HARG療法(ハーグ) > 今月の旬なニュース一覧 > “冷え性”の男性は薄毛になりやすい! 予防のための冷え対策
女性だけでなく、男性でも冷え性が増えているといわれます。もし日常的に、肩こりや腰痛、頭痛、下痢などに悩まされているという方は要注意。すでに”冷え性”になっているかもしれません。
冷え性は、手足が冷たく感じるにとどまらず、抜け毛や薄毛にも悪影響を及ぼし、うつ病やガンにもなりやすい。といった報告さえあるのです。
男性に大勢いるといわれる、冷え性予備軍。しかも慢性的に身体を温められない、といった深刻な冷えは、頭皮にも多大なダメージを与えます。
そこで、冷えが薄毛にとって何が悪いのかを探りながら、薄毛予防のための冷え性対策を取っていきましょう!
そもそも血行が滞って、体が冷えを感じるというのが冷え症ですが、手足で感じる場合は、すでに内臓や体全体が冷えているという状態なのです。
冷えて血流が悪くなると、頭皮にアミノ酸やビタミン、ミネラルなどといった栄養が十分運ばれなくなります。よって毛根にある毛包が成長できずに抜け毛の原因になります。
また慢性的に体を温められないと、体の免疫力も低下しがち。体温が1度下がっただけで、免疫力は30%も低下してしまうといわれています。
免疫力が落ちると頭皮にとって良くない細菌などが繁殖しやすく、さらに毛髪環境が悪くなるのです。
男だから冷え症は関係ないと思い込まず、これからの春夏シーズンも冷えない体づくりをして、抜け毛を減らしていきましょう。
自分を冷え性とは思っていない、自覚症状がない“隠れ冷え性”は特に注意です。
汗かきで手足の冷えを感じなくても、体の中が冷えているという方や、ビール好きな方やアルコールを多く摂取して、お腹まわりが出てきたなという男性に見られます。
または、男性の場合は仕事のストレスが高い方も多いとされます。
冷え対策をせずに育毛剤などだけで薄毛ケアしていても、効果的とはいえないでしょう。
体の中が冷えて、血流が悪化することで、抜け毛や肩こり、腰痛、頭痛、不眠、うつなどの症状が現れることもありますし、代謝が落ちるため太りやすくもなります。
冷えとは直接関係ないように見えても、内臓を冷やして血流を悪くしている可能性があります。もし下記の中でいくつか当てはまるという方は、抜け毛や薄毛のリスクが高まっているといえますよ。
◆疲れやすく、風邪をひきやすい
◆肩こり・腰痛・イライラや不眠がある
◆胃腸が弱く、よく下痢をする
◆のぼせやすい
◆お風呂上りも体が冷える
◆生野菜や果物をたくさん取る
◆コーヒー、ビールが好きだ
◆手足がむくみ、お腹に水分がたまっている
◆トイレに行く回数が少ない
◆貧血ぎみで低血圧
◆体温が36度以下
◆足の裏・手のひらが湿っぽい
頭皮の血行不良は、冷えからくる首や肩のコリからも起こることに意識を向けてみましょう。首コリや肩コリを解消すると、頭皮の血流をアップして薄毛防止になります。
座りっぱなしでいると、首や肩が重く感じる、硬い、痛い、まわすとグキッと音がした、といったことありますよね。
こんなときは、緊張した時間が続いて血流が悪くなり、腰から肩が冷えて筋肉が固まっているサインです。
重い頭を、支えているのは、肩と首だけ。ここの血行が滞っていると代謝が落ち、疲労物質が留まって肩コリが起こります。
ひどくなると頭皮や脳への血流までもが悪くなり、頭痛や吐き気、めまい、耳鳴りといったことも引き起こることもあります。
デスクでもできる! 簡単肩こりストレッチ
ゴリゴリと痛いくらいのマッサージは筋肉に緊張を与えたり傷つけたりすることがあるので逆効果。凝りをほぐせる軽いストレッチを行いましょう。
左右の首筋に指をあてて、ゆっくり円を描きながら肩まで下ろしてきます。凝っているところがあれば軽くマッサージします。
息を吸いながら、両肩を耳の位置まで上げて3秒そのまま止めます。その後、息を吐きながら肩を降ろします。この動きを3回繰り返します。
椅子に座った状態で、左手を太ももの下に入れます。右手を左側の頭部に置いてから、ゆっくり右に曲げていき、気持ちいいと感じるところまで曲げて3秒キープ。左右1回ずつ。
毛髪は、成長期、退行期、休止期のサイクルを経て、2年から6年ぐらいで、新しい髪に生え変わります。
ところが「成長期」に十分に毛包が成長しないと、早くに「退行期」や「休止期」に移って、毛は細く短くなり、すぐ抜けていってしまいます。
つまり冷え体質を改善し、血流が良くなれば、栄養が毛包に届いて、時間をかけてたっぷり成長させられるので、抜けるまでのサイクルも長くなるというわけです。
では、薄毛の元凶ともいえる血液循環の悪化は、どのようなことが原因なのか。多くの場合、それは生活習慣の乱れによる冷え体質から、引き起こされています。
次の章では、朝から寝るまでの生活習慣から、冷え対策法を紹介していきましょう。
実践していけば、巡り巡って薄毛や抜け毛を防ぐための有効な方法となります。
朝は時間に余裕を持って起きます。天気が良い日は、太陽の陽を浴びて深呼吸し、伸びをしたり軽くストレッチしたりして、体に血液を流れさせます。
朝食は抜かずに、消化が良く体が温まるものを摂りましょう。パンやごはんに加え、たっぷりの野菜や卵を入れた温スープで、ビタミンやタンパク質を取るようにすると理想的です。
食べ物が内臓で消化し、燃焼して体温が上がれば、血液循環が良くなります。ギリギリまで寝ていて、朝食を抜くのはNG。午前8時から9時の時点で体温が36度を下回っていると、新陳代謝が落ちて血行が悪くなり、仕事などの活力にも支障が出てきます。
低体温の原因は筋肉量の低下も考えられます。できれば、ひと駅歩いて電車に乗るなど、通勤時にも歩くことを心がけましょう。
背筋をしゃきっと伸ばし、いつもより大股で歩けばさらに代謝アップに役立ちます。
また体を冷やさないために、ズボンの下にインナーを着用すると血行が良くなり効果があります。
屋外やオフィスで温度差がある場合には、脱ぎ着できるようなベストや薄物のセーターで調整する工夫もするようにしたいですね。
デスクワークなど同じ姿勢で長時間パソコンを使う方は、肩がコチコチに凝っているのをそのままにしないようにしましょう。
1時間に一度は、肩をまわす、オフィス内を歩くなど、体を動かすように。肩をすくめて落とす、背中で両手を組んで引っ張るだけでも血行がスムーズになります。
同じ姿勢のままでいると血液の循環が悪くなり、体が冷えて筋肉がこわばり、頭皮が凝るので抜け毛薄毛の原因になります。
昼食はボリュームがあっても、夕食は軽めにするのが血行のために良いと言われます。
食材は、体を温め血行を良くする根菜類やネギ、しょうがなどを取り入れましょう。
冷たいビールの飲みすぎは避けたいところですが、野菜がたっぷり取れる鍋や温かい調理メニューと一緒に飲むなど、お腹が冷えすぎないよう工夫してください。
揚げ物や、焼き肉など脂ものはNG。脂は血管に脂肪分を溜めて血管が細くしますし、外食が多い方も塩分過多になり、血液がドロドロになりやすいので、ほどほどに。
お風呂はシャワーだけで済まさず、お湯に浸かりましょう。40度ぐらいのぬるめのお湯で10分つかると血管が広がってきます。これにより血流が増し頭皮までスムーズに行き渡ります。
体の疲れが取れて、副交感神経が優位になり、リラックス効果も。その後の睡眠にも良い影響があります。
特に体は芯まで温まらないとないと、冷えは解消できません。熱い湯に短時間は避けて、浴室を温めて、ぬるめのお湯にゆっくりが鉄則です。
また、頭皮の汗腺からは汗のほか汚れもたくさん出ます。頭皮にある皮脂や汗、ホコリなどは洗髪して清潔にしましょう。1日放置しても毛髪環境を悪くすることになります。
お風呂上りは体が温まり緊張がほぐれています。このタイミングでシャンプーした頭皮のマッサージをしましょう。
頭皮がうっ血していると、細胞の生まれ変わりが遅くなって薄毛になりやすくなります。髪に栄養を与えるためにも、土台となる頭皮をマッサージして血流環境を整えることが効果的です。
毛根にある細胞を元気にするためには、頭皮に指で軽くタッチするようにしてみましょう。
髪の毛の成長を促すためには、成長ホルモンの分泌で細胞を活発にすることが必要です。人間の体は寝ている間に細胞が新しく作られますが、髪の毛も同じ。
深い眠りに入ると成長ホルモンの分泌が増え、毛根にある「毛母細胞」分裂を盛んにします。これが抜け毛や薄毛を防ぐことにつながるというわけです。
そのためには短くても質の良い、熟睡ができているかどうかが大切。
よい眠りに入るために、お風呂はゆるめのお湯にじっくり浸かり、副交感神経を優位なるよう、寝る1時間半前にはお風呂から上がるようにしてください。
冷えていたり、緊張したりしていると熟睡できないので、手足や首、肩などを軽くストレッチし血流を促して、緊張をほぐしましょう。
眠る直前のパソコンやテレビ、たばこ、カフェインの摂取などは交感神経が優位になってしまい血管も縮むので避けましょう
最近は“冷え男子”なる言葉も良く聞かれ、男性の冷え性が話題になるようになりました。
さらに冷えが抜け毛や薄毛の原因になりやすい、という指摘もあることから、薄毛対策のための冷え性対策をご紹介してきました。
今まで冷え性対策したことなかった方は、少し面倒に感じるかもしれませんが、体の中から温めて、血行を良くするような習慣は、免疫力アップにもつながります。
できることから一つ一つ継続することで、頭皮環境が整えられ、健やかな発毛を作る土台がしっかりしてくるはずですよ。