HARG療法(ハーグ) > 今月の旬なニュース一覧 > 白髪になりやすい人はハゲにくいってホントなの?
「白髪になり易い人はハゲにくい」とよく噂されます。この噂は事実なのでしょうか。
ここでは白髪とハゲの関連性を交えながら、この噂の真相について解説していきます。
人の髪の毛というのは元々は白色であり、体内で作られるメラニン色素によって黒色に染められ黒髪になっていきます。このため白髪の原因はメラニン色素の不足です。一方でハゲ(AGA)は、ホルモンバランスの乱れにより体内で作られる5αリダクターゼ酵素が、DHT(ジヒドロテストロン)に変換される現象です。このため、白髪とハゲの発生メカニズムは異なります。
しかし、白髪においてもハゲにおいても根本的な原因は似ています。どちらにおいても、元を辿れば遺伝・加齢・生活習慣の乱れ・ストレスなどに起因していることが多いのです。
このため、むしろ“白髪になり易い人はハゲにもなり易い”と言えます。
では、なぜ「白髪になり易い人はハゲにくい」という噂が飛び交っているのでしょうか。これについては次の2つが考えられます。
・老けてみえることによる暗示
白髪になると実際の年齢より老けて見えやすくなります。例えば60代で髪の毛が白髪だらけである場合、それだけで70代、80代に見えてしまうことも。このため70代、80代でも髪の毛が残っている=歳をとっても白髪の人はハゲていないという暗示が掛けられていることが噂の要因の一つとなっていると推測されます。
・白髪によりハゲが目立たない
白髪は地肌に近い色となるため、たとえハゲでいる人であっても白髪によって視覚的にハゲのほうが目立ちにくくなり、ハゲていない印象を与えることができます。これも噂の要因の一つとなっていると推測されます。
白髪は目立ちますので、発見するとすぐに抜いてしまう方も多いかと思います。しかし白髪を抜くと毛根が白くなり、結果的に白髪をより頑固なものとしてしまう危険性があるのです。また、白髪を抜くと毛根自体も傷つくため、ハゲの原因になってしまうこともあります。
このため白髪は抜くのではなく、染めて隠すか、“カット”する対策が最善と言えるでしょう。
また、白髪対策としてもう一つ、食生活を改善し体内から白髪を黒髪に変える方法です。次のような食品を摂取することで白髪予防に繋げられます。
【白髪に効く食品】
・海藻類(ワカメ・ひじき・コンブなど)
・黒ごま・ココア・チーズ・納豆・豆腐など
これらの食品は白髪だけでなくハゲ予防にもなりますので、白髪やハゲにお悩みの方は積極的に摂取することをおすすめします。
このように、白髪になり易い人は実際のところハゲにもなり易いと言え、噂は間違っていることがわかりました。
どちらも原因は似ていますので、白髪とハゲの両方を防ぐためにもここで紹介したことを参考にして、積極的に対策していきましょう。