HARG+療法(ハーグ) > 今月の旬なニュース一覧 > 放っておくと大変!「毛嚢炎(もうのうえん)」とは?
毛嚢炎(もうのうえん)という症状をご存知でしょうか?
ニキビに似たブツブツができてしまい、そこにかゆみを感じたら、それは毛嚢炎かもしれません。
特に毛嚢炎が陰部できてしまった場合、放っておいたら大変なことになります。
今回はこの毛嚢炎が発生する原因と予防方法をご紹介します。
毛嚢炎は毛包という毛穴の中の部分に傷がついてしまい、その部分に菌が入り込んでしまうことで発生する炎症のことを言います。
症状が軽いものならば特にかゆみや痛みを感じることはありませんが、悪化すると熱を持ったり痛みを感じるようになります。
さらに状態が悪くなると化膿することもあり、手術が必要になるケースもあります。
・ステロイド剤の使用
ステロイド剤を使っていることで、毛嚢炎を発生させてしまうことがあります。
ステロイド剤の薬品は効果がある薬も多いですが、毛嚢炎を発生させるリスクもあることを覚えておきましょう。
「副腎皮質ステロイド薬」を使っている方は注意が必要です。
・ストレス
ストレスによる免疫低下が皮膚を働きを弱らせてしまうことがあります。
肌の働きを保つためにも、ストレスを溜めない生活スタイルを作るように心がけていきましょう。
・ムダ毛処理、脱毛
カミソリや毛抜きなどでムダ毛処理をした際、深剃りや逆剃りをしてしまうことで毛穴の内側が傷ついてしまい、そこから菌が侵入してしまう場合があります。
また、レーザー脱毛などの刺激の強い脱毛方法を行った場合も、毛嚢炎を発生させてしまう危険性があります。
・寝具を清潔な状態にする
寝具が不潔な状態が続くと、毛嚢炎を発生させる危険性が高まります。
可能な限り天日干しした布団の利用を心がけましょう。
また、シーツや布団カバーもこまめに洗濯をするようにしましょう。寝具を清潔に保つことで、毛嚢炎発症のリスクを回避することができます。
・バランスの良い食生活を心がける
栄養分をしっかりと取り入れていくことも、毛嚢炎対策になります。
高脂肪の食事は皮脂を大量に分泌させてしまい、肌荒れを起こしやすくなるため注意が必要です。
毛嚢炎対策のためにも野菜を取り入れた食生活を意識していきましょう。
特にビタミンCの入った食事は非常に効果的です。もちろんそれだけを食べても毛嚢炎対策にはつながりません。
しかし、ビタミンCには解毒作用があって菌を繁殖を抑える効果があると言われています。身体によい成分を組み合わせるように意識しましょう。
・ストレスを溜めないような生活を送る
十分な睡眠時間や休息時間の確保を意識し、ストレスによる免疫力低下を防ぐことで毛嚢炎対策になります。
運動や入浴なども取り入れ、ご自身の中のストレスを解消させていきましょう。
ニキビができると、そのまま放っておいたりニキビを潰そうとする方もいますが、毛嚢炎でも同じようなことをしてしまうと症状は更に悪化する一方です。
「毛嚢炎かな?」と思ったら皮膚科を受診するようにしましょう。
また、皮膚に刺激を与えたりストレスを抱えやすい方は、ここでご紹介したような対応策を取っていくことで、毛嚢炎を防いでいきましょう。