薄毛に悩み、セルフでさまざまな対策を試しているものの、なかなか改善しないという方もいることでしょう。薄毛が改善する兆候が見られないという方は、クリニックに相談するのがおすすめです。
クリニックでのAGA治療には、HARG療法や自毛植毛といった方法があります。
今回はHARG療法と自毛植毛のメリットやデメリット、薄毛治療法を選ぶときのポイントについて紹介します。
自毛植毛をするメリットとは?
自毛植毛というのは、自分自身の頭髪を移植するという薄毛治療法です。自毛植毛では、後頭部や側頭部などの自毛を、生え際や頭頂部などの薄くなっている部分に移植していきます。
自毛植毛のメリットは、自分の毛を移植するので拒絶反応が起こりにくく、一度生着したら半永久的に髪が生え続けるという点にあります。かつらや増毛とは違い、自分の毛を使うのでその後のメンテナンスの手間もほとんどかかりません。
自毛植毛にはデメリットもある
自毛植毛には頭皮にメスを入れる方法や、メスを使わないFUE法と呼ばれる施術方法があります。こういった自毛植毛の施術直後には、頭皮に腫れや炎症、ムズムズとした違和感が起きることがあります。ほとんど違和感を覚えない方もいますが、半月ほど頭皮ダメージに悩まされるケースも少なくないということは覚えておきましょう。
自毛植毛には、他のAGA治療に比べてコストが高いという難点もあります。また、頭髪全体が薄くなっているときには自毛植毛ができないこともあります。
HARG療法を受けるメリットとは?
HARG療法というのは、注射器を使って頭皮にHARGカクテルと呼ばれる薬剤を注入し、薄毛を改善していく方法です。薬剤には毛髪再生に必要な「細胞成長因子(Growth Factor)」と各種ビタミン、血行促進剤を配合した成分「HARGカクテル」が調合されており、HARG治療を続けるうちに発毛を感じられるケースはかなり多いとされています。
HARG療法は、頭皮にメスを入れず注射器で薬剤を注入するため、頭皮に負担がかかりにくいのが特徴です。HARG治療には高い発毛効果が実証されているので、薄毛治療を成功させたいという方には最適な治療法といえるでしょう。
HARG療法にデメリットはある?
HARG療法は、1度の施術ではなかなか効果を実感することができません。一般的には3~4回目の施術で発毛を実感できる方が多く、トータルすると6~10回程度クリニックで施術を受ける必要があります。
HARG療法は、自毛植毛に比べれば時間がかかるという難点がありますが、あきらめずにじっくりと取り組めば高い発毛効果が期待できます。腰を据えてじっくりとHARG療法を続けることが、確かな発毛につながるのです。
薄毛治療のための自毛植毛やHARG療法には、それぞれにメリットやデメリットがあります。しかし、高い発毛効果を得ようと思うのならやはり、効果が実証されているHARG療法がおすすめです。自毛植毛は基本的に最終手段と考え、まずは発毛効果の高いHARG療法を試してみましょう。