、髪にハリやコシが出てくることも期待できます。
この時期に選ぶなら、育毛成分以外にどんな成分が入っているかをチェック。
頭皮のかゆみや炎症がある場合は、グリチルリチン酸ジカリウム、イソプロピルメチルフェノールなどの抗炎症成分が入ったものを。
乾燥によるフケが気になる場合は、ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなど保湿成分が入ったものがおすすめです。
また敏感肌の方や頭皮が赤いなどのダメージが見られる場合は、香料や着色料が入っていないシンプルな処方のものを選ぶのがおすすめします。

 

まとめ

本格的な夏に向けて気温と湿度がぐんと高まる時期。湿気や汗、皮脂による頭皮のベタつきやかゆみ、臭いが気になる方も多いと思います。
薄毛が一番気になるのもこの季節ということで、髪の毛をキープするのに欠かせないヘアケア商品は何を選んだら良いかについてご紹介してきました。
夏本番を前に、今からしっかりケアして薄毛対策を万全にして行きましょう。