月別アーカイブ: 2015年8月

iPS細胞で髪がふさふさ?

こんなニュースをご存知ですか?

【毛根再生で髪ふさふさ 再生医療革命が到来 18年実用化へ】
ノーベル賞を受賞した山中伸弥氏が開発したiPS細胞を使って昨年、世界初の臨床研究が日本で成功。20兆円とされる再生医療の市場に資生堂、武田、富士フイルム、ベンチャーが続々と参入し、夢の治療実現に乗り出した。いよいよ到来した再生医療革命の実態をリポートする。
(中略)
薄毛治療に革命!? 資生堂は、フサフサだった髪を再生すべく、再生医療に力を入れる。毛根の奥にあり、毛が生えるのに重要な細胞を患者から取り出し、増やした後、再び患者の頭皮に移植する。

毛髪再生の流れはこうだ。この細胞をとるために、患者の毛髪のある部分から直径数ミリ角程度、毛根ごと頭皮を切る。そこからこの細胞を分離し、数カ月かけて数十個の細胞を数百万個に増やす。薄毛になった頭皮に注入すると、細胞が衰えた毛根の近くに拡散し、毛根を刺激して元気な髪が再び生える状態に戻していく。

同社ライフサイエンス研究センター再生医療開発室長の岸本治郎氏はこう話す。

「個人差はありますが、男女ともに効果が期待できます。自分の細胞を使い、既存の毛根を再活性化させるので安全面も期待できます。さらに、細胞を少しとって増やすので、自分の毛根を頭に一本一本植え付ける植毛より体の負担が少ないと考えられます」植毛と比べて手術も簡単で医師の技量に左右されないうえ、育毛剤と比べて時間がかからない。

「自分の細胞を使い、大きな手術もいらない再生医療では、医師の技術の水準もほぼ等しい。女性にも抵抗なく使っていただけるのではないかと考えています」(岸本氏)

資生堂は、毛髪の再生医療でカナダのベンチャー企業と2013年に提携し技術協力を得た。今年度中には毛髪再生医療の臨床研究を行い、18年の実用化を目指す。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150706-00000000-sasahi-sctch
自分の細胞を使って毛髪再生を実現するとのことですが、夢のような技術ですね。
iPS細胞は、体のさまざまな細胞に分化できる万能細胞の一種として知られていますが、再生医療の様々な場面で実用化が進んでいる、期待されている技術の一つでもあります。

ところで、再生医療と言えば、何か聞き覚えがありませんか?

毛髪再生医療、薄毛治療・・・。

そうです。AGA治療のジャンルでは、すでに「HARG療法」が有名です。

AGAや薄毛治療に関心のない方へはあまり知られていませんが、HARG療法は「毛髪再生医療」と認められた治療なのです。

98%以上を誇る、高い発毛率や、発毛状態の持続するなど、薄毛治療の分野においてHARG療法を希望する患者様が年々増えてきています。

HARG療法は認定を受けた医療機関のみでしか受けることができませんので、
もし、再生医療での発毛に興味があれば、HARG療法での施術を提供しているクリニックへ相談することをお勧めします。

「サーファーは薄毛になりやすい」の真相

「サーファーは薄毛になりやすい」の真相
 
「サーファーは薄毛になりやすい」
 
そういう噂をよく耳にします。
サーファーでも薄毛でない人はたくさんいます。しかし、火のないところに煙は立ちません。ではなぜこのような噂が流れているのでしょうか。
その理由は、サーフィンのときの紫外線と海水が薄毛の原因になることがあるからです。
今回はサーフィンのときに受ける髪へのダメージとその対策を紹介します。

 

薄毛につながる海水のダメージ

 
海水はアルカリ性の水なので髪のしなやかさを作っているケラチンを溶かしてしまいます。また、身体に比べて浸透圧が圧倒的に高いので髪と頭皮に含まれる水分も奪ってしまうのです。
そのまま放置すると海水の影響でどんどん乾燥に頭皮や髪が乾燥してしまいます。
サーファーの人にはこの影響で髪の毛が茶色がかっている人がいますが、これは海水で髪の毛が傷み、色が抜けている状態ということです。
 
また、塩分が頭皮の毛穴を詰まらせ、頭皮の細胞周期が乱れて頭皮が血行不良にもなります。この血行不良は薄毛の大きな原因です。

 

薄毛につながる紫外線ダメージ

「サーファーは薄毛になりやすい」の真相
 
海水のダメージのほかに日差しによる紫外線のダメージがあります。紫外線は髪の毛のメラニンを分解し、たんぱく質を構成するシスティンという結合部分にもダメージが与えてしまいます。これは切れ毛や枝毛の主な原因です。
 
髪の毛の元となる毛母細胞にもダメージを与えているので、深刻になると細胞自体の働きが悪くなり、薄毛へとつながってしまいます。
紫外線にもっともダメージを与えられているのは頭皮です。頭頂部などは顔の2~3倍の紫外線を受けているといわれています。それによって頭皮を保護する働きのある皮脂を酸化させてしまい、酸化した皮脂が正常な皮脂膜や細胞を攻撃する過酸化物質となり、毛穴で炎症を起こします。

 

海での薄毛対策

 
最近ではサーフハットや頭皮にも使える日焼け止めなども販売されているので、それらを使って紫外線や塩水から頭を守るのもオススメです。
海で遊んだ後はすぐに真水でしっかりと海水を流しましょう。
 
髪や頭皮は海水を洗い流したとしても、まだ乾燥している状態なので保湿が必要になります。なので洗浄力の強いオイリー肌専用のシャンプーなどではなく、刺激の少ないアミノ酸系の弱酸性シャンプーがオススメです。さらに、シャンプーの後は傷んでいる髪のキューティクルを補正するトリートメントなどのケアをすると良いでしょう。
 
「サーファーは薄毛になりやすい」
 
そんなことはありませんが、髪や頭皮へのダメージはあるのでしっかりとケアをすることが、薄毛にならない秘訣です。

髪の細さは薄毛につながる?

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歳を重ねるたびに気になってくるのが毛髪。どこまでが健康的で、どこからが病的なのか、対処方法や予防法が気になりますよね。
抜け毛、薄毛にはさまざまな原因が考えられますが、髪の毛が細いことも原因のひとつなのでしょうか?

 

細い髪の毛が原因ではない

人はそれぞれ体格や体質が異なるように、髪の毛の太さ、抜け毛の状態も異なります。
生まれつき剛毛で髪が硬くて太い人、柔らかく細い髪の人もいます。この生まれつきの髪質は薄毛にはあまり関係ありません。
髪の毛が細いと「自分はハゲるのでは?」と思い悩むことがあるかもしれません。ですが、そう思い悩むことが精神的ストレスになり、ストレスが交換神経を発達させ、自律神経を増やしてしまうため薄毛になってしまう。この悪循環に陥ってしまっている人が多いです。

 

髪の変化に要注意?!

上でも述べましたが、生まれついての髪質の違いが薄毛の直接的な原因となる可能性は低いです。
逆に言ってしまえば「髪の毛が太い人だから抜け毛が少ない」というわけではないのです。

髪質は遺伝要素も関係しているため、もともと細い髪質から剛毛へ変化させることは難しいものです。
しかし、太い毛から細い毛になってしまうことは十分に考えられます。
髪の毛が細くなる原因として、「食生活の乱れ」「睡眠不足」「慢性的なストレス」の3つが挙げられます。

食生活の乱れ:動物性たんぱく質や脂質を過剰摂取すると、皮脂腺が発達して皮脂の分泌が過剰になります。
睡眠不足:安定した睡眠をとらず夜更かしを続けていると交換神経と副交感神経の切り替えが鈍くなり自律神経失調症を発症しやすくなります。このバランスが崩れると皮脂の分泌がコントロールできなくなります。
慢性的ストレス:慢性的なストレスを受けていると、ストレスと戦うために男性ホルモンの分泌が活発になり、それが髪の成長の阻止してしまうのです。

 

髪の変化に気を付ける

以前と比べて抜け毛の中に細い毛、または短い毛が混じるようになると注意が必要です。

毛髪には毛周期(ヘアサイクル)があり、成長期→退行期→休止期という3段階を繰りかえしています。男性はこれを3~5年で、女性は4~7年で1周するといわれており、毛髪全体で85%ほどが成長期に当たり、この毛周期が正常であれば毛髪の量は一定に保たれるのです。
そのため、他の毛と同じ太さの毛が自然に抜けた毛ならば休止期というだけで心配いりませんが、周りの毛より細い毛が何本も抜けるようであれば要注意です。病的脱毛かもしれません。

 

後天性のくせ毛

若いころは普通の髪質でくせ毛ではなかったのに、大人になったらいつの間にかくせ毛になっていたという人は、薄毛を気にしたほうがいいでしょう。
ほとんどの人の髪はある程度歪んでいますが、髪が太いとあまり歪みの影響を受けず、髪はまっすぐなままです。一方で、髪が細いほど歪みの影響を受けやすく、くせ毛が強くなっていきます。
そのため大人になってくせ毛になった人は、髪の毛が細くなっているかもしれません。

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髪が細いということは必ずしも薄毛につながるわけではありません。
毛が細いために不安になり、不安がストレスになる。そのストレスが、男性ホルモンを活発にさせてしまうことに問題があります。
バランスのよい食事や正しい生活リズムを心がけ、ストレスを溜め込まずに、頭皮環境を健康に保つようにしましょう。