HARG+療法(ハーグ) > 今月の旬なニュース一覧 > 髪の細さは薄毛につながる?
歳を重ねるたびに気になってくるのが毛髪。どこまでが健康的で、どこからが病的なのか、対処方法や予防法が気になりますよね。
抜け毛、薄毛にはさまざまな原因が考えられますが、髪の毛が細いことも原因のひとつなのでしょうか?
人はそれぞれ体格や体質が異なるように、髪の毛の太さ、抜け毛の状態も異なります。
生まれつき剛毛で髪が硬くて太い人、柔らかく細い髪の人もいます。この生まれつきの髪質は薄毛にはあまり関係ありません。
髪の毛が細いと「自分はハゲるのでは?」と思い悩むことがあるかもしれません。ですが、そう思い悩むことが精神的ストレスになり、ストレスが交換神経を発達させ、自律神経を増やしてしまうため薄毛になってしまう。この悪循環に陥ってしまっている人が多いです。
上でも述べましたが、生まれついての髪質の違いが薄毛の直接的な原因となる可能性は低いです。
逆に言ってしまえば「髪の毛が太い人だから抜け毛が少ない」というわけではないのです。
髪質は遺伝要素も関係しているため、もともと細い髪質から剛毛へ変化させることは難しいものです。
しかし、太い毛から細い毛になってしまうことは十分に考えられます。
髪の毛が細くなる原因として、「食生活の乱れ」「睡眠不足」「慢性的なストレス」の3つが挙げられます。
食生活の乱れ:動物性たんぱく質や脂質を過剰摂取すると、皮脂腺が発達して皮脂の分泌が過剰になります。
睡眠不足:安定した睡眠をとらず夜更かしを続けていると交換神経と副交感神経の切り替えが鈍くなり自律神経失調症を発症しやすくなります。このバランスが崩れると皮脂の分泌がコントロールできなくなります。
慢性的ストレス:慢性的なストレスを受けていると、ストレスと戦うために男性ホルモンの分泌が活発になり、それが髪の成長の阻止してしまうのです。
以前と比べて抜け毛の中に細い毛、または短い毛が混じるようになると注意が必要です。
毛髪には毛周期(ヘアサイクル)があり、成長期→退行期→休止期という3段階を繰りかえしています。男性はこれを3~5年で、女性は4~7年で1周するといわれており、毛髪全体で85%ほどが成長期に当たり、この毛周期が正常であれば毛髪の量は一定に保たれるのです。
そのため、他の毛と同じ太さの毛が自然に抜けた毛ならば休止期というだけで心配いりませんが、周りの毛より細い毛が何本も抜けるようであれば要注意です。病的脱毛かもしれません。
若いころは普通の髪質でくせ毛ではなかったのに、大人になったらいつの間にかくせ毛になっていたという人は、薄毛を気にしたほうがいいでしょう。
ほとんどの人の髪はある程度歪んでいますが、髪が太いとあまり歪みの影響を受けず、髪はまっすぐなままです。一方で、髪が細いほど歪みの影響を受けやすく、くせ毛が強くなっていきます。
そのため大人になってくせ毛になった人は、髪の毛が細くなっているかもしれません。
髪が細いということは必ずしも薄毛につながるわけではありません。
毛が細いために不安になり、不安がストレスになる。そのストレスが、男性ホルモンを活発にさせてしまうことに問題があります。
バランスのよい食事や正しい生活リズムを心がけ、ストレスを溜め込まずに、頭皮環境を健康に保つようにしましょう。