HARG+療法(ハーグ) > 今月の旬なニュース一覧 > 亜鉛が不足すると薄毛になるって本当? 亜鉛の働きとは
抜け毛や薄毛には「亜鉛」が効果的だという話はご存知でしょうか?
実は亜鉛は髪を生成するメカニズムに深く関わっているのです。
しかし、亜鉛の重要性に気付かず、亜鉛を不足させてしまい抜け毛を促進させてしまっている方もいます。
今回は薄毛と亜鉛の関係や役割をお伝えし、おすすめの摂取量についてご紹介します。
髪を作っているタンパク質は「ケラチン」と呼ばれるものですが、これを作るためには亜鉛が必要になります。
言い換えると亜鉛がなければこのケラチンというものを生み出すことができないため、髪の毛を作ることができなくなってしまいます。
また亜鉛には、抜け毛の原因となる「5αリアクターぜ酵素」の働きを抑える役割も備えています。
つまり、亜鉛を適切に摂取することによって「発毛促進」と「脱毛抑止」の2つの役割を担うことができるのです。
亜鉛が最も入っている食物は「牡蠣」です。
下記のような貝類には亜鉛が多く含まれており、その次にレバー・鶏もも肉などの「肉類」、チーズなどの「乳製品」と納豆のような「豆類」に含まれています。
注意が必要なのは亜鉛は「吸収率が悪い」という短所を持っているということ。栄養分を摂取するためには、亜鉛の吸収率を高める心がけも必要になるのです。
・適切な摂取量
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年)」によると、亜鉛の1日の適切な摂取量は、成人男子で12mg、成人女子は9mgという発表がありました。
亜鉛を摂取する際は、この分量を毎日摂取することが適切と言えます。
・摂取する際の注意点
「髪が生える栄養分だからたくさん摂取しなくちゃ」と思う方もいるかもしれませんが、摂取し過ぎには注意しましょう。
亜鉛は過剰摂取してしまうと、嘔吐や吐き気、脱水症状などの副作用が発生する可能性があります。
適切な分量を正しく摂取していくことが大切です。
また前述の通り、亜鉛は「吸収率が低い栄養」の1つなので、亜鉛の吸収率を高める心がけも併せて必要になります。
亜鉛はビタミンB群とビタミンCと相性が良く、亜鉛の働きを助けてくれる効果があるため、なるべくこういった成分と一緒に摂るようにしましょう。
逆にカルシウムや食物繊維、そしてカフェインなどの成分は、亜鉛を体外に排出させやすい成分です。
亜鉛を効果的に取り入れたい場合は、併せて摂取する食べ物や成分に注意しましょう。
また亜鉛は、ストレスを感じると大量に消費されてしまう成分なので、ストレスを感じないような生活環境を心がけていくことも大切です。
今回ご紹介したように、亜鉛は髪の毛を作るためには欠かせない成分の1つです。
抜け毛などに悩まされているかたは、日々の食生活を見直して、亜鉛を取り入れるようにしてみましょう。
食べ物だけで亜鉛を摂取するのが難しい方は、サプリメントなどを利用してみるのもおすすめです。