HARG療法(ハーグ) > 今月の旬なニュース一覧 > 皮脂は汗と出る! 頭皮スプレーから体質改善まで夏の頭の汗を抑える方法
梅雨が明ければ夏がやってきます。ジリジリ照りつける日差し、暑さと湿気で頭の汗の量がいつもより多くなりがち。体はそれほどでもないのに、頭だけダラダラ汗が吹き出して、タオルが手放せないなんてことありませんか。
頭から流れる汗は、見た目の問題ばかりではありません。
汗と一緒に皮脂も分泌されるため、薄毛を招く原因にもつながり、体臭もキツくなりますので、なんとか抑えたいものですね。
頭の汗をすぐに抑えたい! そんな方に頭皮を冷やしてくれるスプレーや、頭の汗を抑える方法を紹介します。
頭には相当な量の髪の毛が、密集して生えています。ということは、その数だけ毛穴もあるということで、頭はもともと汗が出やすい場所といえます。
かいた汗がサラサラの水のようだと、そんなに問題はありません。でも皮脂や老廃物を含んだベタベタの汗をかくと、蒸発しにくく、頭皮の体温を下げることができずに汗をかき続けることに。
頭皮は常に濡れて雑菌が繁殖しやすく、ひいては炎症や臭い、抜け毛などを引き起こす原因になってしまうのです。
このような頭の過剰な汗は、疲れやストレス、睡眠不足で自立神経が乱れ、皮脂分泌が増えることでも起こりやすい症状なんです。
頭皮のベタつきや臭いは、皮脂の過剰な分泌によるものです。そしてその皮脂を餌に繁殖する雑菌が原因です。
汗と一緒に出る皮脂は、時間を経過して酸化し、さらにベタつきと臭いを強くします。
それを軽減するためには、皮脂の分泌量を抑えることと、皮脂が酸化するのを抑えることですが、そもそも皮脂は汗と一緒に分泌されるもの。
つまり、ベタつきを緩和するためには、頭皮の汗を抑える必要があります。
夏に頭皮の汗が多くなるのは、気温が高いためです。温度の上昇で体温が上がると、身体は上がりすぎないよう調整が働き、汗を出し、それが蒸発する際に熱を奪っていくことで体温を下げようとします。
ですから頭皮の汗を抑えたい時には、頭や身体に熱をこもらせないよう、頭皮用冷感スプレーなどで頭の熱を取るのは、とてもいい方法なんです。
熱のこもった頭にシュッとひとふき、瞬間的に冷やしてくれるスプレーは、揮発性の高い液化ガスやエタノールが充填されていて、スプレーすると即、気化することで頭皮の熱を奪い冷気を感じさせます。
またメントールなど体感温度を下げる働きのある成分が配合されおり、スーッと爽快感を与える効果があります。
仕事中や人と会う前に、スプレーで頭皮をクールダウンできれば、こもった熱が下がって汗と皮脂が出続けるのを減らせます。
またリンパ節のある首の後ろにスプレーするのも効果的です。頭皮と合わせて首の後ろも少量、噴射するといいですよ。
それではここから頭皮を冷却して発汗を抑えてくれる、おすすめ頭皮スプレーをご紹介します。
■白元アース「頭を冷やすスプレー」
-30度のジェットガスが頭皮に噴射、一気に気化して頭の熱をクールダウン。速乾タイプなので、仕事中や商談の前などにも安心して使えます。
メントールほか、緑茶エキスや海藻エキスなどの保湿成分配合で、ひんやり感が持続して乾燥も防ぎできます。
■GATSBY 「 ヘッドフリーザー シトラスブリザード」
ほてった頭を瞬間でクールダウンしたいときにおすすめです。水を含まないゼロウォーター処方なのでヘアスタイルを崩しにくく、爽やかなシトラスの香りも気分をすっきりと。スプレーした後は爽快な冷感作用が長く続きます。
■ハレマオ「シャーベットリフレッシャー」
冷感とともに、臭いケアもしたい方におすすめです。ハーブやフルーツ、カキタンニンなどの男性特有のニオイ対策になるオーガニックエキス配合で、頭皮臭を解消します。
ライム&ミントの香りでリフレッシュ、お風呂上りや暑くて寝苦しい夜にもぜひ。
■MARO ドライシャンプー「瞬間爽快」
頭皮をクールダウンすることはもちろん、微粒子のパウダーが汗と皮脂を吸着してくれます。
火照った頭を冷やし、ベタつきもなくして頭皮はサラサラに。
日中の汗とべたつきのほかスポーツの後にも、シーンを選ばず使うことができるドライシャンプーです。
■花王リーゼ「ヘアリフレッシャー シャンプーの香り」
レディース向けですが、男性にもおすすめです。スプレーすると泡が気持ちよく頭皮でパチパチ弾けるのが特徴。
エタノールとメントールでのクールダウンに加えて、泡のマッサージ感が心地よいです。若干水分が多めなため、スタイルを固めている場合には使いにくいかもしれません。
不潔な印象を与えるし、細菌が増えて薄毛の原因を作ってしまうことになるので、とにかく頭の汗を抑えたい、という方は多いと思います。
次に紹介する方法でも、汗を減らすことはできますので、夏の頭皮の汗対策として覚えておくと良いですよ。
頭の汗を抑えたい時には、頭を冷やすより首の後ろを冷やす方が汗を抑える効果が高くなります。
発汗作用は身体の体温調節機能が関わっていて、体の熱を察知すると冷やそうという働きかけが生じて汗をかくのです。
その体温調節機能が集中する首の後ろを冷やせば、体温が下がり汗を抑えることにつながります。
また首の後ろや左鎖骨下、ワキ、太もも付け根、ひざ裏の5つは、リンパ節のある場所。ここを冷やせば、体内を巡るリンパ液や血液が冷やされて体温上昇が抑えられます。
保冷剤や冷えたペットボトル、濡らしたタオルを当てると、こもった熱がすーっと抜けていきますよ。
すぐ汗を抑えられるというわけではありませんが、普段の生活習慣を変えて汗をかきにくい体質へと徐々に改善していくことはできます。
夏の入浴を半身浴にして、ゆっくりお湯に浸かる、歩く、ストレッチする、軽めの筋トレなどの運動も生活に取り入れるようにしましょう。また冷房の温度は下げすぎないように。多汗症の可能性がある人も、自律神経を整える運動や十分な睡眠など生活習慣の改善で、大量に汗をかく症状を抑えていくことができます。
緊張したり、不安を感じたりすることも汗をかく原因になっています。
そこでおすすめしたいのが、腹式呼吸。腹式呼吸には、自律神経を整え緊張や不安を軽減して、汗を抑えることも期待できるのです。
鼻からゆっくり4秒で息を吸い、8秒でゆっくり吐きましょう。いつでもどこでもできるので、プレゼンや商談で緊張したときにもおすすめです。
辛い物には発汗作用がありますが、味覚性発汗といって、辛い食材の匂いを嗅いでも汗をかく場合があります。
これは、香辛料などで味覚が刺激されて起こりますので、汗を出したくない時は辛いものを控えるようにしましょう。
夏の頭の汗の原因や、その対策としての頭皮用冷却スプレーを紹介してきました。使う時の注意として頭部へのスプレーは、必ず頭皮用のものを使うこと。噴射する時には1ヶ所に続けて1秒以上することのないよう気を付けてください。
頭からの大量の汗に悩まされている方は、とにかくすぐに、汗を止めたい!と思われがちです。しかし、ただ止められればいいというのでなく、ご自身の発汗の原因を見つけて、体質改善や生活習慣からもしっかりと対策して、最適な頭皮環境を整えていきましょう。