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来る“食欲の秋”には注意が必要! 薄毛につながる「糖化」の危険とは?

日中はまだ暑くても朝晩は涼しくなって、ようやく秋の気配が感じられるようになってきました。
秋といえば、食欲の秋。夏は暑さで食欲が減退ぎみだった方も、気温が下がってくると、モリモリ食欲が復活して、ついつい食べ過ぎ飲み過ぎに走ってしまいがちです。
そこで気を付けなければならないのが、糖質。
糖の摂り過ぎは、肥満の原因になったり、体に悪影響を与えたりすることは良く知られていますが、「薄毛」にも影響していることはご存じでしょうか?
では、なぜ「糖」が「薄毛」を招くことになるのか。今回は、過剰な糖が体内で糖化を起こす恐さと薄毛との関係をお伝えし、“秋”ならではの対策法をご紹介します。
 

 

糖化とは? 体にどんな影響がある?

「糖化」という言葉を耳にするのは初めてという方もいらっしゃるかもしれません。
糖化は、いわば老化現象の一つ。体内の「コゲ」とも呼ばれ、体内のタンパク質や脂質が糖と結合することで起きる現象です。
炭水化物やアルコール、果物に多く含む糖質を過剰に摂取すると、余分な糖とタンパク質が結び付き、AGE(糖化最終生成物)という物質が作られます。
AGEは体内の様々な細胞を劣化させてダメージを与え、排出されにくく蓄積しやすい性質があるため、糖尿病やアルツハイマー病、骨粗しょう症、動脈硬化、白内障などの病気にも関わっているといわれています。

頭皮が糖化するとどうなる?

その糖化が頭皮で起こった場合には、髪にも悪影響を及ぼします。
体の中で糖化が進むと、頭皮の真皮層での弾力が失われ、硬くなります。これが血行不良や新陳代謝の低下を招く原因です。
血行不良だと頭皮に栄養が行き届かず、髪を作る元になる毛母細胞の働きが弱まって抜け毛や薄毛を招きます。
 

 

細胞レベルにまで影響して発毛を阻止

さらに頭皮で糖化が進んで、発毛因子を送り出す毛乳頭細胞にAGEが溜まってしまうと、毛乳頭細胞で炎症物質が発生し、毛母細胞の分裂が阻害されます。
その結果抜け毛が増えることはもちろん、新しい髪が生えにくくなります。
また毛細血管から髪の内部にも糖が溜まりダメージを受け、切れ毛やツヤやコシの低下というトラブルの原因になるのです。
糖化は体内のコゲと呼ばれるように、糖化した頭皮は茶色っぽくなるという特徴があります。最近、抜け毛が増えたなどの変化を感じたら、頭皮の糖化に注目してみて下さい。

普段の食事に潜む「糖」の罠!?

生きる上で欠かせない三大栄養素は、炭水化物、タンパク質、脂質ですが、その炭水化物から食物繊維を除いたものが糖です。
糖質の摂り過ぎは体に悪いことが知られるようになって、アルコール類やお菓子も糖質オフのものを選ぶなど糖質カットへの意識も高まっていますが、いったい「糖」はどのくらい摂るのが良いのでしょうか。
食欲が戻ってくる本格的な秋を前に、糖の摂り方をチェックしてみましょう。
 

朝昼晩のご飯も危険? 知っておきたい糖質量の目安

厚生労働省「日本食品標準成分表2020年版」によると、茶碗一杯のご飯150gに含まれる糖質量は57.15gということです。
角砂糖1個の糖質は約4gですから、茶碗1杯のご飯を食べると角砂糖14個分の糖質を摂っていることになります。
そして茶碗1杯のご飯をそれぞれ朝、昼、晩と食べたとすると、糖質量は171.45gになります。ゆるいダイエットで推奨される1日当たりの糖質量は130gという量を目安に考えても、美味しい新米が出たからと何杯もご飯をおかわりしていては、頭皮の糖化も進むという危険があるのです。

 

 

ブドウに梨、りんご、秋の果物は要注意!

果物に多く含まれている糖である「果糖」は、摂り過ぎると中性脂肪を増やす恐れがあります。果物は食物繊維が豊富ですが、果物に含まれる果糖は、砂糖よりも体に悪いという意見もあります。
それは、果糖は体内に吸収されるとすぐ肝臓でブドウ糖と中性脂肪に作り替えられ、使われなかった分は蓄積されて糖化を進める恐れがあります。
また血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、ブドウ糖の3倍のスピードで内臓脂肪が増えます。中でも果糖が多く含まれるのは、ブドウやりんご、梨といった秋の果物。そういった果物は、一日にどれか一つを半分量程度が適量といえます。
 

糖を抑えて、“育毛の秋”にするための食のコツ

薄毛につながる糖化を進ませないために厳しい糖質制限が必要かというと、それも逆にストレスになってしまいます。そこで、秋にこそ実践してほしい食に関するポイントをご紹介します!
 

秋の鍋は、「キノコ鍋」にする!

牛肉に、たっぷりの砂糖、みりんで調味する「すき焼き」も美味しい季節ですが、それはたまに食べるとして、本格的なお鍋シーズンのレギュラーはキノコ系にしてみましょう。圧倒的な糖質の低さが特徴のキノコは、優秀な糖質オフ食材です。そして食物繊維を多く含んでおり、体内への糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
糖質や脂質の代謝を促すビタミンB群も豊富で、糖質を抑えて代謝も促すまさに一石二鳥の食材なのです。
 

 

スポーツ観戦や映画鑑賞のお供に「くるみ」

秋になったら映画やスポーツ観戦に出かけたり、秋の夜長にホームシアターを楽しんだりしたいという方もいますよね。
例えばそんな時つい手が伸びてしまう「ポップコーン」。原料のとうもろこしに含まれる糖分に、バターやキャラメルの組み合わせはかなりの高糖質になります。
そんな時に代わりにおすすめしたいのが、くるみです。
くるみは、低糖質なナッツ類の中でも特に糖質が低い食材です。糖を抑えながら小腹も満たされ、さらに抗酸化作用のあるポリフェノールやメラトニンも豊富です。
コンビニでもすぐ買えますので、行楽の際に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 

飲むのはビールよりも「レモンサワー」

会社帰りはもちろん、行楽先で秋の味覚を求めて飲んだりするのも楽しめる季節です。
そんな時、「とりあえずビール!」という方も多いと思いますが、生ビールの中ジョッキ1杯には11gの糖質が含まれており、糖質の高さは要注意です。
そこでビールの代わりにおすすめしたいのが生絞りのレモンサワー。
レモンには糖質の代謝を促してくれるクエン酸が豊富で、その量は梅の約2倍、みかんの約6倍とされています。
たっぷりレモンを絞って美味しく飲みながら、糖化対策をしてみてはいかがですか?
 

食べる順番で糖質吸収をコントロール!

食事をする際に、まず食物繊維から食べることで腸内での糖質吸収が穏やかになるといわれています。
それと同時に食欲抑制の働きある、インクレチンというホルモンの分泌が促されます。
野菜等に多く含まれている食物繊維には、糖質だけではなく食欲も適度にコントロールしてくれるので、食べる順番にも意識を向けましょう。
血糖値の急上昇を防ぐには野菜や汁物から、次にタンパク質のおかず、最後にご飯が基本です!
例えば、豚カツ定食の場合には、まず味噌汁、付け合わせのキャベツ、漬物、お浸し、豚カツ、ご飯の順番で食べてみて下さい。血糖値の急上昇を防ぐことができます。
ラーメンなどの麺類は、野菜やタンパク質が少ないため血糖値の急上昇を防ぐには難しいメニューです。
どうしても食べたい時には、カット野菜や味付け玉子をトッピングし、サラダなども追加してみましょう。
 

まとめ

秋になるとご飯が美味しく、つい食べ過ぎ傾向になってしまいますね。そこで今回は「糖」を抑えて体内から「薄毛」対策をすることをテーマにお伝えしてきました。
健康状態には食生活が大きく関係しているように、育毛についても「糖」を摂り過ぎていないかということがとても重要になってきます。
知らない間に過剰摂取しがちな「糖」を意識するきっかけとして、ご紹介したような食のコツを実践してみて下さい。

夏の終わりは頭皮ダメージを回復する時期! 必ずしておきたい髪のケアとは?

1年の中で最も髪が抜けやすいのが、夏の終わりから秋のはじめにかけて。
夏に受けた頭皮ダメージが実際に現れてくるのは2か月後といわれ、ちょうど秋のはじまりの頃にあたります。
夏の間は強い紫外線を浴び、汗で蒸れやすく、その上、冷房の効き過ぎで血の巡りが悪くなるなど、頭皮にとって過酷な環境が続きます。
そんな夏を過ごして秋へと季節が移り変わる時期こそ、ヘアケアを見直す必要があるといえるのです。
それにコロナに猛暑に、集中豪雨など様々な対策で疲れ果てていると、いつもより抜け毛に悩まされることも大いに予想されます。そこで今回は夏の毒素を取り除き、頭皮ダメージを回復させるこの時期ならではのケアをご紹介していきます。
 

 

秋は、髪の毛が抜けやすい季節だった!

髪にとって毒となる紫外線や塩素を浴びるのは夏ですが、その影響が現れてくるのは2カ月ほど経ってから。
一年で一番抜け毛が多い季節は秋ということで、抜け毛が多い秋こそ、薄毛対策をしっかりと行いたいものです。

 

秋に髪が抜けやすい原因は、夏に受けたダメージ?

動物の毛が生え変わることにも例えられますが、実際、秋に抜け毛が多いのは夏に受けた頭皮ダメージから起こってきます。
夏は強い紫外線を浴び、汗による蒸れや、冷たい食べ物や冷房で血行が悪くなるなど、頭皮には過酷な環境でした。
また夏から秋への変わり目には、体力の低下や精神的なストレスなどが重なって脱毛が起きやすい状態になっているのです。
まだ薄毛になっていない方も、自分は大丈夫と油断してはいられない状態と認識しましょう。

 

今は頭皮ダメージを回復する時期

そんな秋を前に薄毛対策で真っ先に考えたいのは、髪や頭皮から毒素を取り除いて、ダメージを回復させること。
マッサージするだけでも血流が改善し、髪の成長に必要な栄養が毛根に行き渡りやすくなり、またバランスの良い食事と質の良い睡眠も、薄毛や抜け毛の予防につながります。
ですが、頭皮やその内部に毒素が残っている限りは、こういった頭皮ケアを一生懸命したとしても効果を実感するには至らないことを知っておきましょう。
 

まずは毒素の除去を考えよう

この時期の頭皮ケアはまず、髪や頭皮から毒素を除去することが先決です。
秋の抜け毛予防のために、せっせと育毛剤を頭皮に与える方も多いのですが、毒素が残っている限りは解決には至りません。
頭皮や毛根から夏に蓄積した毒素をきれいに排出するだけでも、髪が生えてくることも多いといいます。
髪にとっての“毒”とは何か。それは紫外線やプールや水道水の塩素のほか、強い洗浄力の合成洗剤シャンプー、リンス、また頭皮の乾燥や血行不良、栄養不足、眼精疲労などがそれにあたります。
夏の終わりの薄毛対策は、これらを取り除くことから始めましょう。

 

夏に溜まった毒素を取り除くためのケア

頭皮の毒素除去というと、何か特別なことをしなくてならないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実は普段のケアを少し変えるだけ。誰でもすぐに簡単にできることがたくさんあります。

 

シャンプーは、2度洗いがおすすめ

確かに髪の洗い過ぎは必要な皮脂を取り過ぎるし、摩擦によるダメージを考えてもNGなのですが、夏に蓄積した毒素を取り除くために、この時期は2度洗いをおすすめします。
1度目は皮脂や汗、ほこりなどその日の汚れを落とすために行います。
2度目には、毛穴に詰まった汚れをしっかり落とすため、頭皮の血行を良くするマッサージをしながらします。
シャンプー前に、お湯で簡単に洗い流してから行うと、シャンプーの泡立ちが良く、頭皮全体に泡を押しあてる程度で済ませられます。
2度目は、指の腹と手のひらを耳の上あたりに置き、頭のてっぺんまで5回ほど押し上げます。硬くなった頭皮をほぐし、収縮した毛穴を広げて汚れを除去できます。
頭頂部は、手のひらで優しく洗いましょう。

 

シャンプーの洗い流し方もポイント

多くの方は、うつむいて後頭部にシャワーを当てて洗い流します。そのため生え際(前頭部)に洗い流しの液が溜まりがちです。ここをしっかりとすすぎましょう。
またシャワーの温度は育毛を考えた場合、37~39℃がベスト。熱すぎると皮脂を奪って頭皮が乾燥しますし、低すぎると汚れや皮脂が残ってしまうからです。

 

シャワーヘッドで塩素をシャットアウト!

塩素も髪や頭皮にとっては好ましいものではありません。頭皮には腸と同じように常在菌が存在していて、頭皮を保護しています。
夏にプールで塩素を浴びた方はもちろんですが、毎日のシャンプーする際にもシャワーの水道水に含まれる塩素の殺菌力によって、頭皮の常在菌を死滅させている可能性があります。
常在菌が少なくなると、他の雑菌が繁殖して頭皮の炎症を招いたり、抜け毛の原因になったりすることがあります。
シャンプーの度に塩素を含む水道水を頭皮にかけ続けるのは、育毛発毛の点からおすすめはできません。
水道水の塩素をブロックする浄水機能付きフィルターをシャワーヘッドに取り付けましょう。様々な浄水機能付きのシャワーヘッドが出回っているので是非探してみて下さい。

 

ノンシリコンシャンプーは要注意

ノンシリコンなら良いと思われがちですが、実は注意も必要です。
「ノンシリコン」を強調する一方で他に髪や頭皮に悪影響を及す洗浄成分が含まれていないか、チェックしてみて下さい。
そして合成の界面活性剤系のものは避けましょう。合成の界面活性剤は安価で泡立ちも良く、洗いあがりもさっぱり、汚れが落ちると感じますが、皮脂を根こそぎ洗い落す危険もあります。シャンプーは、天然素材のアミノ酸使用のものを選びましょう。
アミノ酸系のシャンプーは透明な液が多く、合成の界面活性剤使用のシャンプーは濁ったものが目立ちます。
またお湯だけで洗う湯シャンは、頭皮の汚れが残ってしまうのでおすすめできません。

 

髪や頭皮を傷める育毛剤をストップ

夏の間に、スーッとする清涼感のある育毛剤を使っていた方もいたと思いますが、このタイプにはアルコールが多めに配合されがちです。
アルコールを使うのは、殺菌作用によって品質保持をする、水と混ざりやすくするといった理由によります。
エタノールを始めアルコールを多く含むものは頭皮への刺激が強すぎるので、この時期になったら使わないようにしましょう。
どうしても使いたい場合は、アルコール成分の表示が後ろに記載してあるものを選びましょう。あえて女性用を使うのもおすすめです。

 

髪が育ちやすい環境を整える育毛剤を!

頭皮ダメージを取り除いた後におすすめのケアは、保湿やフケかゆみの抑制が期待できる育毛剤です。
血行不良や乾燥が改善して頭皮環境が整うと、髪の成長に必要な栄養素が行き渡り、太くしっかりした髪が成長しやすくなります。
育毛剤といっても配合されている成分や量は異なりますので、保湿成分や乾燥対策に適したストレスフリーの育毛剤を選びましょう。

 

秋の抜け毛を防ぐために今、したいこと

夏の間のダメージが原因でおこる抜け毛予防のために、夏が過ぎても直射日光や紫外線の影響を防ぐUV対策は続けましょう。
ダメージを受けてしまっている頭皮には、生活習慣からも環境の改善を図りましょう。

 

■十分な質の良い睡眠
■適度な有酸素運動
■亜鉛、タンパク質、ビタミンをバランスよく食べる
■ストレス対策
■冷房の使用を控える
■喫煙、過度のダイエットや飲酒はNG!
■整髪料は頭皮につけない

 

まとめ

秋に抜け毛が増えるのは、夏に受けた紫外線や大量の汗、皮脂、それらを取り除こうとするための強いシャンプー剤などの影響で起こってきます。
こうしたダメージが現れてくる時期がちょうど夏の終わりごろからということで、今、するべきは毒素を取り除き、頭皮ダメージを回復するケアということをお伝えしてきました。
まずは季節にあった頭皮ケアを始めてみましょう。この時期の“毒素”の除去は、今後の薄毛予防に十分役立つはずです。
さらに紫外線対策は継続しつつ、クーラーの使い方や、強い洗浄力のシャンプーや洗い方を見直すことで、秋の抜け毛を最小限に抑えましょう。

薄毛男性の敵は「水」! 女性に誘われて困る夏のレジャーは海水浴?

梅雨が終わればいよいよ夏の到来! 今から休暇を取って出かける計画をしている方も多いでしょう。
輝く太陽と青空の下、思いきりアクティブに過ごす夏のレジャーといえば、海水浴やプール。でも、「海やプールで髪が濡れるのが不安」、「屋外は紫外線が気になる」といったお悩みを抱える薄毛男性は少なくありません。
付き合っている女性から誘われても、素直に喜べないとひそかに心配している方もいることでしょう。
そこで、実のところ薄毛の男性にとって夏のレジャーはどれくらい危険なのか、心から楽しめる対策はあるのかなどを、薄毛男性に行った夏のレジャーアンケートを紹介しながら解説していきます。
 

 

海水浴やプール、薄毛男性はどう感じている?

暑い夏のレジャーといえば海水浴やプール、マリンスポーツを思い浮かべますよね。
ただ薄毛を気にしている男性は、それをちょっと脅威に感じているという報告があります。
「発毛剤ラボ」を運営するデジタルアイデンティティが、20歳から49歳の薄毛男性400人に「夏のレジャー」に関する調査を行ったところ、夏のレジャーの誘いを喜べない方が70.5%もいたということです。
そしてレジャーの中で最も気になるのが「海水浴」(90.8%)、次に「プール」(87.8%)、「マリンスポーツ」(85.5%)、「川遊び」(76.8%)となっており、薄毛の男性にとって“水”のレジャーはハードルが高いと感じていることがわかりました。
それ以外には、「ランニング」(67.0%)、「BBQ」(65.3%)、「登山・ハイキング」(65.0%)が挙がっていて、夏のレジャーは総じて薄毛や頭皮を気にしながら過ごしている方が多いことも判明。
彼女や友人、同僚、家族などから誘われた場合、内心「困る」と思っているようなのです。
では、どうしてそう感じてしまうのか、次にその理由を見てみましょう。
 


 

水のレジャーに脅威を感じるのはなぜ?

薄毛が気になる理由を聞いたところ、髪が水に濡れると頭皮にはりついたり、毛量の少なさが目立ったりするのが気になってしまうという声が挙がっています。
また「髪が薄いため、紫外線が頭皮を直撃してヒリヒリする」「キャップで蒸れて抜け毛が増えた」といった声もあります。
また髪が濡れた時に薄毛を指摘されたなど、周囲の視線に敏感になっている薄毛男性のお悩みが寄せられています。
では、薄毛男性にとって夏のレジャーはどれくらい危険なのでしょうか。

 

夏のレジャーは薄毛にとって危険がいっぱい!

海やプールに出かける際には、紫外線のダメージ以外にも抜け毛の原因が潜んでいます。
それが水のpHペーハーという、アルカリ性と酸性を示す数値です。
健康な髪や頭皮は、pH4.5〜5.5の弱酸性に保たれているものです。では海とプールのpHはというと、海水がpH8〜9で、プールはpH5.8〜8.6(厚労省の遊泳プールの衛生基準)。つまり海はパーマ剤と同じぐらいのアルカリ性の数値になっていて、プールもアルカリ性に傾いています。
加えてプールには消毒剤として「塩素」が含まれていますから、塩素濃度の高いプールで長時間泳いでいると、髪のタンパク質が変質してキューティクルが剥がれ、さらに頭皮への刺激が蓄積されれば、毛根細胞が弱り抜け落ちていきます。
 


 

海やプールが髪や頭皮に与える影響

“海水やプールで抜け毛が増える”という話を聞いたことがある方も多いと思います。
水から上がった時の髪のパサツキや、皮膚のヒリヒリ感を経験したことがあれば、なおのこと心配になりますが、海やプールで抜け毛が増えてしまう要因になるのは、次の3つ。
【海水に含まれる塩分】【プールの水に含まれる塩素】【海や屋外プールで浴びる紫外線】です。
海やプールの「塩分」「塩素」「紫外線」が、頭皮や髪にどのようなダメージを与えるかについて具体的に解説します。

 

海水に含まれる「塩分」による影響

髪や頭皮は弱酸性が保たれていることができれば、負担がかかるということはありません。
しかし先ほどお伝えしたように、海水とプールはアルカリ性の塩分ですので海水がついたまま時間を置くと、髪の毛の内部からケラチンが溶け出し水分や油分も抜けてしまいます。
海水浴の後、毛がパサパサそしてしまうのはこのためです。
頭皮に関しても同様に注意が必要です。
海水に含まれている塩分が頭皮に付着することで、毛穴が詰まって血行不良を引き起こすようになります。さらに海水に含まれている細菌が濡れた頭皮に付着して増殖します。
それらが頭皮に存在する常在菌とのバランスを崩して、頭皮環境は弱酸性から弱アルカリ性へと変わっていきます。
頭皮は弱アルカリ性になると、細菌が増殖しやすい状態になって、その結果抜け毛の原因になるというわけです。

 

プールに含まれる「塩素」による影響

塩素は体にも含まれており、血液中のpH濃度を調整する役割があります。
ただしプールに使用される強力な塩素はタンパク質に付着しやすく、乾燥を進ませる作用があり、頭皮が乾燥さしてしまう恐れもあります。
そのためフケやかゆみ、皮脂の過剰分泌が起こり、毛穴が詰まり抜け毛や髪質を悪化させる原因にもなります。

 

海やプール時にさらされる「紫外線」による影響

紫外線によって肌の奥深い真皮の部分までダメージを受ける光老化が問題視されていますが、これは頭皮にも言えることです。
地肌の老化が加速することで、頭皮が硬くなり血行不良を引き起こします。さらに過剰な紫外線を受け続けると体内に活性酸素を発生させます。
過剰な活性酸素は、細胞の劣化を早めて、毛母細胞の働きも阻害してしまい、抜け毛だけでなく、髪自体もハリのダウンや白髪が増える原因にもなります。
 


 

薄毛男性のための夏のレジャー対策

では、薄毛男性が夏のレジャーを思い切り楽しむためにはどうしたら良いのでしょうか。
頭皮ダメージを最小限に抑えるには、まず海水やプールに浸かる前に真水で髪や地肌を濡らすこと。これによってプールの水や海水の吸収を減少させることができます。
また「帽子をかぶること」、「頭を濡らさない工夫をする」「できるだけパラソルの中や日陰にいる」ということを意識してみて下さい。

 

頭皮用の日焼け止めスプレーは必須

肌が炎症を起こしている状態の日焼けをすると、毛根も正常に働かなくなる可能性があります。
ノーガードでは薄毛を進ませる危険がありますから、頭皮用日焼け止めスプレーは必ず使用して、こまめにスプレーすること。
塩分や塩素が毛穴に詰まったからといって、すぐ薄毛にはならないのですが、少なくとも髪や頭皮にとってプラスになりません。
海やプールで濡れた後は早めに頭を洗い、乾かしてあげることが大切なので、携帯用シャンプーやコードレスドライヤーを持って行くことも忘れずに。

 

早めに洗って、すぐ乾かす

海やプールから上がったら、塩分や塩素をしっかり取るため、まず真水で洗い流します。
その後で低刺激のシャンプーで洗うことをおすすめします。
アルカリ性に傾いた髪を中和するのに、シャンプーは有効なのですが、洗浄力が強いものの場合は髪にも頭皮にも良くありませんから、洗浄成分として、アミノ酸系やベタイン系など低刺激なものを選ぶようにしましょう。
汗をかく、蒸れる、強い紫外線を浴びることなどが原因で、さまざまな頭皮トラブルが起きてしまうので、特に夏のレジャーではきちんと対策する必要があります。

 

まとめ

今回は海水浴やプールと薄毛の関係についてお伝えしてきました。夏は楽しいイベントがたくさんありますが、それだけ頭皮や髪のケアが重要になってきます。
水のレジャーでは、濡れることと、頭皮へのダメージをできるだけ減らすようにし、日焼けした前後のケアは念入りに行うことが大切です。
抜け毛や薄毛が気になる男性は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
秋に向けてできるだけ頭皮を健康な状態に保っているためにも、夏の強い紫外線や蒸し暑さから頭皮を守り、きちんとケアして過ごしたいものですね。

季節の変わり目の不調は薄毛にも影響する! 梅雨がもたらす気象病とは?

梅雨入り前後からジメジメと湿気の多い日が続くようになると、つい鬱々した気分に陥りがち。雨が降る前は必ず頭痛がする、めまいがする、古傷が痛むなど体調が悪くなるという方も多いと思います。
特に近年、そんな季節の変わり目の気圧の変化によって体調不良が起きる、“気象病”に悩まされる方が増加中。
薄毛を気にされる方にとっても、自律神経の乱れから起こる気象病は無関係ではありません。
そこで気象病や湿気がもたらす薄毛への影響について解説し、さらに気圧の変化で頭皮環境が悪くならないような簡単なケアにも触れていきます。
 

 

気象病はなぜ起こる?その原因は?

「天気が悪い日は、頭がズキズキする、だるい、肩こりがひどい、頭が重い」などといったお悩みの方は多いと思います。
この症状に共通するのは、季節の変わり目や雨の降り始め、天気の変わる前に出ること。これらの不調は、気象病が関係しています。
気象病は、気候や天気の変化が原因で起こる体の不調のことをいいます。
気候変化の激しい季節の変わり目、梅雨の時期や台風が近づくと特に起こりやすいと言われています。
原因は、気圧や気温、湿度などの大きな変化によって自律神経が乱れることで起こります。
中でも、気圧の変化による影響が大きく、特に“気圧が低下する”際にその症状が出やすいことがわかっています。
これから迎える梅雨の時期は、梅雨前線の上を低気圧が通過していくため、日本列島を覆う気圧は低下しやすくなります。
また大型の低気圧である台風の接近でも気圧は低下しますから、まさに気象病に注意が必要なのは、これからの時期ということになるのです。

 

約5割の方が「気象病」を経験?

漢方薬などの医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社が全国の20代~60代の男女200名に行った気象病の実態調査では、気象病によって体調を崩す方は5割以上という結果でした。
女性が52%とやや多いものの、男女ともに近年注目が集まっている病気になってきています。
また不調を感じると回答した方に、その具体的な症状を聞いたところ、「頭痛」が56.4%と最も多く、「疲労感」、「首や肩の凝り」が続くという結果でした。

 

気象病と薄毛は、どう関係するのか

先にも触れましたが、気象病は、気圧や気温・湿度などの大きな変化で、自律神経が乱れることで起こります。
自律神経の乱れは、ストレスの蓄積や生活習慣の乱れでも起こりますが、体に様々な影響を及ぼします。
例えば、「血流の悪化」や「不眠症」、「免疫機能の低下」などで、結果的にそれが薄毛の要因となる恐れがあります。
梅雨時の気圧の低下で心配される気象病=自律神経の乱れ。それがどんな悪影響を及ぼすのか詳しく見ていきます。 

 

血流の悪化

自律神経が崩れると、血管の収縮が起こり、血流が悪くなります。
血行不良になるのは、手足などの末端だけでなく頭皮も同じこと。頭皮の血流が滞ることで、毛髪を作る毛母細胞に栄養が届きにくくなり、発毛に支障が出るというわけです。
自律神経には、昼間活発になる交感神経と夜に優位に働く副交感神経があります。
昼には、交感神経が活発になり内臓や筋肉に血液が多く送られ、皮膚や毛根には少なくなります。
夜は逆に副交感神経が働き、皮膚や頭部や手足などの末梢の血流が良くなります。このリズムが乱れると、髪を作るための血流が滞ってしまいます。

 

不眠症


梅雨に気圧の変化で自律神経が乱れ、交感神経が優位の状態が続いた場合は、睡眠への影響が心配されます。
交感神経が働くと覚醒状態となり、なかなか眠りにつきにくくなるためです。
眠りの質が低下すると、成長ホルモンの分泌が減少します。成長ホルモンは髪の成長にとって大切なため、これが損なわれると薄毛の進行につながることがあります。

 

内臓機能の低下

自律神経の乱れは、内臓の働きも低下させます。
内臓機能の低下はタンパク質やその他の栄養素の吸収が悪くなってしまいますから、髪を作る成分が不足しがちになって、健やかな髪の毛が作られにくくなります。

 

湿気でも気象病と似た症状が起こる!

東洋医学では、気候による体調の崩れをとても重要視しています。
気候からの悪影響には、低気圧による雨があり、特に梅雨の過剰な”湿気”による「湿邪(しつじゃ)」が原因で、不調が起こるとも考えています。
漢方では、体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成され、これらのバランス良いと、自律神経が整い心身の健康が保たれると考えています。
しかし梅雨は湿度が高く、湿邪によって体の水の巡りが滞りがちで、頭を締め付けられるような頭痛や倦怠感、冷えなど、まさに気象病と同じ症状が起こりやすくなると考えられています。

 

梅雨時の不調そのままにしない、頭皮の血流をアップする耳マッサージ

このように梅雨時は、気圧の低下や湿気などで自律神経が乱れて、気象病の症状が現れやすくなり、ひいては薄毛の進行にもかかわるということが、お分かりいただけたと思います。
不調が起こるタイミングより前に血行を良くしておけば、気象病の症状をやわらげることができます。  
おすすめは、耳の血行を整える方法です。ツボ押しや温熱など様々ありますが、ここではセルフケアでどこでもでき、効果も期待できる「耳マッサージ」をご紹介します。

 

【耳マッサージ】

1) 両耳の上を軽くつまみ、5秒上に引っぱります。
2) そのままさらに5秒横に引っぱります。
3) 両耳の下を軽くつまんで5秒下に引っぱります。
4) 両耳の真ん中をつまみ、横に引っぱり、前から後ろへとゆっくり5回まわします。
5) 手で両耳を包むように曲げて、5秒間キープします。
6) 両耳を手のひらで覆い、円を描くように前から後ろへゆっくりと5回まわします。  

 

【お腹と足の裏のツボ押し】

血行を良くすると同時に、水分の巡りを良くすることも、梅雨時に自律神経のバランスを保つ方法としては大切なことです。

 

<おなかのツボ押し>
おへその1cm上には水の巡りを良くするツボがあります。ここを両手の人差し指と中指を重ねてゆっくり押し揉んでみましょう。
<足のツボ押し>
土踏まずの上、足の指を曲げた時に凹むあたりのツボは、体のエネルギーをアップさせてくれる場所。両手で脚を支えて、親指を重ねて押し揉んでみましょう。

 

「水」の巡りを整えて冷え取り

体の「水」の巡りを整えることは、内臓機能の低下防止になり、冷えや血行の悪化も防いでくれます。
体に溜まった水分の排出を促すには、保温を心がけることが大切です。ぬるめのお風呂にゆったりつかり、水分の摂り過ぎには注意しましょう。
梅雨には特に水分を体内に滞らせないようにすると、頭皮環境にも良いといえます。
水分の循環を良くする食材は、大根、梅、りんご、しょうがなど。水の滞りを解消して、全身の循環を良くします。
またそら豆、枝豆、小豆などの豆類も余分な水分を排出させる食材です。キノコ、海藻類も同様の働きがあるため積極的に食べるようにしてみて下さい。

 

まとめ

気圧の変化が激しい梅雨には、特に自律神経の乱れに注意していただくことが、結果として薄毛予防のケアにつながるということをお伝えしてきました。
また湿気から水分が体内で滞ると内臓が冷え、胃腸も不調を起こしやすくなります。
高温多湿な日本の梅雨には、頭皮のべたつきやニオイが気になりますが、こういった気象病の症状にも意識を高めながら、外と内の両面からトータル的にケアをしていくことも大切になってきます。

5月の頭皮は紫外線A波のダメージに注意! 今すべきUV対策とは?

晴天が多く爽やかな気候が続く5月は、外出するには絶好の季節。でも、紫外線量が高まるタイミングでもあることを、忘れてはいけません。
地上に届く紫外線はA波とB波があるのですが、A波は5月にピーク近くまで達します。しかも頭皮にとって怖いのは、この紫外線A波の方。
B波に比べて波長が長く、曇りでも室内にいても皮膚の奥まで到達し、日焼けした感覚がないままジワジワと細胞組織を破壊していきます。
この時期、頭皮が敏感になり、激しいかゆみや、痛みに襲われるなどのトラブルも実は急に増えた紫外線A波が原因ということも!
そこで、今回はA波の影響についてお伝えしながら、頭皮を守るケアもお教えします!
 

 

紫外線UV、A波とB波どっちが怖い?

まだこの時期は夏でもないし、日焼け対策しなくても大丈夫と思われている方は多いかもしれません。
でも「日中屋外にいたら、頭皮が日焼けして赤くなった!」 そういった経験はありませんか? 意外なことに紫外線は、5月に入ると夏に近いレベルで降り注いでいます。
紫外線はUVとも表し、UVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)という波長の異なる3タイプがあります。
C波はオゾン層に吸収されて地上に届かないため、直接肌への影響はありません。
問題なのがUVAとUVB。どちらも肌にダメージを与えますが、主に頭皮や肌内部へのダメージの大きいのはUVAの方です。
しかも紫外線A波は5月には、すでにピーク近くに達するということですから、しっかりA波について知っておきましょう。

 

UVAとUVBの特徴は?

UVA(紫外線A波)

A波は4月から8月が最も多くなるものの、一年を通じてピーク時の1/2以上は降り注いでいます。また夕方になってもあまり減らないという特徴があります。
さらに怖いのが、波長がとても長く、曇りや雨の日も、ガラス窓も通って肌に到達し、肌奥の細胞組織にまで届いて、その害が蓄積してしまうということ。
曇りでも、晴れの日の約60~80%もの紫外線が届いているともいわれています。

UVB(紫外線B波)

こちらは一年を通じて降り注ぐ量が変化し、春から増え5月から8月にピークを迎えますが、それ以降は下がり10月から3月には比較的少ないのが特徴です。
主に正午頃がピークで、午後4時まで降り注ぎます。また波長はA波ほど長くなく、肌表面に炎症を起こして軽い火傷のようなダメージを与えますが、皮膚の奥の細胞までは達しないといわれています。

UVAが与える頭皮や髪への影響

紫外線A波は、B波のような急な炎症がないため、気がつかないうちに時間をかけて頭皮の内部の毛根細胞を破壊してしまう、という危険があります。
具体的にどのようなダメージがあるのか見ていきましょう。

抜け毛や薄毛が起こる

髪の毛を作る元となっているのが頭皮の内部にある毛母細胞ですが、これがA波の刺激でうまく機能しなくなることがあります。
それにより抜け毛が増えるだけでなく、新たな髪も作られなくなり、薄毛が進むことになる可能性があります。

髪の毛の劣化

紫外線を浴びた髪の毛は、乾燥して柔軟性を失い、キューティクルが剥がれ、頭皮内部の毛髪を黒くしている色素のメラニンが破壊されます。
よって赤茶けて焼けたような髪色になり、枝毛、切れ毛、裂け毛などの原因にも。

白髪が増える

毛根にあるメラノサイトが、紫外線A波のダメージにより破壊されることで、髪の毛を黒くする細胞を失い、白髪が発生するともいわれています。

乾燥によるフケやかゆみ

UVA、Bともに頭皮が紫外線を浴びると、頭皮の表面や内部が炎症しているのと同じような状態です。
その部分では、頭皮のバリア機能が傷つけられ、保水機能も低下します。そのため乾燥しやすく、少しの刺激でも敏感になり、フケやかゆみが出てきてしまいます。

 

今から髪と頭皮のためのUVケアを!

お伝えしてきたように、紫外線は夏だけでなく、1年中降り注いでいます。
そしてこの時期は特に、ジワジワ進行するため、うっかりしがちなUVAに注意ということもお分かりいただけたかと思います。
頭皮は、抜け毛を防ぎ、髪の毛が育つための大切な土壌。まだ大丈夫と油断せずに紫外線から頭皮や髪の毛をしっかり守りましょう!

1) 帽子や日傘で、直接的にダメージを防ぐ

まず日射しを避けるためのアイテムでUV対策をしましょう!!
帽子や日傘は、洗濯しても効果が落ちないUVカット加工されたものを選びます。
加工が施された帽子には、UPF(紫外線保護指数)という表示がありますが、この数値が15以上で効果が認められ50が最高値で、さらに効果が高いものには50+と表記されています。これからの季節は30以上のものを選びましょう。
日傘は、99%以上太陽の光を遮断する「遮光傘」と表記されたものを選ぶなどして、頭皮から紫外線が侵入するのを防ぎましょう。日傘も帽子も、色は黒、赤、青がおすすめです。

2) 頭皮用日焼け止めスプレーを使う

紫外線が頭皮内に侵入するのを防ぐ日焼け止めも、積極的に使いましょう。
市販の頭皮用日焼け止めスプレーには、 “紫外線吸収剤” や “紫外線散乱剤” などの表記があります。
皮膚に刺激の与えないのは、散乱剤の方ですので、髪への影響が気になる方は、こちらがおすすめです。
また、PF50とかPA++++という表記にも意識してみましょう。このPFという指数がUVBを、PAがUVAをブロックする指数です。
この時期はPA+表記が多いものを選ぶようにしてみて下さい。真夏以外でしたら、PFは30程度でも大丈夫です。
深くまで届くUVAのブロック力に注目しながら、これからの時期は皮脂の臭いも気になるので、選ぶ際には汗吸着パウダー入りのサラサラタイプや、普段のシャンプーで落としやすいものを選んでみましょう。
さらに保湿ケアという点では、ヒアルロン酸や、コラーゲン、セラミドなどの美容成分が配合かどうかもチェックしましょう。

3) シャンプー後にUVカットトリートメントを

頭皮用の日焼け止めを使った時は、シャンプーをしっかりして落とすことが必要です。
中には落ちにくい成分が含まれていることもあり、丁寧に洗いたいところですが、紫外線を過剰に浴びた頭皮は、しっかり洗うと敏感になり乾燥しやすく、かゆみやフケの原因になることもあります。
そういう方は、UVカット効果のあるトリートメントを使うことをおすすめします。

 

“うっかり日焼け”をしてしまった際のケア

つい紫外線を浴び過ぎてしまったということもあります。その場合は、スキンケアと同様に頭皮も早めに対処することが肝心です。

できるだけ早めに冷やす

日焼けした頭皮は熱をもっています。できれば、放置せずに濡れたタオルや冷たいシャワーで、頭皮の温度を下げること。熱を下げることで炎症を最小に抑えられ、かゆみも収まってきます。

頭皮用の化粧水で水分を補う

頭皮用の化粧水は、濡らしたタオルやシャワーですぐ冷やせない時にも重宝します。
シャンプー後に使う事はもちろん、日中に外を歩いて気になったらシュッと一拭きという使い方もできますので、普段からスプレータイプを携帯するのもおすすめです。

水分と栄養を補給するケアを

髪の毛は皮膚と違って、再生機能がありませんから、紫外線を浴びた後のケアがより重要です。 放置するほど、どんどんダメージが進み、抜け毛の原因になります。
しっかり水分や栄養を与える美容液やトリートメントケアも取り入れてみましょう。

かゆみが出た場合の処置

頭皮がかゆいと感じると、つい掻いてしまいがちですが、爪を立てて引っ掻くと頭皮を傷つけて、炎症が悪化してしまいます。
どうしてもかゆみが我慢できない際は、指の腹で優しく触るか、化粧水スプレーでかゆみを緩和させて下さい。頭皮専門皮膚科で、かゆみ止めを処方してもらうのもおすすめです。

まとめ

一年の中で今は、比較的頭皮ケアを気にしなくても良さそうな時期と思いがちですが、実は油断は禁物! この時期の紫外線、特にA波はかなり多く、紫外線対策を怠ると、後の抜け毛の原因になったりもするのでご注意下さい。
帽子や男性用日傘、頭皮用の日焼け止めなどは色々なタイプが出回っています。機能性はもちろん、使用感や香りなども試して、自分に合ったものを使ってみて下さい。
できるだけ紫外線から頭皮を守って、将来の抜け毛を防ぐ習慣をつけていきましょう。

抜け毛を増やすNGダイエットとは? サプリメントに頼るのも要注意!

新年度がスタートし、プライベートでも新しい出会いが増える春。そんな季節を目前に、冬の間についた脂肪をなんとかしたい…とダイエットを思い立つ方もいるかもしれません。
でも、焦って早く痩せようと行動する前に、髪にとって良くないダイエットがあることを知っておきましょう。
余分な脂肪を落として痩せることは、健康面はもちろん抜け毛予防にも良いことですが、短い間に急に体重を落とすダイエットは、体や頭皮へ様々な悪影響をもたらします。
食事を過度に制限したり、サプリメントに頼った食生活によって、髪は痩せ、抜け毛が増えてしまう可能性も! 
そんなダイエットと抜け毛の関係について解説しながら、抜け毛を増やさないダイエットについても考えていきます。
 

 

極端で急なダイエットはNG、 髪が抜けるって本当?

栄養のバランスを考えながら少しずつ食事制限をし、運動とセットで、時間をかけて体重を落としていけば、それほど大きな問題はありません。
しかし多くの方が、一刻も早く瘦せたい一心で過激なダイエットに走りがちです。

 

【ダイエットで抜け毛が増えてしまう原因とは】

 

頭皮に栄養が行き渡らない

特にすぐにでも体重を落としたい場合には、食べないという方法が一番手っ取り早くて良いと思う方もいるでしょう。
でも食事を極端に減らすということは、それだけ摂取できる栄養素やエネルギーを減らすことになってしまいます。結果、頭皮にも栄養が行き届かず、毛根が衰えて抜け毛が増え、薄毛になるリスクが高まることに! 
髪にとって最も必要といわれるタンパク質が不足すれば、発毛育毛のサイクルが崩れ、休止期の毛が増えて、細くなり抜けやすくなります。
さらに栄養不足からホルモンバランスが乱れ、頭皮の乾燥で皮脂を増やすことにもなり、髪の生成過程そのものにダメージが行くこともあります。

 

脂肪が燃焼されない

しかも、こうした食べずに短期間で痩せる方法は、まず水分が減ることで一時的に体重が落ちますが、肝心な脂肪は燃焼されないままということが多く、筋肉量も低下してリバウンドに陥りがちです。
減らしたい脂肪は減らず、血中の中性脂肪やコレステロールも低下せず、筋肉量が落ち血液の流れも改善されず、頭皮環境には悪い影響を及ぼします。

 

過度な減量でストレスが増す

食事を極端に減らしてダイエットすることは、食欲を我慢することになります。それがストレスとなり、髪の毛が抜けやすくなる物質の分泌が盛んになります。
ダイエットによって抜けた髪は、またちゃんと食べれば元に戻ると思っている方もいるかもしれませんが、一度弱ってしまった毛根は、正常に回復するのが難しいということも、覚えておきましょう。
効果が正しく得られるダイエットは、代謝を高めて脂肪を燃焼させるために、適度な運動と糖質&脂肪分のカットを両方行うことが必要です。
食事制限だけで急に痩せるのは、薄毛の原因になってしまいます。

 

サプリメントに頼り過ぎも危険!

サプリメントは普段の食事で不足しがちな栄養素の補給ができ、健康維持や病気の予防、疲労回復、美容など様々な効果を期待して飲んでいる方は多いと思います。
ダイエットサプリも色々と販売されていますが、サプリメント頼みのダイエットにも危険が潜んでいます。

 

「飲むだけでどっさり落ちる」に迷わされないで
『ぽっこりお腹がこれを飲むだけで痩せられる』。このような、謳い文句はつい購入意欲をそそられるものですが、誇大広告に当たるおそれもあります。
ダイエットサプリメントには、主に以下のような種類があります。

 

カロリーカット系

つい食べ過ぎで摂取してしまった糖質や脂質の吸収を抑え、摂取カロリーを抑えてダイエットをサポートしてくれるタイプです。

 

脂肪燃焼サポート系 

体脂肪を燃焼させ、エネルギーとして消費されるのを促進してくれるタイプです。代謝を上げていくことでダイエットをサポートします。

 

お通じ改善系

排泄されるはずの脂肪や老廃物が長く腸内に留まっていると、それが体内へ吸収されて太りやすいといえます。そんな腸内環境を整え、スムーズに排出して肥満を防いでくれます。

 

以上のように、どれも飲むだけで痩せるということではなく、太りやすい体のメカニズムを改善するためのサポートといった、補助効果を持つものと考えるべきということです。
朝食をサプリだけにするとか、サプリを飲んでいればあとはカップ麺や加工食品だけでも大丈夫といったことでもありません。

 

ダイエットと抜け毛対策、どう両立すれば良い?

抜け毛を防ぎながら痩せる、ということはできないのかというと、そんなことはありません。新しい出会いの季節を、自信を持って気分よくスタートしたい! そのためにダイエットを成功させたいという場合どうすれば良いでしょうか? 
抜け毛や薄毛といった、髪のトラブルが起きにくいダイエットとはどんなものかを見ていきます。

 

まず、食事の栄養バランスを見直すこと

体は、筋肉や内臓の働きに必要な栄養分が不足すること、老化が早く進みます。
そして体は生命維持に優先的なことから修復していくため、極端に食事制限すると髪へは栄養が運ばれず、薄毛の原因になります。
ダイエット中でも積極的に摂りたい食品は、頭皮環境にも良くカロリーが低い、緑黄色野菜や、豆腐などの豆製品、海藻類、キノコ類、豚肉の赤身が挙げられます。
また脂肪分を完全に抜かなくても、植物油の中には新陳代謝にとって良いとされる不飽和脂肪酸という物質が含まれているものもあります。
良質の不飽和脂肪酸であるリノール酸が含まれた紅花油やとうもろこし油、ひまわり油などは、上手に活用したいものです。

 

ごはんなどの糖質を控え、おかずを多めに

食事は、ご飯よりおかずの品数を多めに用意して、1日三食を規則正しく食べ、たんぱく質、野菜、海藻、キノコ類などのバランスに配慮します。
そして寝る前の3時間は、できるだけ食べないようにするだけでも、少しずつ体重減していくことが期待できます。

 

果物の果糖に要注意

ビタミンが豊富で髪にも良い果物ですが、果糖という糖質が含まれるので少し注意が必要です。
1日80calをめどに、いちご6粒、りんご1/ 4 、バナナ半分程度のいずれかを摂るならOKです。空腹感のない食後に、柑橘類を摂るのも良いでしょう。

 

1か月3キロ以上の減量はしない

短期間に無理にダイエットすることは、健康にも悪く、毛髪や頭皮に悪影響を与えることは否定できません。
髪を失わずに、余分な脂肪だけしぼるためには、まず目標達成する期間を長めに設定して取り組む意識を持ちましょう。
一般的に一カ月に3㎏以上の減量は、筋肉を減らし、体や髪にも負担がかかるといわれています。

 

1日30分程度のウォーキング

しっかり食事を摂っていても、運動によってそれを上回るエネルギーが消費できていれば、体重を落とせます。さらに筋肉量を増やすことができれば、代謝もアップしますから脂肪燃焼が進み、自然に体重は減っていくはずです。
ジムに通うのも良いですが、そうでなくても1日30分のウォーキング程度の運動を続けていくという方法もおすすめです。
食べないダイエットは、短期間で体重は落ちることは落ちますが、必要最低限の栄養が補給できないばかりか、脂肪も燃焼されないという恐れがあるため、おすすめできません。
バランス良く食べて、必要な栄養を摂りつつ、糖質と脂肪分は控え、運動を併用して行うこと。
これが、“抜け毛を防ぐダイエット“としての基本ということを、覚えておいて下さい。

 

まとめ

春になったら、気分も体型も一新したいもの。でも悲しいことに冬に溜め込んだ脂肪は、すぐには落ちません。
無理をして食べないダイエットをすると、薄毛になる心配すら出てきます。
カッコよくなりたい。そんな願いをダイエットで叶えることができても、その結果、髪が抜けてしまったということになったら、もともこもありませんね。
今回は、髪や頭皮に負担をかけずに痩せるにはどんな方法が良いか、についてお伝えしました。ダイエットは無理のない範囲で、運動と組み合わせて継続していくことは、抜け毛対策の意味でも重要ですよ。

髪をかきあげると薄毛に!? “髪を触るクセ”で、生じる弊害とは?

普段、何気ない仕草で髪を触ってしまうことがありませんか?
無意識で髪を触ってしまうことはよくあることかもしれませんが、それが過剰になってしまうと、髪や頭皮へ与えるダメージも懸念されます。
髪をかき上げる、引っ張る、つむじを指でクルクルするなどの癖のある方は、薄毛になりやすい、といった弊害をお伝えしながら、その原因となる緊張やストレスに触れていきます。
さらに髪や頭皮を触らないような工夫について、シャンプーの回数やドライヤーのかけ方、負担のない髪型、スタイリングなどから改善法も考えていきます。

 

前髪をかきあげる仕草が危険!?

男性が前髪をかきあげる仕草をカッコイイ、と思う女性もいますが、でもこの行為によって、薄毛を進めてしまう可能性があるんです。
ふんわりとするのなら、まだいいのですが、グっと引っ張るように強くかきあげている、その仕草が癖になっている方は注意が必要です。
どんなに健康で太い髪の方でも長い間、前髪を触ったり、引っ張ったりしていると抜けやすくなってしまいます。
そして毛髪サイクルと関係なく髪が抜けると、新しい毛が生えるまでに時間がかかり、生え際が後退していきます。
そういったことを知らずに、かき上げ続けているといつしか、髪が薄くなっていくことに…。

 

なぜ無意識に髪を触ってしまうのか?

人が自分の気持ちを誰かに伝える時、言葉や文章で伝える以外に仕草などのボディランゲージで伝えている場合があります。
言葉が通じない外国人に、とっさに何かを伝えたいと思ったら身振り手振りで伝えてしまいますよね。
普段、無意識に行う仕草とは、深く考えていなくてもある感情やメッセージが込められていて、髪を触るクセも同じだと考えられています。

 

髪をかき上げる、引っ張るなどに込められた感情

髪をかき上げたり、触ってしまったりといった行為は、心理学的には「自己親密行動」といわれ、甘えたい気持ちや緊張を抑えたいという気持ちの表れです。
緊張している時に髪を掻く癖は、多くの人に見られますね。また無意識に髪を引っ張るという癖は、疲れが溜まっている時の「自傷行動」と呼ばれ、ストレス行動の一つです。
仕事が忙しい、人間関係で精神的に疲れているなど、ストレスが溜まっているのに改善の余地がない、逃げ場がないような時に、こういった仕草をする場合が多く、深刻になると心療内科の受診が必要性なほどです。

 

髪を触ると髪へのダメージになる!

少しくらい引っ張っても髪が抜けることはありません。でもそれが四六時中、頻繁に行われると頭皮へ刺激が強まり、ダメージも蓄積して、弊害となります。
ただ癖の厄介なところは、自分では意識しないで続けてしまうこと。何度も何度も髪を触ったり引っ張ったりしているうちに、牽引性脱毛症につながる危険が出てきます。
軽く髪をかき上げることでも、繰り返されることで毛根を傷つけ、その部分の髪が抜けやすくなってしまうのです。これを牽引性脱毛症といいます。
例えば、女性が長い髪を長時間結んでいる場合でも起こり得る症状です。

 

頭皮の血行も悪くなる

髪をかき上げたり引っ張ったりすると、頭皮の血行も悪くなります。いつも頭皮の同じ箇所に負担がかかって、血液の巡りが滞ってしまうと、髪を作り出す毛母細胞に栄養や酸素が回りにくくなって、薄毛の原因になります。
かき上げていた生え際の髪が細くなり、抜けてしまうため、さらに目立ちやすくなります。

 

癖はなかなか治らない…だから
髪型を変えてみる!

髪をかき上げている方は、すでに癖になってしまっていますから、すぐやめるというのはなかなか難しいことです。
では、どうしたらいいかといった時は、思い切って髪を短くカットしてみましょう!
髪をかき上げる方は、前髪を伸ばしてサイドにさらりと流しているスタイルが主流です。つまり、この流す前髪がなければ髪をかきあげることもないというわけです。
おでこの後退が気になってきたという方は、前髪を切り揃え、スタイリング剤で固めれば、女性ウケの良い清潔感のある髪型にもなります。
髪型を変えるのは勇気がいることかもしれませんが、薄毛になってしまってからでは遅いのです。かきあげ癖のある人は早めの対策をおすすめします。

 

髪の毛を触る癖をやめるコツ

髪を触る癖をやめたいと思った時、一番大切なのは自分の意志をしっかり持つこと。
「やめよう!」と強く思えば、無意識の癖でも少しずつ抑えることができるはずです。
またなぜ、どんな時に髪を触ってしまうのかを探ってみて、自分の傾向を理解すれば、その状況になった時に「髪を触るな!」と言い聞かせることができるのではないでしょうか。

 

人に頼んで注意してもらう

職場や家庭など周囲の人に、髪を触る癖を治します宣言をするのも良い方法です。
そして、もし触っていたら注意して、と頼んでおきましょう。
そうすることで、周りの人も注意してくれるようになるので、さらに意識が高まります。癖はなかなか治すのが大変なので、家族や友達にも頼ると良いでしょう。

 

ヘアセットをばっちりする

前髪を切ることは先ほども触れましたが、髪をばっちりヘアセットするのも効果があります。ちょっと手間がかかりますが、毎日きれいにスタイリングしていれば、崩れるのが嫌であまり触りたくないですよね。

 

毎日ストレスや緊張をほぐす

精神的ストレスは、自律神経に不調が生じ、体と心が健康を保つことができません。
髪を必要以上に触るという行為も、こうしたことから生じることが多いため、日々ストレス解消を心がけましょう。
ストレスの原因は、職場や家庭の人間関係はもちろん、睡眠不足や栄養バランスの偏りなど、あらゆるところに潜んでいます。
栄養バランスを考えた食事、ゆったりと入浴、22〜2時には熟睡している、タバコと飲酒は控え、適度な運動をするなど、リラックスできる時間を毎日取るようにしましょう。

 

病院での治療

考えている時は、常に毛先をくるくるしてしまう、あるいは髪を強く引っ張ったり、抜いたりする癖がどうしてもやめられない方は、病院で相談してみてはいかがでしょうか。
髪を触る癖に隠された心理状態から、改善していく必要もある場合があります。

 

牽引性脱毛症を防ぐためのヘアケア

髪をかき上げる仕草をし過ぎると、頭皮の同じ箇所へダメージを与えているため、毛根に毎日負担がかかって炎症が起きやすくなります。
悪くすると、牽引性脱毛を引き起こすことになってしまいます。そうならないためにも、普段の頭皮ケアにも注意する必要があります。

 

頭皮に残留物がないように!

シャンプーやトリートメント、整髪料を使った後、十分に洗えていないと頭皮に雑菌が異常に増えたり、余分な脂分が分泌されたりしてしまいます。
髪を触ってしまうのは、頭皮がかゆい、ヒリヒリするなどがきっかけになっていることもありますので、頭皮はいつもスッキリと、かつ潤っているように注意しましょう。

 

シャンプーの回数も影響する

スタイリング剤で、ガチガチに固めたヘアスタイルだからといって、一日に2度も3度もシャンプーしていませんか。
シャンプーの回数が多いと必要な皮脂まで落ちてしまって、かえって乾燥や炎症が起きて髪を触りたくなってしまします。

 

ドライヤーが薄毛に影響する

いつも触っている頭皮にドライヤーの熱風が当り続けると、どんどん水分が奪われ乾燥状態になり、刺激に弱い、細くて不健康な髪しか作れなくなる場合もあります。
またドライヤーの時間が足りず十分地肌が乾いていないと、雑菌の繁殖や脂漏性湿疹などになりやすくなります。
ドライヤーの温度は低めに設定し、時間をかけて髪と頭皮をしっかり乾かすと、炎症や乾燥も防げますので、髪を触ることも少なくなるはずです。

 

まとめ

何気に、ついしてしまっている髪をかき上げる仕草が、薄毛になる原因になっているということについてお伝えしてきました。
髪の毛を触るのは、ストレスや緊張感をほぐすための行為とも言えますが、まわりの人に不快感を与えてしまうこともあります。
髪を触る仕草は、メンタル面や健康状態、普段のヘアケアが原因になっていることもあります。この機会に改めてそういった癖に気づいて、過度に頭皮に刺激を与えている行為に対処していきましょう。

花粉症の人は抜け毛が多いって本当? 花粉が髪に及ぼす影響と対策は?

長かった冬も2月になると少しずつ春の訪れを感じられるようになりますが、この時期に悩ましいのが花粉。
いまや日本人の1/3が花粉症だという報告もあるほどで、喉や鼻、くしゃみに咳、だるさなどに毎年悩まされ続けている方も多いのではないでしょうか。
しかも、この花粉症は抜け毛とも関係がある…、ということまでいわれていますので、ますます心穏やかではいられませんね。
花粉アレルギーの症状を訴える方が年々増加の中、あまり意識されなかった抜け毛の関係について解説していきましょう。

 

 

花粉が抜け毛に影響を及ぼしている?

花粉症といえば、くしゃみ、咳、鼻水、目や肌がかゆくなるといったことが起こりますが、他にも“頭皮がむくむ”という症状もあります。
むくみが生じると、頭皮の血行不良を引き起こします。血流が悪くなっているというのは、抜け毛、薄毛にとって非常に良くない状態です。
頭皮が硬くなって外用薬が浸透せず効き目が悪くなったり、毛穴に汚れが溜まりやすくなったり、頭皮環境の悪化を進めます。
そのため、せっかく薄毛対策をしていても効果が出にくく、妨げることがあるのです。
頭皮には粘膜もないのに、花粉が影響する?と思われる方もいるかと思いますので、まず抜け毛が起こる原因からみていきましょう。

 

花粉で毛が抜けやすくなるのは、なぜ?

抜け毛が増えてくる原因には、頭皮が何かの影響で炎症を起こしたり、むくんだりして血行不良になっていることがまず考えられます。
頭皮に血液が十分に行き渡っていないと、髪の毛は栄養不足で細くなったり、色が抜けたり、抜け毛が増えるといった症状が引き起こされます。
そこでこれからの季節は、頭皮を炎症させたり、むくみを起させたりする花粉が要注意というわけなんです。

 

かゆみと抜け毛について

例えば花粉症の辛い症状の一つとして「かゆみ」があります。これが抜け毛に影響を及ぼしてきます。
花粉は大気中に舞っていますので、当然頭上からも振りかかって、頭皮がアレルギー反応で炎症したり、むくんだりして、かゆみが起こります。
つい爪を立てて掻いてしまうと、頭皮が傷ついて炎症がひどくなります。
さらに皮膚を掻いてフケが出ると、常在菌がこれを餌にして増殖してしまい、これが抜け毛を助長させてしまうということなのです。
また頭皮がむくむと血流が悪くなり、毛根に十分な血液や栄養分が運ばれなくなります。
毛に必要な栄養が行かずに髪は細く弱くなり、抜け毛へとつながっていくのです。
抜け毛と関係なさそうでも、花粉が原因で十分「抜け毛」が起こり得るということなのです。

 

 

アレルギー反応と抜け毛について

驚くことに、抜け毛に悩んでいる方の7割ほどの方は、何らかのアレルギー症状を抱えているといわれています。
アレルギーとは、外部から体内に入ってきた物質を、異物と判断した際に、それを排除しようとして起こる症状です。
花粉症もまた、体に侵入した花粉という異物に対してアレルギー反応を起こすために起こっています。
頭皮についた花粉が侵入して、毛根にある毛乳頭を攻撃して炎症を起こさせると、毛乳頭の細胞が死んでしまいます。
こうしたアレルギーによる細胞の炎症が続くことよって、健康な髪が育つ前に抜け落ちて抜け毛となるのです。
このように、全般にアレルギーが強く出やすい方が抜け毛のメカニズムに陥りやすい、ということを考えると、花粉症対策をすることが抜け毛予防にも有効だといえそうです。

花粉症対策が、抜け毛対策にもつながる!

今や国民のおよそ25%が花粉症の患者だと報告されています。(厚生労働省ホームページ:「的確な花粉症治療のために、平成22年度より」)。
アレルギー反応は、異物を外へ出す働きでもあるのですが、これが強く出ると身体や発毛細胞をいじめてしまうことにもなるので、やはり基本的な花粉症対策はしておくべきでしょう。
次のようなことを行うことが、花粉を体に入れないために効果的です。

 

・花粉の飛散が多い時の外出は控えめに
・飛散の多い日は窓や戸を閉めておく
・外出時には、マスクや眼鏡を使う
・帰宅したら衣服や髪を玄関先で払ってから入室
・帰宅後は洗顔、うがい、鼻をかむ
・掃除はこまめにする
・毛織物などのコートの着用は避ける

 

できるだけ花粉に触れないように心がけます。外に出る時は、帽子を被り、外から戻ったら早めにお風呂に入って、髪や頭皮についた花粉を取り除きましょう。
またバランスの取れた食事生活を意識して、常に腸内環境を整えて善玉菌を増やしておくと過度のアレルギーが抑えるようになります。
花粉症対策をすることも、抜け毛を防ぐことにつながっていますから、すぐ実践できることから習慣づけてみませんか?

 

 

花粉シーズンに抜け毛を増やさないポイント

基本的な対策に加えて、さらに抜け毛にならない対策も取っていきましょう。

 

花粉を取る&血行を良化するシャンプー!

洗う際は、37度くらいのぬるま湯で髪と地肌をゆすいで、汚れを洗い流します。
シャンプー液は泡立て、血行を促すため指の腹で地肌が動くぐらいのマッサージをしましょう。アレルギー反応で、炎症が起き始めている皮膚を傷つけないことが大切です。
洗髪後はシャンプー液が残らないよう、しっかり洗い流します。
この時期に、シャンプー剤を泡タイプか主成分が植物原料でアミノ酸配合のものに変えるのもおすすめです。
また頭皮がピリピリする、かゆみがひどい場合には、シャンプーを使わずにお湯で洗うだけにしても良いでしょう。

 

花粉アレルギーから頭皮を守るケアを!

年々年を重ねるごとに頭皮は敏感になっていますから、花粉アレルギーの症状も出やすくなっていきます。
“頭皮の花粉症”に対して何の対策も取らないと、髪の毛の成長を妨げるばかりか、薄毛を進行させることにもなりますので、早期のうちに花粉から頭皮を守るケアを実践しましょう。

 

 

入室前にはブラッシング

室内に入る前には、ブラッシングをして花粉やホコリを払い落とす習慣をつけましょう。
花粉から身を守るためには、できるだけ外から部屋に持ち込まないこと。衣服だけでなく髪や頭皮にも同様にブラッシングして、しっかり取り除いてから入室するようにして下さい。

 

必ず頭皮へ保湿ケアをする

花粉の季節は特に頭皮が敏感になり乾燥しがちですので、うるおい補給は欠かせません。
十分な水分がなければ、花粉や紫外線の刺激にも弱くなりますので、頭皮への保湿は行いましょう。
スプレータイプのものは、携帯してオフィスの乾燥がひどい場合にも一拭きでケアできるので便利です。ただし花粉アレルギーのある時には、育毛効果など刺激物が混ざっているものは避けた方が無難です。

 

ドライヤーは冷風がおすすめ

生乾きの頭皮には細菌が繁殖しやすいので、洗髪後は早めにドライヤーの風で乾かします。ただし、熱風を近づけすぎないように注意しないと、髪や頭皮を傷めることになります。
もし、ひりひりする、かゆみがあるなど花粉アレルギーのある場合は、できれば温かくない冷風を当てる方がおすすめです。

 

花粉ガードスプレーでかゆみ防止

どうしても頭がかゆい時、思いっきり爪で掻いてしまいたい欲求に駆られますが、絶対に避けましょう。頭皮が傷つくと刺激物に弱くなり、雑菌も増えやすくなります。
かゆみ防止のためには、抗炎症性の塗り薬や花粉ガードスプレーなどを使うことも効果的です。

 

良質なタンパク質、亜鉛を摂る

栄養面からも髪を守りましょう。特に髪のためには亜鉛とタンパク質が有効です。
亜鉛が不足すると抜け毛、薄毛、白髪の原因となります。
アレルギー体質の方は、体内に有害金属が多く溜め込むことがあり、亜鉛にはそれらの解毒作用もあります。
亜鉛は牡蠣やレバー、チーズ、卵黄に多く含まれています。タンパク質は髪の元を作る大切な栄養素なので、魚、大豆、赤みの肉類も欠かさずに食べましょう。

 

まとめ

毎年2月ぐらいから始まる憂鬱な花粉アレルギー症状。年々飛散する花粉や大気汚染物質も多種多様になり、つらい症状に悩まされる方が増えています。
加えて最近は、花粉アレルギーと抜け毛との関係も話題になっているとあって、抜け毛防止のためには今まで以上の花粉対策が必要といえます。
もはや花粉対策は薄毛対策といっても良さそうですね。ご紹介した対策は基本的なものですが、いつも意識して、可能な限り抜け毛を増やさないよう日々習慣づける努力をしてみて下さい。

男性も冷え対策が必須! 冬の薄毛・抜け毛を防ぐための温め方法とは?

本格的な冬を迎え、日増しに冷え込みが厳しくなってきました。寒さによる肩こりや頭痛、イライラなど体に不調が生じる方も多いと思います。
冬の頭皮環境でも乾燥と同様に気をつけたいのが、冷えによる血行不良。特に男性は女性と脳のつくりが異なるため、冷えに対して無自覚になりがちともいわれます。
自覚のないまま、薄毛やうつ病、ガンにつながる冷えを抱えている可能性もありながら、まだまだ冷え対策をしていない男性が多いことも報告されています。
そこで今回は、冬特有の冷えに対する意識を高めながら、頭皮の血行不良を改善する温め対策を探っていきます。

 

 

気をつけたい! 冬の血行不良

冷えは万病の元といわれ、冷えを放置すると体に様々な症状が現れてきます。
薄毛、抜け毛も冷えによって助長されますので、まず「冷え性」と「薄毛」の関係について見ていきましょう。
体が冷えると血液も冷えてしまい、血行不良になることをご存知ですか? 
寒い季節は、外気温が低く血液も冷えて、体が冷えます。すると体内を巡っている血液は、脂分や老廃物が固まりドロドロとした状態に…。
そのような血液は、スムーズに流れることができずに血行不良になります。全身の血行が悪くなれば、頭皮の血流も悪くなりますから、必要な栄養が行き届きません。
代謝も下がって脂肪を溜めやすく、頭皮環境も悪化して発毛にも支障をきたし、抜け毛や薄毛の原因につながっていきます。

 

体温が35度台の方に薄毛が増加中?

健康な方の体温は、通常36度から37度に保たれています。しかしながら近年は、平熱が35度台という方が男女ともに増えてきているそうです。
平熱が常に低いというのは、血液が巡りにくい状態が慢性化していますので、不眠や疲れなどといった不調が起こり、回復しにくくなります。
また十分な酸素や栄養が行き渡らないという状況が、頭皮で常に起こっていることになるので、髪が細く痩せて抜けやすく薄毛の原因につながります。

 

男性が冷えに無自覚なのはなぜ?

“冷え”といえば女性のものというイメージでしたが、近年は男性にも冷えに悩む方が増えています。
しかしながら、男性は女性よりも冷えに対する自覚が薄く、そのため対策ができていないというのです。冷えに対して無自覚なために、冷え性の男性は薄毛やガン、うつ病などにも発展する可能性があるとの報告もあります。

 

 

女性と男性では寒さへの感覚が違う

生命にかかわる体温調節は、色々なシステムが働くことで調節しています。中でも重要なのが脳にある視床下部から甲状腺、自律神経の伝達経路です。
体を流れる血液から脳が得た情報をもとに、外気温度を感知し体温を調節しているのが「視床下部」です。ここが「寒い」と感じると、甲状腺ホルモンや自律神経を通して、体温を上げようとします。
女性は男性にない月経や出産などでホルモンバランスが乱れやすいため、自律神経が影響を受けやすく、より冷えを感じる傾向にあるといえます。
また興味深いのは、脳にも男性ホルモンと女性ホルモンの分泌が関係しているということです。脳梁(のうりょう)という右脳と左脳を結ぶ神経は女性の方が大きく、ホルモンの刺激で変化するため、感覚や感情面においては女性の方が優位と考えられるそうです。
より女性が冷えに敏感で、男性が無自覚な傾向があることとも何らかの関係があるのかもしれません。

なんとなく寒い、それは立派な冷え性かも!?

ユニクロが全国の10代~60代の男女1236名に調査した結果、4人に1人が冷え性で、以前より増えていることを報告しています。
さらに男性で温め対策をしている方は少なく、冷えが薄毛の原因になることにも意識が低めだと思われます。まずはご自身の冷えを自覚することから始めましょう!

薄毛を防ぐためには、冷えを自覚する!

次の項目をチェックしてみて下さい。こういったことに心当たりがあれば冷えている可能性が大いにあります。

・集中力がなく、イライラしやすい
・頭が疲れる、仕事の能率が落ちた
・下痢や便秘をしやすい
・寝て起きても疲れを感じる
・肩こり、頭痛、腰痛、ひざ痛がある
・顔色が悪く目の下にクマ
・手のひらが白い、青い、赤い
・唇、舌、爪が白っぽい

冷えとは関係がなさそうでも、冷え性が原因で起こっていることが考えられます。1~3つ当てはまった方は、冷えていると思われ、4つ以上の方は立派な冷え症です。

冷えを改善して薄毛を防ぐ! 体を温めるコツ

対策として意識を変えていきたいのが、「適度な運動」「お湯に浸かる入浴法」「ストレス発散」「体を温める食事」などが挙げられます。
通勤時に歩く距離を増やし、デスクワークの方は、休憩時間にストレッチをするなどを実践して運動量を増やすことを心がけて下さい。
運動は、激しく動くよりも1日40分程度のウォーキングやヨガ、ストレッチで効果が期待できます。
体を動かせば血行が良くなり、筋肉量も増えるので代謝が上がり冷えが改善に向かっていきます。
入浴は、湯船にゆっくり浸かりましょう。適度な運動と湯船に浸かる入浴は、血行が良くなるだけでなく、ストレス解消にも効果的です。
食事では、冬野菜や玉ねぎやニンニク、ショウガなど血行を良くする食材を積極的に取り入れます。また温かい飲み物を飲むようにして、体の内側からも温める方法を習慣にしましょう。

 

 

手足の末端を温めるには?

先の調査で、男女ともに冷えを感じる場所について挙がったのが、「足先(73.5%)」と「手先(45.0%)」という結果でした。
手先や足先を温めるためには、お腹から下半身の温め強化が大切です。これからの季節は、衣服や温めグッズもプラスしてみて下さい。

 

足を温めるヒートテックウェア

冷えを感じやすい足先を温めるには、ヒートテックのレッグウェアがおすすめです。
温かいだけでなく、吸水性に優れたものや着心地やデザインも納得できるものがたくさんあります。
ぜひ男性用のインナー防寒着を活用して、体を温めるよう意識していきましょう。
洋服の下に1枚着れば、保温効果がアップしますので、吸湿性や動きやすさ、襟ぐり、布地の厚みや色などを吟味して購入してみて下さい。
また首も冷やさないように。通勤時はストールを巻き首の後ろを温めると頭皮まで血流が届きやすくなります。

 

腹巻

手足の末端冷え症や下痢をしやすい方には、お腹も温めることをおすすめします。おへそ下5㎝のところを温めると効率的に体を温めることができます。
昔からお腹を温める定番といえば、腹巻ですが、今は大人の男性用に黒やグレーなどのお色のものが販売されています。
裏起き毛で厚手なのにフィット感も抜群で、動いてもたつかずに着用できるタイプがおすすめです。

 

ひざ掛けブランケット

仕事中の下半身の冷えには、ブランケットがおすすめです。シックな色の無地を選べばオフィスで使っても悪目立ちはしないはずです。
膝にかける以外にも、羽織ったり腰に巻いたりして、自宅でテレビを観る時や、車の移動やアウトドアなど様々なシーンで活用できるブランケットは一つ用意しましょう。

 

湯たんぽ

男性には馴染みがないかもしれませんが、小さな湯たんぽは冷たい手を温めたり、布団の中に入れたりして便利にお使い頂けます。
お湯を注ぐタイプだけでなく、レンジで温めるものや、充電式のフットウォーマーなど種類も豊富です。自然な温かさは一度試したら手放せなくなるほど。
昔ながらの湯たんぽは、大容量サイズだと約8時間は温かさが持続するので、寝てから起きるまで温めてくれるでしょう。

 

まとめ

これから年末年始に向けて、寒さも一段と厳しくなっていきます。足が冷えて熟睡できない、朝起きてもなかなか布団を出られない、という方は一度“冷え性”を疑ってみて下さい。
今回は、冬に抜け毛が増える二大理由が、「頭皮の乾燥」と「頭皮の血行不良」ということから、近年増加している男性の冷えを解説してきました。
冷えによる薄毛は改善することが可能です。これまでの生活習慣を見直し、体を温めて抜け毛の進行を防いでいきましょう!

クリスマスや忘年会! 年末年始前にチェックしたい薄毛が進むNG行為

年末は仕事が忙しい上に、イベント続きで帰宅は連日深夜。睡眠不足や、飲みすぎ食べ過ぎで栄養バランスも崩れたりして、抜け毛や薄毛を悪化させる生活に陥りがちです。
またクリスマス会や忘年会、新年の帰省などで色々な人の視線にさらされることも多く、薄毛を気にされている方は、落ち着かないものですよね。
そこで、この時期にできるだけ抜け毛を進ませないよう、前もって避けるべきNG習慣を挙げていきます。事前の心構えを怠りなく、年末年始の頭髪を守っていきましょう。

 

 

12月に潜む、抜け毛や薄毛を悪化させる生活

寒くなり、冷えが起こりやすいのが冬。気温も湿度もぐっと下がって、血行不良が起きやすいだけでなく、頭皮は乾燥しやすくなります。
加えて暖房による蒸れもありますし、薄毛や抜け毛にとっては悪い要因が重なるのが冬です。とりわけ12月はクリスマス、忘年会とイベント行事が目白押し、年が明けるとすぐ新年会と、宴会続きの方も多いでしょう。
ここでまず気をつけて頂きたいのが、アルコール摂取と睡眠不足、偏った食事です。適量であれば問題ない飲酒も、大量に飲むと薄毛や抜け毛の原因になってきます。
早速、お酒の飲み過ぎや睡眠不足、偏った食事がどんな悪影響を及ぼすのか、見ていきましょう。

 

飲酒の弊害とは

糖分の過剰摂取と皮脂増加につながる

ご存じの通り、お酒には糖分が含まれています。糖分が大量に体内に取り入れられると、消費しきれないものは脂肪となり、皮脂の分泌量が増えます。
頭皮でも皮脂が出てベタベタ脂っぽく、汚れとともに毛穴に詰まります。
アルコールを大量に飲むことは、糖分をいつもより過剰に摂取していることになりますから、この状態が続くと、今度は頭皮で細菌が繁殖し、炎症を起こす脂漏性(しろうせい)脱毛になってしまう場合があります。

 

抜け毛薄毛の要因物質の増加を招く

アルコールを体内に取り入れると、まず肝臓で分解されて害のない酢酸に変わります。ただし、その際にアセトアルデヒドという毒性の物質を発生させ、これが脱毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)を生み出してしまうという、怖い側面があります。
宴会続きの12月には、大量に摂取したアルコールを分解して酢酸へ変える工程が追いつかず、ジヒドロテストステロンを増加させてしまう可能性が! 結果、薄毛が進む直接的な原因ともなりえます。

 

 

アミノ酸の大量消費

アルコールを肝臓で分解する際に作られた酢酸は、最終的には炭酸ガスと水になります。そこで必要となるのが、髪の材料になるアミノ酸や、システインやメチオニンといった成分です。
しかしお酒の飲みすぎは、それらの成分が分解エネルギーとして使われてしまうため、髪の毛に行く分が不足して、毛髪サイクルに影響をきたしてしまいます。

 

睡眠不足の弊害

育毛の成長ホルモンが分泌されない

髪の成長や、毛根細胞の新陳代謝と修復には、成長ホルモンが大きく関わっています。特にこの成分は特に深い眠りについた時に分泌されますから、睡眠不足ではこの成長ホルモンが十分に分泌されません。
発毛に必要なタンパク質の合成が上手く行われず、髪が育たなかったり、ダメージを受けた頭皮や細胞の修復ができなかったりして、抜け毛や薄毛を招くことになります。

 

偏った食生活の弊害

脂質が高い食べ物で皮脂が増える

仕事やプライベートでも外食する機会が急増して、ついつい、揚げ物など脂質の高い食べ物に偏りがちです。
脂質を摂りすぎは、皮脂線を発達させ皮脂分泌を促してしまう恐れがあります。
この皮脂が頭皮に留まると、毛根が弱り毛穴も塞いで、髪の成長に悪影響を及ぼしてきます。

 

ビタミン、亜鉛、鉄分が不足しがち

亜鉛や鉄分は、髪の毛の成長に必要不可欠な栄養素です。亜鉛は毛母細胞の分裂を促進し、鉄分は、毛母細胞へ栄養を届ける血液中ヘモグロビンを生成してくれます。
ビタミンAも新陳謝代謝を良くし、乾燥やフケ、かゆみを防ぐ働きを持ちます。
亜鉛と鉄分は納豆やイワシ、レバーに、ビタミンAは緑黄色野菜に含まれますが、宴会メニューや外食では不足しがちな栄養素といえます。

 

老化要因を招いてしまう

酸化と並んで、体の老化の原因として注目されているのがAGEです。
これは余分なタンパク質と糖が結びついた、「糖化」が進んで生成されるものです。
体の焦げとも呼ばれ、外見や内臓の老化や病気の要因ともなりえます。このAGEが毛根付近に蓄積することで、毛髪の成長にも影響を及ぼすというのです。

 

宴会シーズンを前に、薄毛NG行為をチェック!

薄毛やAGAを起こす要因は遺伝だけではなく、日々の食生活や生活習慣によって進み具合が左右されるものです。
とりわけ血行不良や乾燥が起こりやすい冬の時期は、何気なく食べている物や乱れた生活スタイルが、その環境と合わさることによって、知らず知らずのうちに薄毛が進行しているかもしれません。
では、どんな行為が薄毛や抜け毛にとってNGなのでしょうか。次のことに思い当たる方は今から、改めていきましょう。

 

朝遅く起き、朝食を抜く

ギリギリまで寝ていて、朝食抜きで家を出る、これはNGです。
朝、食べないと体温が上がりませんから、新陳代謝も落ちて血行が悪くなります。
寒さへの対応で、冬はエネルギーをより消費するので、冷えきって頭皮にも支障が出てしまいます。

 

 

ズボン1枚だけ

冬でもズボン1枚だけ、下半身の防寒対策をしない方もNGです。冷えは下から起こり溜まっていきます。
アンダータイツなどを着用し、通勤時は首や手首、足首を冷やさないようマフラー手袋、厚手の靴下で温めて下さい。

 

体を冷やす物を口にしている

ただでさえ体が冷えやすいこの時期に、ビール、ジュース、アイスなど体を冷やすものを欠かさない方も、薄毛や抜け毛を加速させかねないので、NGです。

 

「揚げる、焼く」の調理が多い

ステーキやとんかつ、焼魚、加工品などが多い方はNGです。
肉や魚などタンパク質が多めの食材を、焼いたり、揚げたりする高温調理が、糖化を進ませて、AGE物質を生みます。
これが毛根細胞に溜まると発毛や育毛を損なうといわれます。できるだけ「ゆでる、蒸す、生」で食べること。加工食品や菓子類も取りすぎないように意識しましょう。

 

晩酌は毎日欠かさない

アルコールの過剰摂取はNGです。睡眠への悪影響や、悪玉ホルモンを増やすにとどまらず、髪に必要な栄養素も失うことにつながります。
アルコールが分解される際に、髪の材料となる“アミノ酸”や頭髪環境を整える“ビタミン”を消費してしまうことは先に述べた通りです。

 

ラーメンが大好き

お昼はいつもラーメン、小腹空いたときにカップ麺という方もNGです。
塩分や刺激物、脂分もたっぷり含まれているので、血液がドロドロになって、抜け毛を促進させてしまうといわれています。週一回にするなど頻度を落としておきましょう。

 

シャワーの温度を高くして使う

冬はついシャワーの温度を高くしがちですが、これも頭皮の乾燥を招き、赤みやかゆみ、炎症につながるのでNGです。
乾燥が皮脂を増やし、頭を掻いたり、むけた角質が毛穴に詰まったりして毛髪の成長を妨げます。37、38度の温度に設定するようにしてみて下さい。

 

湯船に浸からない

毎日の入浴がシャワーだけでは体の芯までは温まりません。これでは緊張も取れず、血行も良くなりませんから、お湯に浸からないのはNGです。
42度以下の温度のお湯に、ゆったり浸かって下さい。

 

寝る直前のスマホ、テレビ

ベッドに入ってもスマホを見る、夜中にコーヒーを飲むのもNGです。
交感神経が優位になり熟睡できにくく、成長ホルモンも分泌されずに悪影響を及ぼします。
眠る30分前にはスマホやテレビを切って、コーヒーの代わりにハーブィ―にした方が、質の良い睡眠に導かれます。4時間以下の睡眠時間しか取れていない方も要注意。

 

まとめ

クリスマスや忘年会、年末年始などイベントが続くこの時期。過度な飲酒や深夜帰宅などで、薄毛を加速させる危険があることをお分かりいただけたと思います。
普段、意識していない習慣や食生活にも、実は頭皮に悪影響を及ぼすことがたくさんあります。
だからこそ、ご紹介したチェック事項をご自分の状況と照らし合わせて、今から改善して薄毛予防を実践したいものですね。