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育毛剤が効かない⁉ 知っておきたい薄毛&AGAの治療法

育毛剤ではAGAは完治しない?

 

「育毛剤を使っているが、毛が生えてこない」と感じて、すぐ薄毛治療クリニックに相談に行く方は少ないかもしれません。「違う育毛剤にしたら治るかも」という誤解から、ずるずると治療を遅らせてしまうケースも多いのではないでしょうか。

確かに、薄毛、抜け毛対策の発毛剤や育毛剤の中には薄毛が解消できる!ことをうたうものもありますが、実はAGAの薄毛に関しては育毛剤では完治しない、ということをぜひ知っておいていただきたいと思います。

育毛剤を使っていても、AGA薄毛は進行していく恐れがありますから、まず育毛剤について正しい知識を知っておきましょう。そして、AGA薄毛治療にも様々な治療法がありますから、何を選んだら良いのかご参考になるように、治療法の特徴などを注意点をふまえながらご紹介していきます。

 

育毛剤はいったい何に効くのか?

 

市販の育毛剤とは、頭皮の環境を整えるということを重点的に考えられたヘアケア商品です。つまり、頭皮の血行を良くする、頭皮を清潔に保つための成分などを含んでいて、毛髪が生えてきやすい頭皮に整えて、健康に保つことができます。

育毛剤に含まれている成分には、抗炎症成分や保湿成分などで、血液中にまで入り込み、その効果が直接作用させるような成分は含まれていません。
では、いったい何に効くのが育毛剤なのかといいますと、次にまとめてみました。
 

育毛剤に期待できる効果

 

1. 頭皮のニオイを取り除く

頭皮の皮脂は、常在菌によって分解される時にニオイを発生します。通常でしたら気にならなくても、仕事のストレスや不衛生な生活などで頭皮が不潔になり、脂質や汚れが溜まってくるとニオイは強くなります。

さらに外食続きで糖質や油の過剰摂取などにより皮脂が過剰に分泌されると、不快なニオイは深刻になります。そんな時に、育毛剤を使うことで効果が期待できます。血行を良くし、保湿して過剰な皮脂を抑えるなど、頭皮環境が整えば不快なニオイが軽減できます。

2. 炎症を抑え、フケやかゆみをなくす

頭皮が乾燥した時や、皮脂の分解が活発になると、フケやかゆみが現れることがあります。フケとかゆみがひどいと頭皮をかきむしって、さらに悪化してしまいます。

かゆみは炎症が起きて起こり、抜け毛の原因にもなりますから、そんな時にも、育毛剤に含む保湿成分でうるおいを与え、炎症を抑える成分でケアすることで、改善できるでしょう。

3. 髪にハリやコシを与える

育毛剤に含まれる保湿成分が髪や頭皮の水分を与えてくれるので、髪のパサつきを改善してハリやコシが生まれ、髪のボリュームも出てきます。
新しい髪が生えてくるのではありませんが、ボリューム不足に悩んでいる場合には効果が期待できそうです。

 

育毛剤にAGA治療薬と同じ成分が含まれていたら注意!

 

育毛剤の中には、AGAの治療で用いられるフィナステリドが含まれたものもあります。現在、日本国内では販売されていないはずですが、もし海外から個人輸入や通販で購入することがあったら、注意をしましょう。

フィナステリドは、ホルモン分泌に働く成分のため、男性機能に副作用が生じる可能性があります。もしそういった育毛剤の使用を考えていたら、ぜひ医師のアドバイスに従ってください。トラブルを避けるためには、利用しないことをおすすめします。

 

育毛剤ではAGAを完治できない理由とは?

 

AGAの原因は男性ホルモンだから

AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、男性ホルモンのテストステロンが、酵素によってジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンに変わり、それが毛根を弱らせて起こることにあるといわれています。
またAGAは遺伝性ともいわれ、AGAになりやすい遺伝子を持った人が、悪玉男性ホルモンにさらされると発症します。
こういった男性ホルモンの異常や、遺伝性によって発症するのがAGAなので、育毛剤では完治しないということなのです。

 

AGAを治療するためには方法には何があるのか?

 

AGA治療で代表的なものを5つほどあげてみました。それらの治療がどういうものかを知った上で、自分にはどの治療が良いのか見つける参考にしてみてください。

・内服薬
・外用薬(ミノキシジル)
・HARG療法
・植毛術
・最新治療

1. 内服薬での治療

比較的試しやすい治療なのは「内服薬治療」です。薄毛というと頭皮に直接注射する治療をイメージする方が多いかもしれません。

しかし、AGA薄毛の主な原因は、加齢や生活習慣の乱れが引き金となって増えた悪玉男性ホルモンです。内服薬によって体の内側から改善していくこともできます。
薄毛を防ぐ飲み薬で、代表的なものとしてプロペシア、フィナステリド錠、ザガーロなどがあります。

2. 外用薬での治療

外用薬というと主に塗り薬になりますが、代表的な薬にロゲインがあります。「ロゲイン」は、ミノキシジルを主成分とした塗り薬(外用薬)で、ジョンソンエンドジョンソンの子会社であるマクニール社から販売されています。

また日本でも外用薬はAGA治療薬として認められており、大正製薬の「リアップシリーズ」のほか、アンファーとロート製薬からも外用薬が市販されています。
内服薬に比べるとやや効果は落ちるといわれていますが、リスクは少ないので安心して使えるのが外用薬のメリットです。

3. 注入治療 HARG療法など

頭皮に直接、育毛や発毛成分を注入する方法が注入治療です。毛根や頭皮の細胞を再生させる成分を頭皮に注入することで、効果が期待できる治療です。

注入治療には、育毛メソセラピー(毛髪再生メソセラピー)とHARG療法があります。

数種類の毛髪を成長させる成分を含んでいて、病院や製薬会社による薬を使うのが育毛メソセラピー。それに対して、HARG(ハーグ)療法は、150以上の毛髪を成長させる成分や栄養分などを配合したHARG治療専用の薬を使う治療で、より高い効き目が期待できるものです。

※なお入治療の方法や費用などは、病院やクリニックにより異なりますので、チェックしておくと良いでしょう。

4. 自毛植毛術

薄毛部分にうぶ毛もなく、毛根が死んでいる状態の場合は、投薬や注入などの方法をとれない場合があります。そのようなケースでも、効果が期待できるのが「自毛植毛」です。

自毛植毛は、自分の毛根を薄毛の箇所に移植するという方法を取ります。メスを使う方法や使わない方法もありますが、最近はデジタル画像をコンピューター処理して、ロボットアームが植毛を行う方法があり、ミクロサイズでの植毛が可能なため、傷が目立たずに植毛できるようになっています。

5. 薄毛の最新治療

薄毛の治療法の中には、なかなか効果が出なかったり、持病があるため受けらなかったりすることもあります。そんな場合には、これまでにない技術を用いた最新の薄毛治療法もありますのでご紹介します。

(1) LED照射

投薬や注入、植毛などの治療を行っている場合に、併用してさらに効果を高めるために行うサブ的な治療です。低出力のレーザーを頭皮に照らすことで、血流を改善させ頭皮に栄養と酸素を供給することができます。髪が伸びるのを助け、安眠効果もあり、発毛を促進するというものです。

(2) ヘアフィラー

最新の注入治療の一つで、メソセラピーなどに使われる毛髪成長成分よりも、さらに効果を高める「ペプチド化合物」を薬に使うのが特徴です。

(3) PRP毛髪療法

これも最新の注入治療の一つで、薬剤を使わずに、自分の血液から採取した毛髪成長成分を使うのが特徴。薬剤を使うのに比べて副作用によるリスクが低いといわれる方法です。

 

自分に合ったAGA治療法を探すための注意点とは?

 

ひと口にAGAといっても、薄毛にはいくつかタイプがあり、進行の仕方やスピードは患者様によってさまざまです。だからこそ、今の自分の薄毛の状態と、どうしたいのか明確にしておきましょう。

例えば、もうこれ以上薄毛を進行させたくないという方は、現状維持の薬を選ぶこと。
薄くなってしまった髪の毛を発毛させたいという方は、植毛やHARG治療などがおすすめ
というように、ご自身の目的に合った治療方法を選んでいきましょう。

ポイント1 自分の体質を把握しておく

内服薬のプロペシアやザガーロを服用すると、まれに黄疸や発熱、吐き気などの肝機能に副作用が見られることがあります。肝臓のほかにも、心臓、血圧や糖尿病など自分の健康状態を医師に使えて、持病がある方はその旨を相談するようにしましょう。心臓機能に異常がある方は、ミノタブを服用するには注意が必要です。

ポイント2 費用面からも継続的な治療が可能か判断する

保険適用外・継続的な治療を視野に入れて検討してください。AGA治療はいわゆる病気ではないので、保険が適用されません。病院でかかる治療費は費全額自己負担になります。
さらにAGAの治療は、最低でも3か月ぐらい継続的に行わないと効果がでてきませんから、ある程度まとまった費用が用意できるかどうかを考慮しましょう。

病院やクリニックによっても、AGA治療にかかる費用は異なります。できれば通いやすい場所の薄毛専門病院を選んで、治療費がどの程度かかるのか、薬代はいくらになるのか、カード支払いは可能かなどを調べ、無理なく継続できるのかを判断してください。

ポイント3 自己診断だけでAGA治療法を決めない

AGA治療には様々な方法がありますが、けして自己診断だけで治療法を決めないようにしたいものです。薄毛専門クリニックや病院では、お悩みの薄毛がAGAによるものか、そうでないかを毛髪検査して遺伝子の状態も調べてくれます。
また、ご自身の病歴や、現状維持を望むのか、発毛を望むのかによっても治療は違ってきますので、自己診断だけで判断するのでなく、専門の医師に相談してみましょう。

 

まとめ

 

もし、今お使いの育毛剤が効かないという方は、遺伝による薄毛やAGA薄毛を疑ってみるべきといえます。そして、AGA薄毛の場合には、育毛剤では完治できないということもお分かりいただけたかと思います。
自分の薄毛の原因を知りたい方のために、薄毛専門クリニックや病院がありますので、毛髪検査や相談などを行い、自分に合った治療法をみつけましょう。自己診断ではAGA薄毛は治らない、ということを念頭に置いて、治療のための一歩を踏み出してみましょう!

AGAってなぜ起こる? 薄毛の原因と今すぐできる予防セルフケア

どうして薄毛になるのでしょうか。遺伝や生活習慣や、ホルモン、ストレスなど様々な要因がありますが、注意したいのは、それが「自然脱毛」なのか、「異常脱毛」のものなのか、ということです。

髪が成長期を過ぎて次第に抜けるのは、普通に起こる自然脱毛の薄毛です。対して、シャンプーアレルギーや、頭皮の乾燥・皮脂過剰といった頭皮環境の悪化、さらにAGA(男性型脱毛症)から起こるのが異常脱毛です。

男性の脱毛症で一番多いとされるAGAは、治療が必要になってくるので心配という方も多いでしょう。でもまず、薄毛や抜け毛が気になるようになったら、“予防セルフケア”からはじめてみましょう。

毎日のシャンプーや食生活などを見直し、正しいヘアケアを実践して、自分の薄毛の原因がなにかを知るということは、とても大切なことです。
これからAGAの原因もふまえながら、まずは「今すぐできる対処法」という点をお伝えしていきます。

 

AGA男性型脱毛症はなぜ起こるのか?

 

毛髪サイクルが乱れる原因は、大きく分けて5つあります。
AGA(男性型脱毛症)の主な原因は、男性ホルモンのテストステロンが、酵素によってジヒドロテストステロンという悪玉男性ホルモンに変わり、それが毛根を弱らせて起こることにあるといわれています。
そのようなメカニズムが起こる原因は、以下のようなことがあります。

1. 加齢

男性も更年期を迎えると男性ホルモンが減少しますが、これによりジヒドロテストステロンが発生して、それが毛髪を弱める原因となります。

2. 食生活

薄毛が増加している理由のひとつが、食生活の欧米化です。一週間ほとんど外食というサラリーマンも多く、どうしても高脂肪な食事になりがちです。高脂肪を摂りすぎると血行が悪くなり、髪に栄養が行きません。低脂肪で野菜多めのバランスのいい食事が必要です。

3. ストレス

ストレスは、老化を促進する活性酸素を発生させます。この活性酸素はもちろん毛根にも悪影響を及ぼし、ジヒドロテストステロンが増える要因といわれています。

4. 睡眠不足

日本人は欧米に比べ慢性的に睡眠不足といわれています。睡眠不足は髪だけでなく肝臓や腸などの細胞が生まれ変わるのに悪影響を与えています。また、良質な男性ホルモン分泌は質の高い睡眠から得られます。

5. 紫外線

最近は女性だけなく男性も紫外線対策が必要になっていますが、紫外線による炎症は頭皮にも悪影響があります。暑い夏は汗と皮脂とが加わりAGA(男性型脱毛症)を引き起こす原因となります。

 

簡単セルフチェック!
もしかして「異常脱毛」? どうやって見分けたらいい?

 

AGA(男性型脱毛症)の原因が分かったところで、では自分の抜け毛がAGAなのか、自然脱毛なのか知りたいですよね。それは、抜け毛を見ればわかります! 
まずは自分の抜け毛や頭髪を観察することから始めましょう。

セルフチェック1 髪の毛根の色

抜けた毛の毛根は、自然脱毛の髪の毛なら、毛根の部分は黒色で根本へ向かってだんだん白くなって、先はマッチ棒のように少しふくらんでいます。もし、色が全体的に白くて触るとベタつく、色が全体的に黒い場合は、自然脱毛でない可能性があります。

セルフチェック2 髪の毛根の形

抜け毛の毛根の形が尖っている、形にくびれがない、先からしっぽのようなものが出ているというようなら、何らかの異常な原因があって抜けている可能性があります。

セルフチェック3 抜け毛の太さと長さ

自然脱毛の抜け毛なら、ある程度の太さがあります。しかし抜けた毛が細くて貧弱な感じか、もしくは短いというような場合は、成長できずに抜けてしまっていると考えられます。

セルフチェック4 抜け毛の量

1日に抜けても良い髪の本数は100本から200本までで、それを超えると心配があります。お風呂の排水溝に溜まる毛が増えた、枕にごっそり髪の毛がついているようなら、AGA対策をすることをおすすめします。

セルフチェック5 頭皮の発疹やフケ、脂っぽさ

抜け毛に加えて、「かゆい」「ポツポツができる」「フケが出やすい」という症状がある方や、「すぐ脂っぽくなる」と感じたら、一度、使っているシャンプーをやめてみましょう。シャンプーの成分が、頭皮環境を悪くしている可能性もあります。

 

AGAは予防できるのか? 予防のポイントとは

 

父も祖父も薄毛なので、もしかして自分もAGAになるかもしれない、という方も多いですよね。 正しいヘアケアをすることでAGAの予防や、抜け毛や薄毛を抑えることは可能です。
AGA予防として効果が期待できるのが、食生活と生活習慣の改善、そして頭皮ケアです。この二つは、今日からすぐできて、健康にも良いケアですので、ぜひ参考にしてみてください。

対処ポイント1 食事は脂肪を少なく、たんぱく・ビタミンたっぷり

髪の毛の主成分はタンパク質ですので、薄毛はたんぱく質が不足することで進みが早まります。そのため、タンパク質を作るのに欠かせないビタミンや亜鉛を多く含む食材も一緒に摂ることで、薄毛を改善する効果があります。

<薄毛対策に効果的な食材とは>
タンパク質 肉・魚・卵・大豆・乳製品 など
ビタミン  大豆・野菜・豚肉・レバー など
亜 鉛   レバー・カキ・高野豆腐・アーモンド など

<薄毛対策として控えたい食材>
糖 分    日本酒、ビール、チョコレート、ケーキ
塩分・脂肪分 揚げ物、ポテチ、カップラーメン など

対処ポイント2 夜、食事をする時間は20時まで

髪の毛の成長を促すホルモンは、22時~2時のあいだに分泌されます。22時をすぎてからの食事は、胃腸に血流が集中して、毛髪に栄養が届きにくい状態になります。仕事で夜遅くなってしまう場合でも、20時までに簡単な食べものをとるようにするなど、食事時間を見直しましょう。

対処ポイント3 最低6時間の睡眠を確保する

髪の成長に欠かせない成長ホルモンは、深い眠りについた睡眠中に分泌されます。そのため、質の高い睡眠が大切になりますが、できれば、22時〜2時の間に就寝して、最低でも6時間の睡眠時間を確保してみてください。

就寝する1時間までに入浴をすませて、落ち着いた気持ちでリラックスしてから眠ります。
軽くストレッチやヨガをしてもいいですよ。寝る前にスマホを見るのは、やめましょう。スマホのブルーライトは、深い眠りにつきにくくします。

対処ポイント4 タバコやお酒はできるだけ控える

お酒やタバコは、血液の循環を悪くし、内臓への負担をかけるだけでなく頭皮への血行も悪くなるので髪に栄養が行きづらくなります。例えば、お酒は週に5日までにして、2日は完全に飲まないようにしたいものです。
タバコはできれば禁煙、もしくは減煙をしてください。ニコチンは血管が収縮して血流を悪くし、薄毛の進行を早めます。まずは少しずつ量を減らすようにしてみましょう。

対処ポイント5 ストレス解消には運動がおすすめ

過剰にストレスを溜め込んでしまうと、血流が滞り、頭皮環境が悪化して栄養が足りずに、毛が成長しないまま抜け落ちるということになります。

ストレス発散には、スポーツジムでの運動や有酸素運動のウォーキングなどがおすすめです。または趣味に打ち込む時間を作る、友達に会う、意識的にリラックスできる状態を作ることによっても、薄毛を予防・改善することができます。

対処ポイント6 自分に合うヘアケアを行う

AGAは、フケやベタつきなどの頭皮の過剰な皮脂によっても発症してしまいます。そこで、毎日使うシャンプーやリンスの選び方にも注意したいですね。
頭皮を健康な状態に保って、髪が育ちやすい環境にしてあげるのも薄毛予防で大切なことです。

 

<正しいシャンプーの方法とは?>

 

1. シャンプー前に髪をシャワーのお湯できれいに洗い流す

お湯でちょっと髪にぬらすだけではなく、しっかりお湯を使い髪についた軽い汚れやほこりを落としましょう。

2. シャンプーは適量を手に取り、泡立てて洗う

シャンプーを髪の毛と頭皮に直接つけて泡だてたり、ゴシゴシと爪を立てて洗うと、頭皮が傷つきやすくなります。シャンプーは先に泡立ててから、指の腹で洗ってください。

3. シャワーを十分使い根元から洗い流す

十分なお湯で前頭部は髪をかき上げるように、後頭部は頭を下げて流すとすすぎ残しがありません。そして頭皮の地肌を意識して洗うことで、毛穴に詰まった汚れや皮脂を取り除くことができます。

4. リンスやコンディショナーは使うこと

シャンプー後は、リンスやコンディショナーもしましょう。乾燥は皮脂分泌を活発化させてしまうことがありますから、リンスやコンディショナーで栄養と保湿を与えてください。コンディショナーが頭皮に残っているとトラブルの原因となるため、きれいに洗い流してください。頭皮につけずに髪の毛を中心に使うと、すすぎ残しの心配もなくなります。

 

薄毛予防セルフケア 頭皮マッサージと育毛剤

 

これまで、対処ポイントをお伝えしてきましたが、さらにシャンプーと合わせて頭皮マッサージと育毛剤を使うことで、薄毛セルフケアに関しては、ほぼ完ぺきになります。

頭皮マッサージのメリットは?

頭皮が刺激され、血行促進につながり、薄毛対策のシャンプーの成分が奥まで浸透しやすくなります。

頭皮マッサージの方法とは?

シャンプーをしたら、指の腹をやさしく頭皮にあてて揉みこむように、頭皮の血行を良くするイメージで行います。順序は後頭部→耳の後ろ→側頭部→頭頂部→前頭部の順でマッサージしましょう。

育毛剤を使うメリットは?

ここまでの薄毛対策だけでも効果は期待できますが、より高い効果を出したい方は、育毛剤も一緒に使ってみましょう。育毛剤に含まれる成分には、抜け毛を防ぐ、毛を太く育てる、頭皮の状態を整えるといった働きがあるため、薄毛改善の効果が期待できます。

 

まとめ

 

一般的な自然脱毛による薄毛は、お伝えした予防セルフケアで改善してきます。もし、それでも薄毛が深刻になってくるようであれば、AGAかもしれません。
ちなみにAGAの予防や治療中でもスカルプ予防ケアは有効ですから、継続しても大丈夫です。
ただAGAは早期に発見して、適切な治療をすることがなにより大切になってきます。

プールや海で泳ぐと薄毛が進行しやすいって本当? 対策法はあるの?

プールや海で泳ぐと薄毛が進行しやすいって本当? 対策法はあるの?

 

プールで泳いだり夏に海に潜ったりするのは気持ちのいいものです。しかし、プールの塩素や海水の塩分は髪や頭皮に負担をかけることがあるので気をつけたいですね。薄毛が気になり「できるだけ髪や頭皮に負担をかけないようにしたい」と日々気をつけているのなら、プールや海で泳いだあとには万全のヘアケアを心がけましょう。
この記事では水泳によって薄毛が進行する理由と、髪を守るための対策方法について解説いたします。

 

プールに通うと薄毛が進行するって本当?

「健康にいいから」「気分転換になるから」と定期的にプールに通う男性が増えています。しかし、プールの水には消毒用の塩素が含まれており、髪や頭皮に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
塩素を含んだプールの水は、髪のキューティクルを破壊して切れ毛や抜け毛といったダメージを引き起こすことも。また、塩素には皮脂を分解する作用があるため、髪や頭皮の水分が奪われて乾燥が進むというリスクもあります。
プールの塩素濃度はそれほど高くないため、髪や頭皮にそれほど深刻なダメージを与えるわけではありません。しかし、プールに含まれる薄毛を進行させる可能性があるということは覚えておいたほうがよいでしょう。

 

海水浴が薄毛の原因になるケースもある

プールだけでなく、夏のレジャーの代表格である海水浴にも薄毛のリスクが潜んでいます。
海水には塩分が含まれているため、海に潜ると浸透圧の関係で髪の水分はどんどん奪われていくのです。海水はアルカリ性なので、髪の主成分であるタンパク質のケラチンが溶かされてしまう可能性も考えられます。
海水浴を楽しめるような暑い夏の日には、紫外線も大量に降り注いでいます。海水によるダメージを受けた髪が紫外線を直接浴びると、さらなるダメージを受けてしまうことに。毛髪を形成するアミノ酸は紫外線によって酸化する性質をもつため、海水浴後の濡れ髪を放置すると髪や頭皮は急激に荒れてしまうのです。

 

髪をきちんとケアすれば薄毛は防げる

「薄毛を防ぐためにプールや海では泳がない」という選択をするのもよいでしょう。しかし、たとえプールの水や海水で髪が濡れても、きちんとケアをすればダメージは最小限におさえることができます。
泳ぐときにはシリコン製の水泳キャップをかぶり、塩素や海水から髪を守りたいですね。海に行く場合には、浜辺にパラソルやテントを用意して紫外線を遮るのがおすすめです。泳いだあとにはすぐに弱酸性のシャンプーで塩素や海水を丁寧に洗い流します。洗髪後に髪をしっかりと乾かすことも大切なポイントです。

 

プールや海で泳ぐと薄毛が進行しやすいって本当? 対策法はあるの?

 

「髪のことは気になるけれど、プールや海で思いっきり泳ぎたい」という方は少なくないと思います。確かにプールの水に含まれる塩素や海水に含まれる塩分は髪に悪影響を及ぼすことがあります。しかし、きちんと対策すれば薄毛を防ぐことは十分可能なので、泳いだあとには万全のヘアケアをしてみてくださいね。

薄毛を防ぐためにも知っておきたい! ドライヤーの正しい使い方とは

薄毛を防ぐためにも知っておきたい! ドライヤーの正しい使い方とは

 

お風呂上がりには、髪にきちんとドライヤーをかけて乾かしたいですね。
中には「ドライヤーを使うと薄毛が進行しそう」と、ドライヤーを使わない方もいるかもしれません。しかし、頭皮が濡れたままの状態が続くと頭皮環境が悪くなり、抜け毛につながりやすいので要注意。髪を守るためにも、洗髪後には正しい方法でドライヤーを使うようにしましょう。
この記事では、薄毛を防いで頭皮環境を整える、正しいドライヤーの使い方をご紹介いたします。

 

洗髪後にドライヤーを使うべき理由とは?

お風呂上がりにタオルドライだけで済ますとどうしても頭皮が乾かず、湿った状態が続いてしまいます。洗髪後の頭皮がムレると、マラセチア菌というカビが繁殖し、頭皮に痒みや炎症といった悪影響が起きるのです。
髪が濡れているとキューティクルが開いたままになり、髪の栄養が漏れ出したり細菌が入り込みやすくなったりすることもあります。また、濡れている頭皮は冷えやすいため、血行不良も起きやすくなります。頭皮の血行が悪くなると髪に必要な栄養素が十分に運ばれなくなり、髪の成長も悪くなってしまうのです。

 

ドライヤーを使うときに気をつけたいこと

頭皮の環境を整えて薄毛を防ぐためにも、髪が濡れたときには必ずドライヤーを使う習慣をつけたいものですね。
とはいえ、髪や頭皮はとてもデリケートなので、熱風を当てすぎるとダメージが及んでしまいます。一点に熱風が当たりすぎないよう、ドライヤーをかけるときは15~20cm程度離した状態をキープし、軽く左右に振りながら使うとよいでしょう。
ドライヤーを使うときに、毛先ではなく頭皮を重点的に乾かすよう意識することも大切です。髪の根元が乾いていれば、毛先も自然と乾くもの。毛先は熱風によるダメージを受けやすいので、あまり熱風を当てないよう気をつけながら乾かしていきましょう。

 

ドライヤーで髪を乾かすときの正しい手順

ドライヤーを使う前には、髪の水分をある程度タオルで拭き取っておきましょう。こうすればドライヤーを使う時間が短くなり、髪や頭皮にダメージが及びにくくなるのです。
髪をタオルで拭いたら、まずは後頭部の髪の根元に向けてドライヤーの温風を当てていきます。続いて、側面の髪を乾かし、最後に前髪をサッと乾かしましょう。
髪の根元が8~9割ほど乾いたなと思ったら、ドライヤーを温風から冷風に切り替えて髪全体に風を当てましょう。仕上げに冷風を使えば、熱風によるダメージを軽減できます。毛穴やキューティクルが引き締まるので髪や頭皮が丈夫になる嬉しい効果も期待できますよ。

 

薄毛を防ぐためにも知っておきたい! ドライヤーの正しい使い方とは

 

これまでドライヤーを使っていなかったという方は、髪が濡れたときにはドライヤーで乾かすよう習慣づけましょう。
ドライヤーを正しく使えば、髪へのダメージを防いで頭皮環境を良好に保つことができます。薄毛を防いで髪の健康を守るためにも、ドライヤーを上手に活用してみてくださいね。

HARG療法か自毛植毛のどちらを選ぶ? 2つの違いとは

HARG療法か自毛植毛のどちらを選ぶ? 2つの違いとは

 

薄毛やAGAの治療法に「HARG療法」というのがあります。高い改善率が人気の治療法です。しかし人によってはHARG療法を受けるのが難しいということがあります。そのような場合には「自毛植毛」という治療法がおすすめです。
ここでは、HARG療法と自毛植毛それぞれの特徴を紹介します。どちらの治療法を選べばいいか考える際の指標にしてみてください。

 

HARG療法とは

HARG療法とは、注射器によって栄養剤や血行促進剤などを頭皮に直接注入することで薄毛の改善を行う治療法です。
一般的なAGA治療の場合は一定期間継続してクリニックや病院に出向き治療を受ける必要があります。薬の服用は半永久的で、服用をやめると効果がなくなるという欠点があります。
しかしHARG療法であれば、場合によっては複数回来院する必要が出ますが、基本的には1度の治療(だいたい1時間程度)で治療を終えることが可能です。注射針を頭皮に刺すことになりますので、多少の痛みは伴うものの、体への負担が小さな治療法であると言えるでしょう。
HARG療法には治療費が高額になるという難点があります。特に1回の治療で満足な結果が得られなかった場合は何度か治療を受けることになり、そのつど治療費を支払わなければなりません。また、針の痛みに耐えられないという方であれば、治療の度に痛みに耐えなければならず、苦痛になってしまうこともあります。
金銭的な面、また自分の痛みへの耐性などに鑑みて、HARG療法を選ぶようにしましょう。

 

自毛植毛とは

自毛植毛とは、自分の頭髪を移植して植え付けることで薄毛の改善を試みる治療法です。自分の頭髪を使うことから、拒否反応などが起こりにくく、一度毛根が植え付けられれば長期的に髪の毛が生え、伸び続けます。
施術は基本的に1日で終わり、入院も定期的な通院も必要ありません。自分の髪の毛なので、ヘアスタイルも作りやすく、カツラなどのように頭部の違和感も少ないです。メンテナンスの手間もなく、費用も抑えることができるなどがメリットであると言えるでしょう。
ただし、自毛植毛は外科手術によって施されます。皮膚を切開したり縫い付けたりする必要があることから、術後の後遺症が発生する可能性があるというのがデメリットです。外科手術に対する心理的、身体的な負担に耐えられるかどうかを考慮して、自毛植毛を選ぶようにしましょう。

 

どちらを選べばいいか

HARG療法と自毛植毛のどちらを選べばいいか悩んでいる方のために、それぞれの治療法がおすすめの方の特徴を以下に簡単にまとめておきます。

 

【HARG療法がおすすめの方】
・定期的な通院、治療が負担ではない方
・外科手術に抵抗がある方
・治療にかかるコストをできるだけ抑えたい方

【自毛植毛がおすすめの方】
・外科手術に抵抗がない方
・通院や治療にかかるコストを抑えたい方
・薄毛の悩みを根本から治したい方

 

HARG療法か自毛植毛のどちらを選ぶ? 2つの違いとは

 

HARG療法も自毛植毛も、改善する確率が非常に高い薄毛治療法となります。ここで紹介したことを参考にして、より自分に適しているほうを選ぶようにしてくださいね。

HARGと自毛植毛どちらがいい? クリニックでの効果的な薄毛治療法とは

HARGと自毛植毛どちらがいい? クリニックでの効果的な薄毛治療法とは
 
薄毛に悩み、セルフでさまざまな対策を試しているものの、なかなか改善しないという方もいることでしょう。薄毛が改善する兆候が見られないという方は、クリニックに相談するのがおすすめです。
クリニックでのAGA治療には、HARG療法や自毛植毛といった方法があります。

今回はHARG療法と自毛植毛のメリットやデメリット、薄毛治療法を選ぶときのポイントについて紹介します。
 

自毛植毛をするメリットとは?

 
自毛植毛というのは、自分自身の頭髪を移植するという薄毛治療法です。自毛植毛では、後頭部や側頭部などの自毛を、生え際や頭頂部などの薄くなっている部分に移植していきます。
自毛植毛のメリットは、自分の毛を移植するので拒絶反応が起こりにくく、一度生着したら半永久的に髪が生え続けるという点にあります。かつらや増毛とは違い、自分の毛を使うのでその後のメンテナンスの手間もほとんどかかりません。
 

自毛植毛にはデメリットもある

 
自毛植毛には頭皮にメスを入れる方法や、メスを使わないFUE法と呼ばれる施術方法があります。こういった自毛植毛の施術直後には、頭皮に腫れや炎症、ムズムズとした違和感が起きることがあります。ほとんど違和感を覚えない方もいますが、半月ほど頭皮ダメージに悩まされるケースも少なくないということは覚えておきましょう。
自毛植毛には、他のAGA治療に比べてコストが高いという難点もあります。また、頭髪全体が薄くなっているときには自毛植毛ができないこともあります。
 

HARG療法を受けるメリットとは?

 
HARG療法というのは、注射器を使って頭皮にHARGカクテルと呼ばれる薬剤を注入し、薄毛を改善していく方法です。薬剤には毛髪再生に必要な「細胞成長因子(Growth Factor)」と各種ビタミン、血行促進剤を配合した成分「HARGカクテル」が調合されており、HARG治療を続けるうちに発毛を感じられるケースはかなり多いとされています。
HARG療法は、頭皮にメスを入れず注射器で薬剤を注入するため、頭皮に負担がかかりにくいのが特徴です。HARG治療には高い発毛効果が実証されているので、薄毛治療を成功させたいという方には最適な治療法といえるでしょう。
 

HARG療法にデメリットはある?

 
HARG療法は、1度の施術ではなかなか効果を実感することができません。一般的には3~4回目の施術で発毛を実感できる方が多く、トータルすると6~10回程度クリニックで施術を受ける必要があります。
HARG療法は、自毛植毛に比べれば時間がかかるという難点がありますが、あきらめずにじっくりと取り組めば高い発毛効果が期待できます。腰を据えてじっくりとHARG療法を続けることが、確かな発毛につながるのです。
 
HARGと自毛植毛どちらがいい? クリニックでの効果的な薄毛治療法とは
 
薄毛治療のための自毛植毛やHARG療法には、それぞれにメリットやデメリットがあります。しかし、高い発毛効果を得ようと思うのならやはり、効果が実証されているHARG療法がおすすめです。自毛植毛は基本的に最終手段と考え、まずは発毛効果の高いHARG療法を試してみましょう。

M字ハゲは治りにくい? HARG療法なら治る?

M字ハゲは治りにくい? HARG療法なら治る?
 
M字ハゲは一般的に治りにくいと言われています。M字ハゲでお悩みの方の中には、もう治すことができないと諦めている方もいるかもしれません。
しかし、適切な治療を受けたり、生活習慣を実践したりすればM字ハゲでも治せる可能性はあります。

ここでは、M字ハゲを治すにはどのような点に注意すればいいのか、またHARG療法でも治せるのかどうかご紹介します。
 

M字ハゲになる理由

 
M字ハゲは生活習慣などに起因して発症することがあります(AGAなどの遺伝が原因のときもあります)。
 

【M字ハゲやその他のハゲの原因になるもの】

 
・乱れた生活習慣
睡眠不足、運動不足、喫煙、過度なストレス
 
・乱れた食習慣
高カロリーの食事、栄養不足、過度な飲酒
 

・乱れた頭皮環境
頭皮がベタつく、フケやかゆみがある、頭皮に合っていないシャンプーなどを使っている

これらのことが原因になりM字ハゲへとつながってしまうのです(人によっては生え際ではなく頭頂部など、別の部位からハゲることもあります)。
 

M字ハゲ対策

 
M字ハゲにならないには、前項で紹介した原因を取り除く必要があります。
 

【M字ハゲにならないためにできること】

 
・生活習慣の改善
質の良い睡眠をある程度の時間以上とりましょう。寝る前にパソコンやスマホを触るのを避け、22時~2時の間に睡眠確保を意識してください。
 

・運動をする
有酸素運動は血行を良くする効果があるため、頭皮へ栄養が行きわたりやすくなります。ひとつ前の駅で降りて歩くなど、できる範囲から始めてみると良いでしょう。
 

・ストレス発散
ストレスを発散できる趣味を見つけるといいでしょう。日光を浴びる、ハーブティーを飲むなどもストレスを軽減してくれるのでおすすめです。
 

・禁煙
血行を悪くするタバコをやめることでハゲにくくなることがあります。
 

・発毛に効果のある栄養を摂取する
イソフラボンや亜鉛は、脱毛ホルモンの働きを抑制する効果があります。イソフラボンは納豆や豆腐、亜鉛はカキ(貝)、煮干し、スルメ、ビーフジャーキーなどに多く含まれていますので参考にしてください。
逆に脂分や糖分、食品添加物、塩分はハゲやすくなるので極力避けるようにしましょう。
 

HARG療法でもM字ハゲは治る可能性が高い

 
AGA治療のひとつとして話題になっているHARG療法も、M字ハゲに有効です。
M字ハゲが治りにくいのは、前頭部に走っている血管の数が、他の部位と比べて少なく、血行を促進しにくいからであると言われています。
しかし、HARG療法では毛根にある成長因子を直接活性化させ発毛を促す治療です。端的に言えば、血液がするべき毛根の活性化をHARG療法が代わりに行うということになります。
なので、血管が少なく治しにくいM字ハゲであっても、HARG療法なら治せる可能性が高いのです。
 
M字ハゲは治りにくい? HARG療法なら治る?
 
治りにくいと言われているM字ハゲであっても、生活習慣を改めたり、適切な治療を受けたりすれば治すことが可能です。
M字ハゲでお悩みの方はここで紹介したことを参考にしてみてください。

初期脱毛ってなに? HARG療法でもあるの?

初期脱毛ってなに? HARG療法でもあるの?
 
AGA治療をしていると、初期脱毛という症状が現れることがあります。これは薬による副作用のひとつですが、AGA治療で発毛を促すためには必要な症状です。
とはいえ、発毛したいのに髪の毛が抜けてしまうのは不安に思う方も多いと思います。できれば初期脱毛なく発毛したいと考える方もいるかもしれません。
最近話題になっているHARG療法がありますが、この治療法でも初期脱毛は起きるのでしょうか。

ここではHARG療法でも初期脱毛があるのかご紹介します。
 

初期脱毛が起こるメカニズム

 
まずはAGA治療で初期脱毛が起こるメカニズムをご紹介しましょう。

髪の毛が生えたり抜けたりするのは、ヘアサイクルという周期に沿っています。周期は「成長期」「退行期」「休止期」という順番でサイクルしています。
 

・成長期

 
髪の毛が生える
 

・退行期

 
毛根が小さくなり髪の毛の成長は鈍化する
 

・休止期

 
髪の毛の成長が完全に止まり、髪の毛が自然に抜け落ちる
 
「退行期と休止期が長くなり成長期に入らない」というヘアサイクルの乱れが生じ、髪の毛が抜け続ける状態になるのがAGAです。
AGA治療で使われる薬剤ミノキシジルは、退行期や休止期にあるヘアサイクルを正常化し、髪の毛を成長期に入らせるという働きを持っています。
つまり、退行期にあった髪の毛が休止期に入ると、髪の毛は自然と抜け落ちてしまうということです。しかし抜け落ちた後、髪の毛は成長期に入り、発毛が始まります。
そのため、AGA治療における初期脱毛は成長期に入るための準備のような症状ということです。
 

HARG療法でも初期脱毛は起こるのか

 
結論から言うと、HARG療法では初期脱毛の心配はほとんどありません。HARG療法ではミノキシジルを利用せず、成長因子を頭皮に直接注入します。毛母細胞を強力に刺激し、髪の毛そのものの成長する力を強くするので、休止期に入って髪の毛が抜けることがないのです。
発毛を促すことに特化した治療法なので、HARG療法では髪の毛が抜けるという段階がありません。初期脱毛が気になるという方でも安心して治療を受けることができます。

※HARG療法と並行してミノキシジルを服用するなどすると、初期脱毛が起こることがあります。初期脱毛が気になる方はHARG療法の担当医に相談するなどしてください。
 
初期脱毛ってなに? HARG療法でもあるの?
 
基本的にHARG療法では初期脱毛が起きません。
しかし、そもそもAGA治療における初期脱毛自体が大きな問題ではないのです。発毛するために必要な症状ですので、AGA治療を受けて初期脱毛が起こったとしても、それほど心配する必要はありませんので安心してください。

女性の薄毛にも効果がある! 女性こそおすすめしたい「HARG療法」とは

女性の薄毛にも効果がある! 女性こそおすすめしたい「HARG療法」とは
 
薄毛というと男性特有のものと思われがちですが、薄毛で悩んでいるのは男性だけではありません。近年ではストレスや不規則な生活から、薄毛に悩む女性がどんどん増えています。
そんな女性の薄毛には「HARG療法」が有効です。

この記事では、女性の薄毛が起きる原因や、薄毛の解決方法についてご紹介します。
 

女性にも起こる薄毛、原因は何?

 
男性と女性では薄毛の進行が異なります。男性の薄毛は額や頭頂部から薄くなることが多いのですが、女性の髪は全体的に薄くなっていくことがほとんどです。これは男女のホルモンバランスの違いによるものです。男性の薄毛はDHTと呼ばれるホルモンが原因になることが多いのですが、女性の薄毛はエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少によって引き起こされます。
加齢とともに女性のエストロゲンは減少し、髪も少しずつ衰えていきます。女性の髪の密度は20代がピークといわれ、その後は髪のコシが無くなり、細く痩せていきます。
 

女性の薄毛が起きる原因はさまざま

 
ストレスや不規則な生活が薄毛を進行させるケースもあります。家庭内の問題や職場の人間関係、将来への不安といったストレスが頭皮に与える影響は少なくありません。また、喫煙習慣や睡眠不足、過度なダイエットが薄毛を引き起こすケースもあります。
このように、薄毛が引き起こされる要因はさまざまです。中には髪や頭皮にトラブルが起き、その薄毛や頭皮トラブルがストレスとなってさらに薄毛が進行するという悪循環に陥る方もいます。
 

薄毛改善効果のあるHARG治療とは

 
薄毛に悩まされている女性には、HARG療法がおすすめです。HARGは医療機関が提供している毛髪再生医療のことをいいます。成長因子を含む薬剤を頭皮に注入して毛髪の発毛や育成を促すHARG治療は、頭皮への負担が少ないのが特徴です。傷などが残りにくい上、1回の施術時間が短くても十分な効果が得られるのが嬉しいですね。
HARG療法は、人間の脂肪から採取した幹細胞から、薄毛治療に必要な成分を精製して髪や頭皮に働きかける治療法です。薬剤による副作用のリスクが少ないのも、HARG療法のメリットの1つといえます。
 

HARG治療は女性にこそおすすめ

 
HARG療法は、薄毛に対して直接発毛を促す治療法です。海外医学学術オンラインジャーナル「ePlasty」に掲載された論文によると、脱毛症の男女22名にHARG療法をしたところ、全員の発毛が確認されたといわれ、その効果も立証されています。
女性には、抜け毛を促進させる男性ホルモンの影響を受けにくいという特質があります。臨床データによると、HARG治療によって発毛した女性の髪は成長しやすく、抜け毛も抑制されるのだといいます。女性はHARG治療の効果がより出やすいとされるため、薄毛に悩む方はぜひ施術を受けてみてはいかがでしょうか。
 
女性の薄毛にも効果がある! 女性こそおすすめしたい「HARG療法」とは
 
女性は日々の生活でストレスやホルモンバランスの乱れと戦っています。中には、どんどん進行してしまう薄毛に悩まされている方もいると思います。そんな女性には、髪や頭皮のトラブルに効果を発揮してくれるHARG療法がおすすめです。HARG治療で薄毛を改善すれば、毎日を生き生きと過ごせることでしょう。

HARG療法とグロースファクター療法、それぞれの特徴と違いについて

HARG療法とグロースファクター療法、それぞれの特徴と違いについて
 
HARG療法とグロースファクターは、ともに薄毛の改善効果が期待できるとされる毛髪再生医療です。
薄毛改善のために、HARG療法やグロースファクターを検討している方もいると思います。中には、「HARGとグロースファクターの違いは?」「薄毛改善のためにはどういった治療法を選択すべき?」といった疑問を持つ方もいることでしょう。

そこでこの記事では、HARG療法とグロースファクターの特徴や違いについて紹介していきます。
 

「HARG療法」の特徴について

 
HARG療法は、発毛効果が期待できる薬剤を頭皮に注入する治療法です。具体的には、メソカクテルと呼ばれるミノキシジルやビタミンB、コエンザイムなどをブレンドした薬剤と、AAPEと呼ばれる薬剤の2種類を頭皮に注射します。AAPEは人間の体から採取した脂肪幹細胞を培養し、その細胞から分泌された成長因子のことをいいます。HARG療法には150種類以上もの成長因子が含まれており、高い発毛効果が期待できるとされます。
「薄毛治療を受けたいけれど注射に抵抗がある」という方もいるかもしれません。クリニックによっては注射の前に麻酔を使ってくれることもあるので、相談してみると良いでしょう。
 

「グロースファクター」の特徴について

 
グロースファクターに使われるのは数種類の成長因子です。ミノキシジルなどを含んだメソカクテルはグロースファクターでは使われません。ミノキシジル等の効果を得たい場合には、グロースファクターとは別に外用薬として使用します。
グロースファクター療法では、ダーマスタンプ法と呼ばれる注入方法を用います。まず薄毛の部分に成長因子を塗り、たくさんの極細の針を使って頭皮にごく小さな穴を開けます。この穴を伝って毛根周辺に成長因子が浸透し、発毛効果を促すのです。1度に多くの薬剤を注入できるので、より発毛効果を感じやすいという方もいるようです。
またグロースファクター療法では、頭皮に特殊な電流を流してバリア機能を一時的に無効化し、成長因子を浸透させるというエレクトロポレーション法を用いることもあります。
 

HARG療法グロースファクターの違いとは

 
HARG療法は、限られた医療機関でのみ許可されている薄毛治療法です。治療を受けられる場所は限られており、近隣のクリニックではHARG療法が受けられないという方もいるかもしれません。
HARG治療とグロースファクターの大きな違いの1つに、かかる費用が上げられます。HARG治療は有効成分を含む薬剤を多く使用する分、数種類のみの薬剤を使うグロースファクターに比べて治療費が高くなります。ただし、グロースファクターは施術に加えて外用薬などの処方もあるため、施術費用と外用薬の費用を合算して考える必要があります。
 
HARG療法とグロースファクター療法、それぞれの特徴と違いについて
 
薄毛に悩まされている方は、HARG治療やグロースファクターが受けられる医療機関で相談してみてはいかがでしょうか。
HARG療法やグロースファクター療法は、ともに成長因子を使った治療法なので、薄毛改善の高い効果が期待できます。ただし、使われている成分や費用についてはかなりの違いがあるため、どちらを選択すべきかをじっくり検討してみましょう。